【望月俊孝】スピリチュアル系 レイキヒーラー
望月俊孝
（ヴォルテックス有限会社）東京都
陰謀度 4 ★★★★☆
【陰謀要素】
・スピリチュアル ・レイキヒーリング ・気功 ・氣
・○○運 ・一粒万倍日 ・次元上昇 ・○○の法則
【マネタイズ】
・レイキヒーリング資格ビジネス ・講演会
・書籍 ・メルマガ ・YouTube ・X(twitter)
【関連陰謀論者】
・佐藤青児 ・村松大輔 ・本田健 ・名倉正
【メモ】
◆1957年4月13日生まれ
◆山梨県 南巨摩郡 出身
◆1981年 上智大学 法学部卒
◆1990年 ヴォルテックス 設立
■ スピリチュアル
望月俊孝は重度のスピリチュアリストである。
▲▲ 自身のYouTubeチャンネルで「風水、金運、一粒万倍日、氣、○○の法則、次元上昇、レイキ」といった胡散臭いスピリチュアルワードをふんだんに用いている。
スピリチュアルさんはポジティブであることが善で、人を疑うことは悪なので疑ってはいけない。気持ちよく騙されろ。
■ レイキヒーリング
望月がただのビジネス・スピリチュアリストであれば大した問題は無い。
しかし望月は「エセ医療」と呼んで差し支えないレイキヒーリングに手を出している。▼▼
レイキ、レイキヒーリングは民間療法であり、手当て療法・エネルギー療法の一種である。
▲▲ レイキヒーリングとは当たり障りなく表現すると上記の通りだが、「医療」と呼ぶにはその具体的な効果を示すエビデンスは存在しない。
それは厚生労働省のホームページにも記載されると同時に注意喚起されている。▼▼
レイキはいかなる健康上の目的においても、その有効性は明確に示されていません。レイキは疼痛、不安、うつ症状、などさまざまな症状についての研究がなされていますが、質の高いものがほとんどなく、結果に一貫性がありません。
そのようなエネルギーの存在を示す科学的根拠（エビデンス）はありません。
レイキやレイキヒーリングをありがたがるのは直接的な被害が発生しないので宗教同様に自由にすれば良いのだが、これらを用いるスピリチュアリストが悪質なビジネスを並行している事例が多いため、問題視している。
さて、医療は大きく分けると標準医療と代替医療の2つに分けられる。
例えばがん治療だと、手術、薬物療法、放射線治療が標準医療とされている。
それに反して、がん細胞に対して直接的な働きかけをしないものが代替医療とされている。自然治癒力をアップさせることで回復を図るという方法だ。(標準医療とセットでなされることもある) ▼▼
がんを患っても、その種類やステージによっては代替医療に頼って自然治癒力で回復する例が存在するのは確かだ。▼▼
では、「標準医療が不要か？」と言うと当然そうではない。病気や怪我を負った多くの場合は標準医療に頼った方が健康でいられたり、生命を長らえられる。レイキヒーリングに頼ることは科学忌避が同居しがちで、標準医療を遠ざけかねないという問題点がある。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
スピリチュアリスト望月は自身のブログでレイキヒーリングについてこう記している。▼▼
レイキは・・・
施術者が相手の頭やカラダに軽く手を触れることで、生命エネルギーを通してエネルギーバランスを整え、自己治癒力を活性化するメソッドです。
▲▲ え～～～っと、、、「自己治癒力を活性化する」とはどういうことだろう？
施術される相手をここまでケムに巻く説明があるだろうか？いやある。エセ医療にはあるあるだ。そもそも「エネルギーバランス」って何やねん！
こんなことを疑問にすら思わないほどにリテラシーの無い、つまり騙されやすい情弱を商売相手にするのがレイキヒーリングというビジネスである。中には標準医療で如何ともしがたく、切羽詰まったような人を相手にすることもあるだろう。藁にもすがる想いで手かざしにすがるのだ。
望月が情弱を騙そうとする意志を持っているかのような悪質さを示している事例を紹介する。▼▼
