「いのちの授業」鈴木中人 いのちをバトンタッチする会

30万人以上が感動し、道徳の教科書・医療講座・企業研修になった「いのちの 授業・鈴木中…

「いのちの授業」鈴木中人 いのちをバトンタッチする会

30万人以上が感動し、道徳の教科書・医療講座・企業研修になった「いのちの 授業・鈴木中人」の公式アカウントです。「いのちの授業」の出会いや思いを通じて、いのち・生きる・家族・働く・良き医療をみつめます。

最近の記事

お化粧直し

「表紙カバーの絵、綺麗になりましたのでお届けします」と、出版社の社長さんからメールをいただきました。  この絵は、景子が病院のベッドで描いたものです。看護師さんの結婚式から戻り、「私も早く、お嫁さんになりたい」と。「いのちの授業」の新刊本の表紙に使うに当たり、少し色あせたものをデジタル調整。そのデータを贈ってくれたのです。  お化粧直しの気分です。思い出のものは色あせていきます。でも、人の優しさは、あの日も、今日もありがたいものです。「良かったね、景子ちゃん」、ありがとう

    • いのちびとメルマガ(102号)

      『親の気持ち』 (いのちびと2020.7号より)  Tさんからのメッセージです。 ・・・・・・・  僕は元気な産声をあげて生まれた。しかし、二歳のときに身体に障がいがあると宣告され車椅子で生活している。両親は、一度はその現実に絶望しながらも、今日まで立派に育ててくれた。  二十九年の月日が経ち、僕はパパになった。「オギャー!オギャー!」、元気な産声が聞こえたとき、僕は妻の横で号泣していた。妻が陣痛に耐えて命がけで出産しているときほど辛いものはなかった。大切な人が苦しんでい

      • 小さな「いのちの一冊」に

         ある方よりお便りを拝受。心にホロリ…。 「病気であることを告げられました。心落ち込む中で、私の師が、鈴木さんの本を貸してくれました。泣きました…。景子ちゃんは、あんなに頑張ったのに自分は…。親より早く死んではいけない。その言葉を心に刻みました。  先日、景子ちゃんの接待所にも伺いました。景子ちゃんが大好きだったコアラのマーチを持って。抗がん剤で食べらない時にでも、コアラのマーチを口に含んでいたことも教えてもらいました。生命をもらいました。ありがとうございます」  その

        • トホホも、生きているからこそ

           生きているけで、ありがたい。しみじみのトホホでした。  朝一番、この1ヵ月の進行リストを作成。新刊本出版、献本プロジェクト、いのちの大会、いのちびと、講演…。すっかり、夜なべモードに…。  まずは、電話を何本。次に、いろいろなイベントの申込フォームをgoogleで作成。私のスマホへの転送機能も追加完了! と思いきや、なぜかGmail全体が送受信不能に。セキュリティーをいじった影響??? 30分、大パニック~。もはや自力不能、googleの無料電話サポートにアクセスできる

          講師サギ?

           ある講演依頼が届きました。事前収録して、オンラインで有料配信するものです。著作権の扱いがド~ンと明記。私「???」  その収録内容、使用したデータ・映像・資料は類似二次使用も含めて主催者が有する(=譲渡する?)。私の活動も影響を受けるの? 以前も同様なことが…。「いのちの授業」の教材映像を制作し、その著作権・二次利用は全て主催者にでした。講師の条件明示を受けて、対価を得てしまうと、どうなるの? 巧妙? ビジネス?  私は、フリーにご使用くださいが基本スタンスです。それは

          知行合一

           木南一志さん講述録「論語と掃除」が届きました。読みやすく、出会いも気づきもいっぱい。ある言葉を思い出しました。 「知行合一」。知識と行為は一体である。本当の知は実践を伴わなければならない。行わないのは、知らないのも同じだ。何事でもすべて知行合一でなければいけない。 「実践なき理論は、空想。理論なき実践は、暴走」。学びもする、実践もする。  人生読本=冊子です。子育て、スピーチネタにも! 中学生から読めますよ。350円、売上は全て能登半島地震支援に寄付されます。ぜひご一

          いのちびとメルマガ(101号)

          『心の授業、心の先生とは』 (いのちびと2020.7号より) ・・・・・・・・・・・  ある中学校で、いのちの授業をしました。数日後、子どもの感想文と一緒に、先生のお手紙が届きました。 「実は、私は教諭として『いのち』というテーマを恥ずかしいですが、ずっと向き合うことのできなかった人間です。なぜなら、自分がいのちをつなぐことができなかったからです。八年間という不妊治療を終え、今は、その後発症した病気と上手につきあっています。  私たちは、『夢は願えばかなうもの』『がんば

