初投稿

就職活動からの逃避先を探し、noteに辿り着いた。

色々書きたいことはあるが、初回はウォーグル(ポケモン)について書きたいと思う。

こいつと初めて出会ったのは月刊コロコロコミックのポケモンフラゲページだ。

ミルホッグや御三家と共に写っていたのを記憶している(薄れた記憶だが)。

ポケモンBWがポケモン初デビューならまだしも、初代、金銀、ルビー&サファイア、ダイヤモンド&パールをプレイした経験のある少年がこの情報を見た時、このように思うのではないだろうか。

「今回の序盤鳥ポケモン枠はコイツか!」……と。

少なくとも私はそう思ったし、見た目のデザインも気に入った。コイツを手持ちに入れ、「ジムを共に巡りたい!」と考え、BWを遊べる日を心待ちにしていた。

………だのに、コイツは野生で出現することは無かった。

その結論に至った経緯を書こうと思う。

進化後なら、出現しなくとも、特段おかしい点は無いだろう。

なら進化前を捕獲して、育て、進化させればいいだろう。もちろんその通りだ。

しかし、最初の草むらで出現したのはハト(マメパト)だった。

マメパトが悪い訳では無いが、ウォーグルになりそうな見た目ではない。

…なら、コイツの進化前はどこで出会えるのだろうか。

最初の草むらで出現せず、2つ目、3つ目、4つ目、5つ目、6つ目、7つ目…

ジムバッジを7つ集めても、ウォーグル系統のポケモンには出会えなかった。ここまで来ても出会えないという事は、「ははーん、チャンピオンロードで出会えるんだな」と私は推測した。

そして、8つ目のバッジを手に入れ、チャンピオンロードへいざ行かん!…と8つ目の街を自転車で出発した先の草むらでソイツは現れた。

そう、ワシボンである。色合い、見た目、コイツだ、コイツがウォーグルになるんだ!私はすぐに捕獲した。確か34レベルとかそれくらいだったように思う。

すぐにレベルを上げた。35レベル……進化しない。40レベル……進化しない。45レベル……進化しない。

いや待て、もしや石や通信、懐きなどの特殊進化を要するのかもしれない。所持していた全ての石を使ってみた。使用不可能だった。とりあえず兄と交換した。進化しなかった。おうじゃのしるしを持たせて交換すれば……所持していなかった。

兄も捕獲したがり、分布を確認した。

……生息地不明。何かがおかしい。私も兄も同じ考えだった。

フラゲ情報に堂々と姿を見せていたのに、ホワイトバージョン限定ポケモンなんて事があり得るのだろうか。

とりあえず、ワシボンを返却してもらい、レベルを上げた。50を超えた時点で、通常進化の線を頭から消していた。

しかし、54レベルに達した時、ワシボンの様子に変化が起きた。

小さなお坊ちゃんは、ついに勇猛な大鷲へと姿を変えた。

…長かった。喜びよりも、「ああ、やっとか」という安堵の気持ちが勝っていた。すぐに分布も確認した。生息地不明だった。

……50レベルの時点で懐き度は最大にしていた。つまり、「ワシボンを54レベルにし、進化させる」がウォーグルの唯一の進化方法だった訳だ。

そして、ブラックでは、ワシボンもウォーグルも入手できない事が明らかになった。兄も私も憤った。

まさか、こんな終盤にならなければ、入手できるとは思わなかったし、そもそも入手すらできない場合もあったなんて、信じたくなかった。

ジムを8つ攻略した時点で、手持ち6匹は埋まっていた。空を飛ばせるつもりだったウォーグルの枠には、アーケオスが鎮座していた。

愛着も湧き、パーティの主力として活躍していたアーケオスをリストラすることが私にはできなかった。

だから私はコロコロコミック、およびフラゲ情報を下した人間に言いたい。

「終盤にしか会えないのなら、それ相応の紹介の仕方をしてくれ」…と。

あのときほど、ポケモンに憤ったことは無い。

…いや、ポケモンバトルレボリューションのレンタルバトルで相手の手持ちに色違いのアブソルが居たのに、バトルに出てこなかった時の方が憤っていたかもしれない。

今となっては笑い話である。



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