JACC。世界で最も権威の心臓・血管などの循環器医療雑誌です。
2010年、なんとこの雑誌に日本が世界に誇るヒーリングメソッド「レイキ」の論文が掲載されました。
▲▲ 別に日本はレイキなんてものを世界に誇ってはいないが、望月はこれを「レイキヒーリングの効果が、世界の名門イェール大学の医療チームによって論文執筆されて認められたんだぜ！」と言わんばかりに光栄なことだと書き表している。。。
しかし、だ。
そのイェール大学の論文を実際に確かめてみると、レイキヒーリングの医療効果を示すような内容ではない。論文にはこう書いてある。▼▼
結論として、ACS後の入院患者において、レイキはHF HRVを増加させ、情動状態を改善した。
レイキ治療がACS後のHRVと予後を改善する長期的な非薬理学的アプローチとなり得るかどうかを評価するためには、さらなる研究が必要である。
▲▲ この論文が存在すること自体は確かなのだが、「レイキは効果があるかも。でも、もっと研究が必要」というのがその論文の結論である。
しかも、その論文で示された効果は「ポジティブな感情が得られる」程度のもので、望月が言うところの「自己治癒力」うんぬんは関係無い。。
確かな効果を示すことができず、「イェール大学お墨付き！」とか権威性の高いものを持ち出すことで間接的に説得力を高めようとする手法はエセ医療によく見られる。
それに、レイキヒーリング施術者が言う「安全」という謳い文句もまあ悪質なのよ。▼▼
▲▲ これ、「急性期医療において安全で実行可能」って望月も書いてるけど、「レイキヒーリングには危険性が無い」ってだけの話しで効果とは関係無いのよ。。
それにもかかわらず望月はこの画像の文言に繋げて「(レイキヒーリングは)医療現場に最適なスキルといえます」とまで言い切っている。情弱をたぶらかすのもいい加減にしないか？
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして望月はレイキヒーリングを資格ビジネスとして用いている。▼▼
いや、スピリチュアルだろうが占いだろうがレイキヒーリングだろうが好きにすれば良いんだよ。効果の有無に関係無く。
でもさ、だったらイェール大学の論文とかって何なん？それいる？？
こうやって、騙されやすい情弱やお人好しを利用してカネを稼ぐ行為が、果たして社会にとって良い効果があるんか？？
「確かな効果は認められていませんが、私はレイキヒーリングが好きなので皆さんと共有したいです」
ぐらいの宣伝だったら「好きにしんさい」だけど、スピリチュアル要素で集客して、テキトーな表現で巧みにケムに巻いてレイキヒーリングに誘導するという手法は危うくないか？
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
他にも望月は自身のブログで下記のように書いている。ケムに巻くの好きね。▼▼
▲▲ 「関東JR全線にて特集されました！！」ってどーゆーこと？？
自分の書籍の電車内広告をカネ払って出稿したってだけの話しでしょ？？
「特集」って何なん？？
やっぱりテキトーなこと書いて情弱を騙そうとしてない？？
■ 地図
望月は「地図」という言葉を好んで使う。
自身のYouTubeチャンネル名にも「宝地図」という言葉が入っている。これはワクワク感を誘うキラーワードのつもりなのだろう。▼▼
その「地図」というワードを使い、望月は手当療法によって「脳に描かれた身体地図」を書き換えることで身心の不調が改善されると主張している。▼▼
「地図」みたいになんだかイメージしやすい言葉を用いて、でもそれが具体的に何のことかよく分からない(エビデンスが無い)よう、分かったような分からないような感じで施術するのである。
それに「ホムンクルス」とかも胡散臭いからあんま言わん方がいいよ。あ、そういう胡散臭いことに喰い付いてくれる層が商売相手だっけ？
■ 参考リンク
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