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大きな世界と小さな世界

↑前回のつづき

一時期、Twitterが勝手におすすめツイートをタイムラインに流すようになって反発を受けていた。ユーザー自身がフォローによって構築した閉鎖空間に頼まれてもいないメッセージを放り込めばそりゃ怒られるに決まっている。

いろいろなSNSがある中、拡散力でTwitterを超えるものはまだないと思う。これはツイッタラーが部屋に閉じこもりつつも外の様子を気にしていることの現れだ。Twitter社にしてみれば求められているものを与えたつもりだったのだろう。

インターネットのおかげで世界中の人々がつながれるようになった。実際には検閲や鎖国状態の場所があるかもしれないが、可能性としては世界はひとつになり得る。物理的な距離や国境の壁はない。

ただ、できることやるべきことは違う。世界はひとつにならなくていい。なってもいいが、なろうとしなくていい。むしろ、なろうとしないほうがいい。

人は成長する過程で世界を広げていく。最初は親子。そして学校。社会人になれば会社や取引先。選挙権を得れば国。その延長線上に地球や人類のような壮大な世界があって、その一員として振る舞うことが成熟だと思っている。

とんだ勘違いだと思う。

↓つつく