もっと人気が出てほしかったアニメ6選!
人気があったようでなかったり、話題にあんまりあがらなく続編が作られなったりしたアニメを紹介します。個人的には全て好きな作品で今後に期待したい作品でもあります!
灰と幻想のグリムガル/A-1 Pictures
『十文字青』氏(じゅうもんじあお)のライトノベルが原作。
オーバーラップ文庫により2013年から刊行。
既刊21巻(本編19巻+短編集2巻)(2023年7月現在)
イラストは『白井鋭利』氏(しらいえいり)が担当。
『奥橋睦』氏(おくはしむつみ)による漫画版が『月刊ガンガンJOKER』で連載、全3巻(原作2巻までを漫画化)
2016年1月より3月までテレビアニメが放送された。
【あらすじ】
目が覚めると、周りには自分と同じ境遇らしき数名の男女。
彼らとともに記憶も、お金も、特別な力も何もない状態でファンタジー世界へ。
主人公『ハルヒロ(cv.細谷佳正)』たちは残された余り者同士で
パーティを組むことになってしまった。
【アニメーション】
アニメーション制作は”A-1 Pictures”
安定した作画はもちろん背景やアイキャッチ(CMとの間の部分)
大事なシーンなどに綺麗な水彩画のような絵を使っている。
オープニング、エンディングは
1枚絵で作られているが手抜き感が感じられないクオリティで
過去に、ここまでシンプルなオープニング、エンディングで見入ってしまった作品はなかった。
【スタッフ】
アニメーションの美術・背景会社『アトリエブーカ』代表『金子英俊』氏、
美術監督でもあった『金子英俊』氏は2019年12月25日に他界
『アトリエブーカ』は2017年2月末日で会社を解散とのこと。
あの美しい背景が次回作で見れないのは悲しい。
ご冥福をお祈りいたします。
【感想】
心情描写が非常に丁寧で作画も美しく、アニメーション、水彩画のような作画だけでも見る価値があるのではないか。
4話のあるキャラが涙するシーンが印象に残る。感動を忘れて目が止まってしまうほどだった。
水彩画のような美術背景は中世ヨーロッパの街並みのようで美しい。
異世界モノ定番の俺TUEEEはまったくなく、普通の一般人が
ゆっくり強くなっていく。
メンバーの宿泊費や食費、下着の替えに関することなんかもリアルに描いていてリアルにこだわった作品といえる。
爽快感は無く見ててハラハラ、ゴブリンさえも苦戦するバトルが面白いか?って思うかもしれませんが、異世界系に飽き飽きしてる方でも楽しめる作品だと思います。
原作は続いているので次回作にも期待したい。
間が空きすぎてしまったのでアニメ化は難しいか…。
テガミバチ/Studioぴえろ
ジャンプスクエア(旧月刊少年ジャンプ)で連載していた、『浅田弘幸』氏による漫画が原作。全20巻
2009年10月から2010年3月まで第1期が放送。
アニメオリジナルストーリーを挟みつつ、原作5巻までの内容がアニメ化
2010年10月から2011年3月まで第2期が放送。
原作10巻までの内容をアニメ化
第13話から原作と異なるストーリーが展開され、第16話以降はほぼ完全なアニメオリジナルストーリーとなっている。
【あらすじ】
当時7歳の主人公、ラグ=シーイング(cv.沢城みゆき)が郵便物として、とある場所に送られる。
その世界の郵便屋さんは『テガミバチ』と呼ばれる。
ラグを目的地まで送り届けたテガミバチ、『ゴーシュ=スエード』に憧れて、5年後ラグも『テガミバチ』を目指す。
【アニメーション】
『スタジオぴえろ』が制作。
原作の画力が高すぎて、とてもアニメで表現しきれないと思ったが、バトルシーンなど、キャラクターの動きがスピード感あってよかった。(漫画の方は動きのあるシーンが少し苦手なように見えます)
【スタッフ】
キャラクターデザインを担当していた『芝 美奈子』さんは2021年に他界しており、次回作では別の方になってしまうか。
テレビアニメ『どろろ』2020年。でテガミバチの原作者である『浅田弘幸』さんはキャラクターデザインをしていました。
作者自らがテガミバチのキャラクターデザインとか実現したら夢がありますね。
【感想】
とにかく主人公『ラグ=シーイング』の『沢城みゆき』さんの演技が素晴らしかった。鼻水ダラダラしながら泣いているシーン、ついついもらい泣きしてしまうほど。
声優さんの演技は全員バッチリ!
