見出し画像

こんな風に河津桜を見るといいよ。


ステップ1:
桜の影の反対側から桜に近づきます。


ステップ2:
腰をかがめて枝の下に入ります。


ステップ3:
空を見上げます。


以上。

<解説>
 写真好きのための桜を美しく撮る方法ではなく、桜を美しく見る方法なら誰にでも開かれていると思って、こんな note を書きました。
 令和3年2月初旬。近所の河津桜が咲き始めたので子供を送った帰りに桜の写真を撮っていると、私の他にも通勤や散歩中に撮っている方々をちらほら見かけました。
 この河津桜というのはあまり背が高くならないようです。そうなるとちょうど大人の目線あたりに枝が伸びているので、花が見やすかったり撮りやすかったりします。うちの近所の公園のもそうです。
 ところが、そのおかげでほとんどの方がサラッと撮ってサラッと立ち去ってしまうのです。
 でも、ちょっと待ってください。(いや、通勤中の方は遅刻してしまうので、待たなくて良いです。)上記のステップで河津桜を見ると、ほんの1分ほどでも素晴らしい体験になること間違いなしじゃないかと思います。アトラクションです。行列も今のところできてないのでお得です。
 さて、まずステップ1は、桜の影の反対側から近づくというのは観測者からすると太陽に背をむけるわけですから、そこから見える空は太陽から離れているので少し暗いのです。でも暗いは不快な方もいますが深いのです。私たちが普通に思い浮かべる空のイメージの深く濃い青になります。
 ちなみに太陽側の空は明るくてすこし白っぽい青です。それはそれで。
一方、桜の花は太陽に真正面から照らされている状態になります。そうなると、背景の空と、花にあたる光の強さがちょうどよいバランスになって青とピンクが綺麗に映えます。
 ステップ2は、桜の花はだいたい下を向いているので、花の正面の顔を拝むために枝の下に潜るわけです。さらに観察者は桜の枝にドーム型に囲まれる形になるので360度桜を体感することができます。

 今回タイトル画像に使った写真はそのようにして撮った一枚です。「よく見ればよく撮れる」。誰が言ったか名言です。ただ今回の撮影では望遠レンズしか持ち合わせてなかったので、花に包まれる感じを表現できませんでした。いつかまたリベンジします。

令和3年2月18日 近所の河津桜も花が増えてきました。



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