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引用の効用

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普段の生活の中から気になったことを、手持ちの本からを引用しながら思考していきます
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記事一覧

二度と彼のような犠牲者を出さないために~映画『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』…

1972年11月8日。早稲田大学2年生の川口大三郎君が友人と談笑しながら大学構内を歩いていたとこ…

アンマchan
7日前
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2024年5月1日~5月5日 酒。読書。観劇。それだけ。GW後半戦

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
3週間前
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渡辺芳子著『夢さがし アルフィー・高見沢俊彦物語』&『THE ALFEE SUMMER EVENTS 198…

40年以上も前の出来事だ。 2024年現在、多くの人にとってアルフィー(現・THE ALFEE)は、物心つ…

アンマchan
1か月前
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鎮魂の物語~舞台『最高の家出』を観て思った取り留めのないこと…(感想に非ず)

舞台『最高の家出』(三浦直之作・演出。以下、本作)を観た。 53歳の私は主演の高城れにが所属…

アンマchan
3か月前
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何かを見れば(聞けば)何かを思い出す~映画『すべての夜を思いだす』を観て思った取り…

数年前まで、多摩センターにある会社に勤めていた。 サンリオピューロランドもある多摩センタ…

アンマchan
3か月前
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サンタクロースはいるのです。ルドルフの赤い鼻を追いかけよう。(2023年版)

サンタはいるの?もちろん! サンタはいる。ちゃんと新聞にそう書いてある。 ニューヨークのサ…

アンマchan
5か月前
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2023年11月23日~11月25日 酒。読書。観劇。それだけ~広島・今治・横浜~

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやりな一文だが、それで充分説明に足りている。 たとえば、2023年11月23日から25日にかけて…… 2023年11月23日朝6時33分発ののぞみ号に乗って、東京から広島に向かう。 こんな早朝なのに、自由席には多くの乗客が。 早起きしたのと早朝ビールで眠気が襲う。気がつくと、自由席の通路は立っている乗客で溢れている! 新幹線で岡山まではよく行くが、それより西はほとんど未知の世界。

舞台『アカシアの雨が降る時』(2023年再演版)を観て思った取り留めのないこと…(感想…

2021年に初演された舞台『アカシアの雨が降る時』(鴻上尚史作・演出)が、2023年に再演された(…

アンマchan
7か月前
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映画『アンダーカレント』を観て思った取り留めもないこと…(感想に非ず)

映画『アンダーカレント』(豊田徹也原作、今泉力哉監督、2023年。以下、本作)は感想が書きづら…

アンマchan
7か月前
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現代版・民話の伝承~映画『緑のざわめき』~

映画『緑のざわめき』(夏都愛未監督、2023年。以下、本作)を観ながら、現代を舞台にした地方共…

アンマchan
8か月前
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映画『天国か、ここ?』

『天国か、ここ?』(いまおかしんじ監督、2023年。以下、本作)はとても不思議な映画で、どう説…

アンマchan
9か月前
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2023年8月14日~20日 酒。読書。観劇。それだけ(夏休み後半)

私の「note」のプロフィールは、『酒。読書。観劇。それだけ』とそっけない、というか投げやり…

アンマchan
9か月前
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NODA・MAP 舞台『兎、波を走る』(ネタバレ?)(第31回読売演劇大賞 優秀作品賞受賞作…

ドボルザークの「家路(遠き山に日は落ちて)」が流れる中、目の前の舞台で行われている「事実」…

アンマchan
11か月前
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「コト」までもが雑貨になる~三品輝起著『すべての雑貨』~

「雑貨」とは何か? 「デジタル大辞泉」には、『日常生活に必要なこまごました品物』とある。 「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」はもっと細かく定義している。 いずれにせよ「雑貨」は『日常生活』と共にあることだけは確かなようだが、それは本当か? 街中の「雑貨屋」と呼ばれるお店に並べられている品物は、本当に、日常生活と共にあるのか? 東京・西荻窪で雑貨店を営む三品輝起氏が著した『すべての雑貨』(ちくま文庫、2023年)の帯には、そう書かれている。 その上で店主(著者)は