最後まで綺麗に終わらせられなかったので、
是非『ダイの大冒険』の再アニメ化のように完全体に近い形で、最後まで作ってほしい作品です。
ラストシーンを描かないと、この作品は終われません。
さよなら私のクラマー/ライデンフィルム
月刊少年マガジンにて連載終了。全14巻
テレビアニメは2021年4月4日から。全13話
2021年6月11日、映画化もされた。主人公恩田 希の中学時代を描く。
映画『さよなら私のクラマー ファーストタッチ』ライデンフィルム
クラマーとはドイツのサッカーリーグ、ドルトムントというチーム出身の選手であり指導者、デットマール・クラマーのこと。
1960年に来日、日本サッカー界初の外国人コーチ『日本サッカーの父』と称される。
作者は『新川直司』氏、前作『四月は君を嘘』は大ヒットしている。
前々作である『さよならフットボール』では今作と同じく男子の中でサッカーをしている女子中学生の作品を連載していた。
【あらすじ】
中学まで男子と一緒にサッカーをしてきた主人公恩田 希(おんだ のぞみ)(Cv.島袋美由利)は男子のサッカーでプロになる事を夢見ていたが、中三で限界を感じ、監督の勧めもあって高校から女子サッカーの道でプロを目指す。
女子サッカー界では無名だった少女が男子サッカーで鍛え上げたテクニックやフィジカルで活躍していく。
【アニメーション】
アニメーション制作はライデンフィルム。
女子サッカーながらも激しいシーンや、鮮やかに決めるキャラクターたちのテクニックをうまく表現で来ていて、ここぞというシーンでキターーー!といわんばかりの演出に目を奪われる。
日常パートのコメディっぽい雰囲気も楽しく本編とのバランスがいい。
【スタッフ】
たくさんの女性声優が出演していて、経験の浅い声優やベテランがバランスよく起用されているように感じた。
出演者の多いアニメあるあるだが、しっかりと養成所を出た声優さんを起用してほしい。
黒沢ともよさんや若山詩音さんは今となっては人気声優となった。
【感想】
映画化までしてるのに、話題にも上がらず人気もないように感じる。
『四月は君の嘘』はピアノ×バイオリン、ストーリーにも涙するほどだった。
それに比べるとジャンル、ストーリー、共にパンチが弱かったのかもしれない…。
女子サッカーはアニオタには刺さらなかったようだ。
それでもキャラクターの個性やワクワクさせられる試合中のシーンは見事なので、是非続編の為に人気が出てほしい。
フルーツバスケット/トムス・エンタテインメント
1998年『花とゆめ』で連載していた『高屋 奈月』氏による全23巻の漫画が原作(愛蔵版は全12巻)
2001年に大地丙太郎監督によりスタジオディーンからテレビアニメ化するが、まだ原作が完結していなかったため後半ちょっと違っている。
その後、2019年トムス・エンタテインメントから新たにアニメ化
1st seasonが2019年4月6日~9月21日
2nd seasonが2020年4月7日~9月22日
The Final 2021年4月6日~6月29日
2022年には劇場版『フルーツバスケットーpreludeー』が公開、舞台『フルーツバスケット』も始まった。
【あらすじ】
両親を亡くした主人公本田 透は父方の祖父の元で面倒を見てもらうことになる。少しの間、友達の家に泊まると言って一人、テント暮らしをしていると、そこは草摩家という大きな敷地の中で、草摩家の人々と出会う。
そこで草摩家の呪いについての秘密を知ってしまい一緒に生活することになる。
十二支のお話をテーマとした感動ストーリー。
【アニメーション】
前作のアニメはスタジオディーンで、原作に近い作画でのアニメ化だった。
今回のリメイクでは原作に忠実にストーリーは進むが作画は、完全に別作品のように美化されて描かれている。
違和感が凄かったが、新たにフルーツバスケットを知っていく人には入りやすくなったのではないだろうか。
【スタッフ】
当然、声優も一新しており初期の声優陣が豪華すぎて残念に感じた人多かったはず。本作品の大ファンで声優好きとしては、不安で不安で…。
それでも今回の声優陣も違和感なくしっかりとした演技ができていた。
演技、アニメーション共に見始めるといつの間に馴染んでホッとした。
【感想】
原作当時からの大ファンだった作品で、当時はこの作品が好きだという人も多く、盛り上がりを感じたが、今作のリメイク版は最後までキッチリと最終回を迎え、映画化、舞台化までしていたのに10代、20代のアニメファンには刺さらなかったのか、話題に上がらなかった。
当時のファンに向けての作品のようになってしまったのか、若い世代にも是非見ていただきたい作品です。
大雪海のカイナ/ポリゴン・ピクチュアズ
大雪海のカイナ(おおゆきうみのかいな)は2023年1月にフジテレビ「+Ultra」枠にてアニメ化。
2023年10月映画『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』が公開。
