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よくわかんない!金利って気にした方がいい?

去年からアメリカの金利状況は話題になっています。先月も日本において、マイナス金利解除の報道があってから、「金利って気にした方がいい?」という声が聞こえてきます。

住宅ローンへの影響については、何度か記事にしましたが、投資への影響についてはまだ触れていなかったので、今日は初心者が金利を気にすべきか?どういうツボを抑えておけばいいのか?を解説していきます。


金利のカラクリ

まずは金利が為替と株価と関係しているカラクリを話していきます!

「金利」というものは「お金の価値」です。とんち?に聞こえますよね。

例えば、100万貸した場合に、利子として返ってくる分と考えれば、金利が高い=お金を借りるために高い利子を払わないといけない=お金の価値が高い、ということですよね。

なので、金利が高かった時代は、銀行口座の預金として入れるだけでよかった。逆に金利が低い時代は、低い金利を活用してほぼ"ただ"でお金を借りて家を買えてしまう…。そんな構図です。


では金利が為替に与える影響は?

例えば、今後まさに金利が上がるかもしれない日本を見てみましょう。上がると、日本の金利が高いぞ!と言わんばかりに、リターンが高い日本に世界の投資マネーが流れます。日本円が買われる、ということです。となれば、シンプルな需給のバランスで、日本円の需要が高まり、円高になる。これがセオリーです。


では、株価への影響は?

投資家として、株なのか債券なのかREITなのか、色んな選択肢がありますよね。その中で、金利が上がると、債券が魅力的になります。となると、株式市場からお金が流れ出るので、これも需給が働き、株価全体が下がります。


まとめると、ざっくりこんな感じ:

これは経済学上の話で、セオリーに留まります。今回マイナス金利を解除します!と植田総裁が言ったのに円安に転じたのは、他にもっと根深い理由があったりします。



2022年を事例に…

実際に2022年を見てみると、アメリカ金利がグッと上がったときを見てみます。ドル高・円安に転じるのと、アメリカの株価は下がるはず… グラフを見てみると、定石通りの動きをしていますよね。

ただ、常に教科書通りにいくというわけではありませんので、要注意。



積み立てであれば気にしなくてもいい

なんか小難しい!よくわからない!

そんな声が聞こえてきそうです。確かに、これはとても複雑なカラクリだと思います。ここで書きたいのは、私たちのような個人の投資家が「どこまで気にすべきか?」がポイントです。

結論から言うと、毎月積み立てているのであれば、気にしなくてもOKです。ほったらかしでOK。為替の変動も株価の変動も、20~30年という長い目で見ると、一定のサイクルをいったり来たりしているだけなので、毎月積み立てる(=「ドルコスト平均法」というそれっぽい名前すら付いています)こと自体が、そのリスクを時間分散しているので、それに任せることをおススメします。


相場を"当てにいこう"としない

もう一つ、気にしなくてもOKな理由があります。

それは、”当てにいこう”とすると、人間は失敗するからです。

ほったらかしで運用し続ける場合と、売り買いする投資家の平均を比べると、過去30年間を見ると、大きく負けていることがわかります。ちなみに、これはプロの実績です。そして、これは株式も債券も、同じことが言えるのです。

なんでこんなに差が生まれるの?と思うと思いますが、このリターンの差は、人間の欲や選択で、余計な行動を取ることで生じるものと考えられており、「行動ギャップ」とも呼ばれています。無駄に力んで頑張ろうとせず、実は「ほったらかし」の方がむしろいい、というですよね。


🏃‍♂️ 行動に移そう

私たちへの教訓としては「世の中の金融情勢を理解するのはとても良いこと。ただ毎月積立の資産運用とは切り分けて考えよう」ではないでしょうか。

資産運用においてはほったらかしでOK。ただ、住宅ローンを持っている方は、色々と検討することがあると思うので、特に各行の変動金利の動きについては要チェックですね。


再掲)どんなブログにしていくの?

改めて、年初からこのブログ始めました、インデックス夫婦です!ここでは、新NISAについて、初心者から中級者に向けて有益情報を発信していこうと思います。特徴としては 「図解で」「一口サイズで」学んでいく、そんな場にできたらと思っています!これまでも以下のような記事書いていますのでもしよかったらぜひ!

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