24年ぶりに『無限のリヴァイアス』を視聴した感想。
無限のリヴァイアス（全26話）
アニメーション制作：サンライズ
1999年10月6日から2000年3月29日
2017年10月27日
Blu-ray Box特装限定版
（ドラマCD3枚や特典多数）
【あらすじ】
2225年、地球の衛星軌道にある『航宙士養成所リーベ・デルタ』という宇宙での仕事を勉強するための学校が舞台。
主人公、相葉昴治（Cv.白鳥哲）たちは、何者かの襲撃を受け、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「リヴァイアス」で脱出する。
教官たちは生徒たちを助けるため殉職、リヴァイアスに避難できたのは487人の子供たちだけだった。
いつ来るかわからない救助を待ちつつ、正体不明の敵からの襲撃も受け、不安になりながらも、限られた水や食料で子供たちなりに統率を取りながら生きていく。
【スタッフ】
監督は『谷口悟朗』さん、『コードギアス反逆のルルーシュ』シリーズを担当し、最近ではONE PIECEの劇場版15作目『ONE PIECE FILM RED』の監督もしている。
キャラクターデザインは『平井久司』さんで、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズや『蒼穹のファフナー』シリーズも担当していて「あぁ、あの絵か」となる人も多いだろう。
声優陣が豪華で蓬仙あおい（ほうせん あおい）役の桑島法子さんの幼馴染ヒロインボイスや、和泉こずえ（いずみ こずえ）役の丹下桜さんのぶりっ子ボイスも今となっては貴重だ。
ポケモンの鳴き声声優とも呼ばれた、愛河里花子さんのヒロインボイスも珍しい。ファイナ・S・篠崎役。
各キャラクターの感情的になる演技が多く、実力が試される作品となったが主人公の声優さんが棒読み過ぎて、そこだけがとても気になる…。今では映画監督として活躍されているようです。
登場人物が多く、声優さんが二役以上をこなしている。
なぜか声を変えることなく演じているのが目立ち、気になることが多かった。
もっと演じ分けができる上手な人たちのはずなのになぁ、と。
オープニング、エンディングテーマを担当しているのが『有坂美香』さん。
とくにオープニングテーマの『dis-』は飛ばせないオープニングとして毎回楽しみだった。たくさんのアレンジバージョンが発売され最終回ではEnglishバージョンも流れた。
Englishバージョンでは日本語の歌詞と正反対の内容になっているとの噂。
確認はしていませんｗ
【感想】
当時この作品をリアルタイムで見ていました。アニオタになったぐらいの作品だったかなと思います。（中学生か高校生ぐらいだったか）
『機動戦艦ナデシコ』をきっかけに桑島法子さんのファンになっての流れがあり、好きな声優さんもたくさん出演していたので楽しみに見ていた印象がありました。
が、ストーリーが進むにつれ自分勝手なキャラクターの行動にイライラすることが増えて、最終的には好きな作品ではなかった。という記憶です。
大人になった今だからこそわかる、子供ならではのわがままや、怒りを言葉で表現しきれなくて手が出てしまうシーンは、若さだな。と、今なら感じれる。
『閉鎖空間での精神的不安』、『正体不明の敵』、『水や食事の制限』、『行き場のない怒り』、『ルールを作っても取れない統率』、『辛いときにすがりたくなる宗教』、こんな中でも『異性への興味、関心、妬み、嫉妬』。
様々な感情の中で子供たちの精神は壊れてしまうのではないか。
親目線のようなもので、ハラハラしながらも見ることができました。
キャッチコピーが『俺達には救いなんかいらない』らしく、驚きのキャッチコピーでしたｗ
最終話まで視聴しても回収できてない尾瀬イクミ（おぜ イクミ）（Cv.関智一）の過去。この話については『無限のリヴァイアス ライト』というショートストーリーで少し描かれている。
ドラマCDは3枚出ていて、かなりおふざけが過ぎる作品になっているのでファンの人は納得できたのだろうか…各キャラクターが別人のようでした…。
ファイナ・S・篠崎（Cv.愛河里花子）はラストシーンでは登場せず、主人公が伝えたいことがあると言って続編を期待させるが、さすがに続編は無理そうですね。
大きな困難を乗り越えた彼らは、精神的に成長し、続編にしてもいい展開は期待できないかもしれない。
鬱アニメとも呼ばれる作品ではありましたが、そこまでではないように思えました。
平日の18時らへんにやってたアニメですしねｗ
最後に
2023年夏アニメは視聴本数が少なく、今回のように全26話ぐらいなら、さらっと見ることができました。
一度見た作品も、大人になってから見ると違った楽しみがあるということに気付けたことが嬉しかった。
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