韓国 5泊6日
アニョハセヨ!ふとこのアプリの存在を思い出したので韓国のホテルから1年ぶりくらいのnoteを書いています🤣コミュ障陰キャの自己満ですが良かったら見てってください!
・旅の目的
1年前くらいのノートに書いてありましたが、私睡眠障害があり1日24時間で生活できないので、学業やバイトで普通の人に生活スタイルを合わせようとすると30時間以上以上起き続けざるを得ない状況もざらに出てくるのです。
そんな生活を永遠と続けているうちに、3年後期(今)の中頃に精神科で中度抑うつの診断をくらい、とりあえず大学は休学し2年半続けてきたバイトも辞めることになりました。
無理な生活サイクルを断ち、ニートとなった私はこう思いました。
暇だ…
大学に通いながらバイトも週4で入っていたので、学生としてはそこそこの生活がいきなり虚無になり、その空白が逆に私の不安を駆り立てました。
ある日、唐突にマンガでも読もうと思いました。片道3kmの場所に古本屋があったので『涼宮ハルヒの憂鬱』1~14巻を購入しに徒歩で行きました。15~20巻は売ってませんでした。
14巻まで読んで以外と面白かったので、15巻以降を買いに12km先のでかいbookoffにも徒歩で行きました。
往復で6時間くらいかかったので翌日は筋肉痛不可避でしたが、「たくさん歩いた!」という達成感が私の虚構を満たしてくれました。(ちなみに目的のブツは17巻までしか売っておらず、後日Amazonで格安の1~20巻セットを買い直すことになります🥺)
しかしそれがきっかけで私はよく歩くようになりました。意味もなく中央区まで歩いたり、奈良県境を渡ったりとにかく歩き回りました。
ある日の深夜2時、日本のスラム街として悪名高い西成あいりん地区に足を伸ばしました。そして他の地域では決して見られない思想強めの独特な雰囲気に固唾を飲み、「特定の地域でしか味わえない独創性」に興味を惹かれることになりました。あいりん地区も日本ですから、国を胯げばもっと濃ゆい刺激が待っているのではないかと思い今回韓国を訪問しました!
1日目 尖ったものを探す旅
Air Soulという航空会社の便に乗って関西国際空港から仁川国際空港に向かいます。一応英語や日本語のアナウンスもありましたが、韓国の航空会社なので添乗員さん含め周りはほぼ韓国の方でした。
2時間ほどのフライトで韓国に到着して、真っ先にしようと思ったことはSIMカードの入れ替えです。日本で使っているSIMでデータローミングをすると多額のお金がかかってしまうので、あらかじめAmazonで8日間有効で20GB使い放題の韓国SIMを購入しました。ポケットwifiも借りることができるようですが、5泊6日だったのでこちらの方が断然お得でした!そして気づきました
あれ?SIMポケット開かなくね?
iphone勢の方なら分かると思いますが、iphoneのSIMポケットは針などの細いもの差し込むと飛び出る仕組みになっています。しかしそんなもの持っていなかったので、私の韓国旅行は細い何かを探すことから始まりました。
仁川国際空港に3件コンビニがあったので全て回ってみましたが、針は国外に持ち込むことができない故かいずれのコンビニでも確認出来ませんでした。
仁川国際空港は都市全体が流通の終着点となっており、それ以外のものは何も無い場所なので空港、駅、バス停、あとは見渡す限り高速道路、みたいな街並みで無論ショッピングモールなんて大層なものはありませんでした。
こんな所でまごまごしてても仕方がないので、とりあえず駅のフリーwifiを使ってホテルに向かいます。そして道中…
尖ったもの発見!
仁川国際空港の地下鉄ホームにて安全ピンを発見!ちなみにまだ空港から離れていないにもかかわらず4時間を消費しています(めっちゃまごまごしてた))初日は1時間の睡眠で家を出てきたのでホテルに着いてすぐ寝ました。
2日目 南大門市場を散策
私が宿泊している仁川の郊外飲食店以外ガチで何も無いところなので、とりあえず観光できそうな場所をググりました。『ソウルまで直通、1時間で着きます』との事だったので、ソウルに向かいました!