          情に報いること

           約200枚の作品データから、5つを選び、優先順位をつける。約10時間、パソコンとただ向き合う作業です。意識はもうろう、首も回らず、もう限界…。  そうだ! AIアシスタントで!! キーワード3つで選ぶと瞬時にUP、理由もクリアー!!! この10時間はムダ? 創作作業? ただ、「この大変さの実感」=「情」がなければ、人にお願いする、人にしてもらうときの思い、気持ちの差となるようにも思います。  情報とは、「情」に「報」いるとのこと。AI 時代にこそ、情を大切にですね。作業

          出会いを通して 自分に出会う

          「いのちの授業とは?」「どうしてお遍路を始めたのですか」「接待所でお遍路さんに会えますか」「若い人に伝えたいことは」…と、リクルート姿&ちょっと緊張の「記者さん?」です。  関東在住の現役大学生、故郷・香川を映像制作とテーマする中で、「景子ちゃんの接待所」を知り、Zoomインタビューとなった次第です。「暑いから、上着は脱いでいいですよ」(私)、「はい、ありがとうございます」(学生さん)からスタート。  真摯に「いのち」に向き合う姿がジワ~。次は、香川の接待所に訪問してくれ

          今の時代にこそ

           夏の合同学習会(8/3)のご案内です。主催者の北村遥明さんは、現職の高校教師。虹天塾近江世話人として、毎月・勉強会を主催&会報を発行。年1回・夏の合同学習会も開催です。  名称は「合同学習会」、手作りいっぱいのチラシ。真剣に、楽しく、ワイワイとリアル会場&オンラインで。今の時代にこそ、超いいね!です。  講師は、中井俊已氏さん(作家・教育評論家)、鈴木中人です。では彦根でお会いできますように! ひこにゃんも待ってますよ!! 〇虹天塾近江 夏の合同学習会 ・日時:令和6

          ポンコツこそ、最高の誉め言葉

           いのちびと人間塾12期、ゲストは佐々木美和さん。チャイルド・ライフ・スペシャリストとして、名古屋大学病院小児病棟で、1000人を超える病気の子どもたちと向き合っています。 「佐々木さんは、ポンコツだけど、心の痛みを和らげてくれる」。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」での、ある子どもの言葉です。「ポンコツこそ、最高のほめ言葉です」と佐々木さん。  心が癒されて心に沁みる、本当に「ステキなメッセージ」です! 今、私の一番推し「いのちびと」です。そのメッセージは、NHK

          いのちの打ち合わせ

           ある講演会の事前打合せ。教育現場の生の声を、主催者の方から教えてもらいました。学校や親の今昔とこれからをしみじみです。  時代は変われども、「いのちが全ての原点」は変わりません。いのちの打ち合わせ=それぞれの現実と願いを胸に刻んでうかがいます。「いのちの授業」の輪が広がりますように。

          お嫁入?

           今、「いのちの授業」新刊本の編集を進めています。その表紙カバーとして、お嫁さんの絵を挿入予定です。  看護師さんの結婚式から帰って来て、病院のベッドで描いたものです。「お父さん、私と結婚する人はどこにいるんだろうね」「早く会いたいね」「ちょっと照れるね」と言いながら。その言葉に、涙が潤んだことを覚えています。二か月後、天国へ。  他の写真とともに出版社へ郵送。ちょっと、お嫁入?気分です。景子ちゃん、がんばれ!。

          いのちびとメルマガ(100号)

          娘への思いを胸に、教え歩む (いのちびと2020.7号より) ・・・・・・・・・・・・  その日、中学校教諭のIさんに人生のまさかが襲った。  娘のYさんが、全身発作を起こし意識を失ったのだ。心臓の難病で、手術しなければ生存率は数%。手術は最低でも四回、長期入院も必要、手術による死亡もあると医師に告げられた。  大阪の国立病院に検査のために、一か月入院した。 「家族の付き添いは許されず。帰る時、子どもはベッドの手すりを掴んで『ギャー』と泣き続ける。涙が止まりませんでし

          一歩一歩

           いのちをバトンタッチする会、決算&理事会資料を大橋事務局長さんと作成です。  2005年から、もう20年。小さな活動を続けさせていただいています。20周年の今年は、その感謝を込めて、記念プロジェクトにも取組みます。一歩一歩、続ける意味をかみしめて、ですね。  ありがとうございます!!!

          赤はな先生の思い

           あの、副島賢和さんをインタビュー。その歩みと思いが、ドスン&ジ~ンと心の底にしみました!  小学校教諭を25年、その後、昭和大学病院内さいかち学級を担任。ドラマ「赤鼻のセンセイ」のモチーフ、NHK「プロフェショナル仕事の流儀」出演、昭和大学准教授。病気の子どもたちと向き合う「いのちのメッセージ」を発信!!  どんな子ども? なぜ教師を目指したの? 「自分はなんて不幸なんだ」の思いは? なぜ院内学級の教師を目指したの? 教えられた覚悟とは? いのちの約束とは? 旅立つ子ど