2022年4月より月刊少年シリウスにて漫画連載。
【あらすじ】
雲の上まで伸びる大きな木の上で、天膜(てんまく)と呼ばれる場所で生活をしている主人公カイナは地上に降りたことがなく、地上の様子を知らない。そこで地上からリリハという娘が自国の水不足を賢者様が解決してくれると信じ、天膜(てんまく)に現れる。
【アニメーション】
アニメーション制作は『ポリゴン・ピクチュアズ』
ジブリ作品のようにファンタジー感のある世界観に目を奪われる。
地上に真っ白な雪の海が広がっていて、その上に落ちたり、乗り物に乗って泳いだり、デカイ木を上を歩いたりとファンタジー世界を旅している感が出ている。
【スタッフ】
ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品、設立30周年記念作品『シドニアの騎士』の原作者弐瓶勉が本作の原作者である。
アクションシーンもあり、CGの動きに自然さを出していくのは、もう少し先になるだろうか。まだ違和感がある。
オープニングテーマはヨルシカ『テレパス』
エンディングテーマはGReeeeN『ジュブナイル』でどっちもかなり楽曲に力が入っている
【感想】
ジブリ作品のような美しい世界観、ジブリとは違い声優陣もプロが起用されているので安心して見られる。
映画化もアニメと同時に決まっていたようで、人気が出たからという理由ではなさそう。
序盤は綺麗だなぁってぐらいで見ていたが、後半ストーリーに引き込まれていたった、映画化まで決まっていても話題になることが少なく、見に行く人がいるのだろうかというレベル、今後の展開に期待。
WHITE ALBUM2/サテライト
他社のシナリオライター『丸戸史明』のよる持ち込み企画が原作で、Leafから公式に続編として発売された18禁PCゲーム(2010年)
2012年12月にはPS3に移植され全年齢版が発売。
前作『WHITE ALBUM』は1998年に18禁PCゲームとしてLeafから発売され2009年1月にセブン・アークスからテレビアニメ化、2010年6月PS3にてリメイク版『WHITE ALBUM -綴られる冬の思い出-』が発売。
『WHITE ALBUM2』は約10年後の世界が舞台となる。
【あらすじ】
高校三年の最後の文化祭でバンドを組みたい主人公は、学校のアイドル的存在小木曽 雪菜(Cv.米澤 円)を誘う。
クラスの問題児冬馬かずさがピアノを弾けることを知り3人組でバンドを組む。
文化祭ライブに向けて練習していくうちに3人の関係性が変わりつつ、時が過ぎていく。
前作の『WHITE ALBUM』は高校の同級生同士で付き合っている二人が大学生とアイドルという立ち位置でのすれ違いや、アイドルと付き合うことの難しさに悩む恋愛ストーリー。
ヒロインの森川由綺(Cv.平野綾)、由綺の先輩でライバル的存在の緒方理奈(Cv.水樹奈々)の二人の関係も面白く楽曲も素晴らしい。
二人が歌う楽曲をWHITE ALBUM2では小木曽雪菜が歌う。
【アニメーション】
アニメーション制作は『サテライト』、マクロスF、マクロスΔ、戦姫絶唱シンフォギアシリーズを制作している会社。
アニメ7話が文化祭のライブパート、前作のファンにはたまらないであろう楽曲を歌うシーン。歌は最高だったが、アニメーションはあまり動かず残念。
【スタッフ】
原作は『丸戸 史明(まるとふみあき)』氏による持ち込み企画。
丸戸史明は恋愛シミュレーションゲームのシナリオライターとして有名で最近ではアニメの脚本、シリーズ構成もやっている。
アニメでは『冴えない彼女の育てかた』が代表作になる。
小木曽雪菜が歌う楽曲は声優の米澤 円さん本人が歌っている、前作の平野 綾さん、水樹奈々さんに比べてしまうと、あと少しといった感じだが綺麗な歌声をしている。
【感想】
丸戸史明氏は各キャラクターの感情の表現がうまく、それぞれに感情移入してしまため、三角関係のようなドロドロした作品が生きてくる。
『冴えない彼女の育てかた』のように各ヒロインが魅力的で、みんなと幸せになってほしいと思ってしまう気持ちに、この作品もさせられる。
原作であるゲームの方では、高校卒業後のストーリーまで描いているので、アニメでも最後まで作ってほしいので今回の記事でアピールした。
あとは楽曲の思い出補正が凄いですw
ちょっと間が空きすぎてしまっているので続編は難しいのだろうと思います。
最後に
今回紹介した作品は、映画化されていたり、2期までやっていたりと、すでに人気あるじゃないかと思われるかもしれませんが、話題にならずに一部のファンの人しか見ていないのはもったいない、幅広い層に見みてもらいたい作品を紹介しました。
とりあえずパっと思い浮かんだ作品を紹介しましたが、まだまだあるので記事にしてみたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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