とは言ってもそもそもソウルって何ができるの?って感じだったので更にググると、『徒歩圏内に南大門市場があります』との事だったので、特に買うものもありませんでしたが南大門市場に向かいました。
市場に着いて適当に服を物色していると、店員らしきおっちゃんに"Where are you from?"と聞かれたので、"Japan"と答えると「アッタカイ、アルヨ」とカタコトの日本語で服を見せてくれました。
胸ポケットが付いている服にスマホを入れて動画撮影できたら便利だなと思ったので、折角だから1着買おうと思いポケット付きの服を持ってきてもらいました。
"How much?"と尋ねるとおっちゃんはタグを確認し"45000₩(≒4500円)"とバリバリぼった値段を提示してきたので、値段交渉をし最終的に3000円で購入しました。調べても出てこないブランドで生地もペラッペラなので多分1000円くらいまで普通に値切れた服ですねこれは🤣
韓国治安は悪くなさそうな感じだったので裏道も散策しました。ソウルはかなり山がちになっているので、大通りから少し外れて細い道に入ろうとすると年寄りには絶対登れないようなとんでもなく急な坂が立ちはだかります。
3日目 Nソウルタワーに登る
行き当たりばったりツアーで特にすることがなかったので今日もとりあえず南大門市場に向かいました。韓国出発の前日に父親が美味しいもの食ってこいと1万円渡してくれたのを思い出し、ハングル文字柄の趣味の悪いネクタイを土産に買いました。
結構歩いて疲れたので、昨日と同じ内容だけどとりあえず帰るか…と思い南大門市場から抜けたところ、山の上の高いタワーを発見しました。
ググッてみるとどうやらNソウルタワーというそこそこ有名な観光地らしく、とりあえず長い階段を上ってタワーを目指してみます。
所々に案内板らしきものが立っているのですが、読めないのでとりあえず観光客達が向かう方向へついて行きます。最初は順調に上っていたはずなのですが、途中からあることに気が付きます。
途中からずっと下ってんな…
上り坂に所々下りが混ざっている可能性もないことはないと思いますが、それにしても下り長すぎん?と思い、路肩によってグーグル先生に聞いてみました。
「Nソウルタワーへはバス、又はゴンドラのみで行くことが可能です。」
おい!!
ということで、私が歩いていたこの道は桜咲くただの散歩ロードだったようで、いくら歩いてもNソウルタワーへ到着することはできないそうです。
体力もかなり限界だったのですが、折角ここまで来たのでゴンドラに乗ってNソウルタワーへ向かうことにしました。
ゴンドラのチケット売り場に着くと長蛇の列が…結局チケット売り場に並んでからゴンドラに乗るまで2時間並ぶ羽目になりました😂おのれはディズニーか!
Nソウルタワーも16500₩(≒1650円)で上れるとの事で、せっかくなので上ってみます。
霧がかかっていて遠くは良く見えませんが、まあ自然は綺麗な感じですね。ただNソウルタワー根元でも十分高度はあるので、自然を見るだけならわざわざ上まで上らなくてもよかった感はあります😂
拠点のUnseoからSeoulまで1時間、ゴンドラに乗るまで2時間並びタワーに上る時に1時間並んだので、計4時間の待ち時間でシャドバは遂にグラマスになります
余談ですが、シャドバは問題なくログインできるのにプリコネは同じwifiやモバイルデータを使ってもログインできないんですよね…プリコネはちょっとエッッッな要素があるので規制されてる説はあります。
帰りは6200円のクソ高いカンジャンケジャン食べて帰ってきました。美味かった…ですが、私の6時間分の給料がたった1食で消えたと考えると悲しくなってきました。
4日目 チャイナタウンを散策する
2日目、3日目とソウルを観光していたので、少し趣向を変えて別の地域に足を伸ばしてみました。電車を2度乗り換えして着いた先は仁川市の中心地に位置する中華街です!
中華街と言えば横浜にもありますが、仁川の中華街はY字になっていて少しでも外れると普通の住宅街に入るので規模はかなり小さいです。
また、中華街の岐路にカラフルなキャラクター達がデザインされた通りがあります。
これは童話村というらしく、童話村のメイン通りから覗く細い裏道もご覧の通りカラフルに塗装されていて中々見どころのある場所でした。
途中中華街から抜けて裏道に入ってしまったところ、道に迷い空いてる店があったのでとりあえず入りました。お店のおじいちゃんは英語が分からなかったのでジェスチャーで食べたいものを伝えたら、おじいちゃんもハンドジェスチャーで「運んでくから上で待ってて」的なことを言ってくれました多分)
アメリカサラダを食べ終えてよく分からん道を更によく分からん方向に進んでいくと、男性が車の傍で傘を開き、後方座席から黒服の美人の姐さんが出てくるシーンとちょうどすれ違いました。
只者では無いオーラを感じたのですれ違いざまに振り向くと、周りの韓国人達も彼女を見てざわつき始めました。え、誰なんすか彼女?結局分かりませんでした。
帰りにいちごとマスカットがだんごになった飴を食しました。所詮はインスタ映えの為だけのジャンクフードだと思いながら食べましたが、これ、ガチ美味いです。
いちごもマスカットも冷えていて、果物の水分が飴の中に凝縮されていて、なんというか…とにかくガチうまいです。これ日本で売ってたら毎日食べます。
5日目 バスが来ねぇ!!
