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【雑記】2日間に対しての気づき(令和6年能登半島地震)

 2024年1月1日、元日の日本海沿いを襲った能登半島地震は、一瞬にして日常を奪い去った。
 2024年1月2日、その震災の支援を行う為に飛び立とうとしていた海上保安庁の航空機と日本航空の航空機が衝突、羽田空港に火の海が広がった。
 新年を迎え、たった2日。たった2日の話である。この2日で多くの人が悲しみに暮れている事は言うまでもない。

 しかし、この2日を経験して、私にはある気づきがあった。この世界は、自分が思っている以上に博愛主義者が多いのである。

 まず、彼等はその場にいなかったのである。当事者では無いのである。酷い話、見放せばいいと思っても無理は無い事なのである。
 しかし、彼等はそれ等を自分の事だと思い行動していた。寄付、支援物資、情報提供等、行動は様々あった。行動を起こせるスキルも無く、非力だと語っている人々も、それ等の早急な解決を願い、祈りを捧げていた。
 日本は「同調圧力の国」とよく言われているので当然の事だと思うが、改めて客観視してみるとそれは強みなのかも知れないと思った。
 彼等は「共感出来る」のである。
 相手が辛い思いをしたら、自分も辛い思いになれる。相手が嬉しい思いをしたら、自分も嬉しい思いになれる。
 「そんなの普通じゃん」って思うかも知れないが、普通に考えたらこの共感性は凄い能力なのである。

 そういう私も、今回の件に関しては大分精神面にキツイところがあった。去年のゴールデンウィーク、一人旅で金沢に行き石川県への思いが芽生えた。「いずれ能登半島へと行きたい」と計画していた矢先に、この様な事が起こったのである。
 だから、SNSで流れてくる阿鼻叫喚にに目を背けたくなった事は正直に言っておく。
 「祈り」という言葉に何度苛立ったか、この震災にまつわる真偽不明の情報に何度苦しめられてきたか。もちろん、何名かのSNSのフォロワーさんも情報拡散や、祈りを捧げて詩を発表していたが、それ等に対して大分嫌悪が勝っていた。

 だけど、やっぱり今起きている悲劇から逃避するのは駄目なのである。現実は素直に受け止め無くてはならない。
 そう、彼等の方が真っ当な行動をしていたのだ。なら彼等みたいに自分も行動しなければならないと思った。
 ……という訳で、私も微力ながら支援させて頂いた。Yahoo募金にて緊急支援募金が開設されていたので、そこに少額ながら寄付させて頂いたのである。
 この記事からもYahooとDMM、どちらでも募金が出来る様にリンクを貼らせて頂く。また、リンクは貼っていないものの公的機関等でも募金口座を開設予定との事である。是非とも検討して頂きたい(ただし募金詐欺も多発しているとの事なのでご注文を)。

 そして、今回の事を元に詩を何篇か書く事にした。発表媒体は何処になるかは現時点で決めていないが、いずれ皆さんの目に届く形で発表していきたいと心から思っている。
 自分にはそれくらいしか出来ない。だけど、その事を自覚して行動したいと思う。

 これからも引き続き、能登半島地震からの復興を願うと共に、詩人として、そして一人の人間として出来る事を考えていきながら、活動を続けていく事とするり

 最後になるが、1日でも早い復興を心から祈っている。

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