最終日は韓国に来たらどうしても行ってみたい場所があったので、ずっと日和って観光地みたいなところばかり巡ってましたが折角韓国に来たのでこの日行ってくることに決めました!
韓国のバスは電車と同じICカードで乗ることができます。地元の爺さん婆さんしか乗らない田舎のバスなので車内放送は韓国語のみですが、幸い韓国語の読み方は分かるので目的地で降車することができました。所持金が300円しかなかったので乗り換え口で換金所があるか聞きましたが、ないとの事。そして着いた場所がこちら…
辺り一面枯れた田畑が広がり、人も車もほとんど通りません。しかし見えるでしょうか?海岸に沿って立ち並ぶ鉄条網の向こうに浮かぶ島が…あれが
北朝鮮…!
世界一謎多き国、北朝鮮です!
江華島は北朝鮮と2キロ弱しか離れていないらしく、今のように鉄条網が貼られていなかった時代はよく工作員が来たそうです。検問所をくぐった数キロ先に展望台があるそうなので行ってみます。小さくて分かりにくいですが、下写真の奥に検問所があり、武装した兵士に恐る恐る「通っていいですか…」と尋ねると"Go!"と快く許可してくれました。
展望台2階から見た景色です。北朝鮮では森林伐採が進んでいるらしく、山はかなり禿げています。ここの地下1階と4階は軍人用の施設になっているらしく、民間人は入ることができません。
レプリカではありません。リアルです。これが南北冷戦の最前線という訳ですね…南北の平和を願うメッセージを残すコーナーで家内安全をお祈りしてるおもろい姐さんがいたので私のメモも隣に引っ提げときました。
江華平和展望台のすぐ下の建物で北朝鮮料理を堪能できるということで食べてみました。調味料は左がからし、右がお酢でした。麺は今まで見たことないくらいの細麺でしたが非常にコシがありました。これはリピートしたい美味しさです。
緊急事態発生
13:00に北朝鮮の麺を食べ終え、こんな感じで北朝鮮を一望できるバス停でバスを待ちます。田舎なのでバスは1時間半に1本しか来ません。バス到着時刻13:30、しかしバスは来ません。そして迎えた次発のバス到着時刻15:00…
こねぇww
バスは来ません。翌日4月4日は帰国日なのでこの辺りで1泊という訳にもいかず、というかそもそもこんなド田舎に泊まれるところなんてないんですけどね😇
ここで私は決断を迫られることになりました。バスを待つか、それとも…
歩こう!!
私は江華島の最北端から、バスのルートに沿って乗り換え口まで歩いて南下することに決めました。タクシー、バス、電車全ての乗り物で使える韓国版SUICAみたいなのがあるのですが、残高が1500円ほどしかなかく、所持金300円は展望台の入場料250円と北朝鮮を眺めるための望遠鏡50円で奇跡的にピッタリ持ってかれたのでタクシーは呼べませんでした🤣
さて、歩きましょうか…
先の見えない道をひたすら歩きました。言葉の通じない異国の地、誰もいない田舎道、途中軍用者がバンバン走る車道外側線のないカーブがあってバカ怖かったです…これ人通ってよかったんかな🤣
ただ乗り換え口はバスの終点だったので、そこまで辿りつけば何かしらバスがあるだろうという確信だけが心の支えでした。そして遂に到着!
記録、2時間29分!韓国でGoogleマップを使っても距離が出てこないのですが、時間的に恐らく10kmちょっとくらいだと思います。乗り換え口では通常通りバスが運行しており、万事休すと言った感じでした。ちなみに私が田舎道から乗り換え口まで向かうまでの間、結局バスは通りませんでした😨あのまま待っていたらどうなっていただろうと思うと身の毛がよだちます。
しかし、良い意味でも悪い意味でも韓国旅行で最も記憶に残る日になったことは間違いありませので、今日ここを選んだことは正しかったと思います。(みんなはこういう時に備えて十分なお金持ってこうな))
6日目 ありがとう韓国…
飛行機が10時発なので5時に起きて6日間お世話になったホテルを出ました。食べ物にも当たらなかったし軽犯罪もなかったし、バスが来ないこと以外本当にいい国でした韓国。コロナ関連の渡航制限も各国で緩和されつつあるので、よかったら皆様も海外旅行行ってみてください🛩
ここまで見てくれてありがとうございました!
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