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盲導犬パピーと向き合う#9 〜我が家の挑戦Ⅲ

みなさん、いつもお世話になっております!!
本日は、自己紹介でも書きました私のもう一つの軸、「犬」「パピーウォーカー」に関してです。

2023年3月5日から盲導犬候補犬飼育ボランティア(パピーウォーカー)を引き受けています!
我が家にパピコ(note上のあだ名)が来てから、1月8日で310日目です。

日々パピコの様子をお届けし、盲導犬を含む補助犬などについて少しでも知っていただきたいと思っています。

これまで、
○我が家の挑戦Ⅰ
パピーウォーキングを申し込んでからパピーが来るまでのプロセスを#1〜9で、
○我が家の挑戦Ⅱ
パピーが来てからの様子を#1〜#232、

それぞれ投稿してきました。
マガジン(これらがまとまって入っているもの)はこちらです
↓↓

そして、

○我が家の挑戦Ⅲ
前回#8は、一般のペットとの比較して「ない」ものが多いパピコたち盲導犬候補犬の幸せについて考えてみました。

#8埋め込み

今回は少し角度・視点を変えて、これまでにパピコが覚えたと思われる言葉について書きたいと思います。

ということで、Ⅲは基本的に、まとめ・ふり返りページみたいな位置付けでやっております!

なお、ヘッダー写真は、今年12月24日のクリスマスの様子です!
間違いなく覚えている言葉「待て!」を言われているパピコですw



パピコが覚えている言葉

ふとした時、パピコはいったい
「何の言葉を覚えているのか?」
「どれだけ覚えているのか?」
という話になり、棚卸してみました!

棚卸して気づいたのは、覚えている言葉の種類として大きく2つに分かれるということです。
それは、
・こちらの”しつけ”の中で覚えた言葉
・普段の生活の中でいつの間にか覚えた言葉

当たり前と言ったら当たり前かもしれませんが、個人的にはとても興味深い気づきでしたw

”しつけ”で覚えた言葉

・自分の名前
 これは確実に、かつ、強制的に覚えさせました。
 散歩中など名前を呼び、こっちを振り向かせたりしてきています。
 
 普段でも名前を呼ぶと、耳がピクッと動きますw
 とてもカワイイ瞬間です♪

・「NO!」
 これは、あまりポジティブな言葉ではないですが、何かを止めさせるときに用いる言葉です。
 これを言えば止めるので、ある種”しつけ”たと言っていいかと思いこちらに分類します。

・「good!!」
 これは、果たして覚えてくれているのか?
 これを言われて本当に嬉しく思っているのか?

 顔が黒くてあまり表情もわからないので定かではありませんw
 が、褒めて育てるが基本スタンスのパピコのしつけにおいてマストのワードです!

・「ワン・ツー」
 おトイレの最中のワードです。
 ワンが小、ツーが大。
 
 ゆくゆくは、これを言われると用を足すようになっていかなければなりません。
 今は果たして分かってるの??という感じですが、するときは必ず言っているので、おそらく覚えているだろうと記載しましたw

・「ハウス」
 お部屋に戻ってもらうときに使う言葉です。
 これは、確実に覚えています。

 私が言うと慣れないのか、ややしばらく時間がかかりますが、妻や次女、三女辺りが言うと即座に駆け足で入っていきますw

・「座れ」
 これも確実に覚えています。
 しかし、するときとしない時があります。

 散歩へ行く時、ゴハンをもらう時など、パピコ自身に大きなメリットがある際は確実に実行できます。
 ただ、散歩中の信号待ちの時間や、遊んでいる最中にいきなり声掛けしたりなど、メリットが少ない時は無視されます・・・w

・「待て」
 これは、概ね実行できると思われます。
 特にお散歩やゴハンなど、無限に待てるのではないかと思えるほど、じっと待つことができます。
 この待てに関しては、本当にgoodだなぁと感心します♪

 ただ、「座れ」と基本的にはセットにかける声となります。
 「座れ」の後の「待て」という流れです。

・「よし」
 これは、「待て」解除の合図です。
 「よ」という口をすると、フライングしそうになる時があるので、それがまたカワイイのなんの♪

・「お手」
 これは、座っている状況でのみ発動します。
 基本覚えているとは思いますが、さすがに立ちながらお手はしませんw
 (立っているときに言ったことがありますが、しませんでしたw)

勝手に覚えた言葉

こちらも基本的にはメリットが生じることから強化されて覚えていった可能性の高い言葉がほとんどです。
少しだけ、ネガティブワードがあります。

・「散歩」「お散歩」
 この言葉を聞くと、明らかに期待してソワソワし出しますw w
 
 ですので、普段はなるべく言わないように、言わなければならないときはパピコに聞こえないようにこっそり言う言葉として四女まで全員へ浸透していますw

 ここ最近は散歩のことを「外(そと)」と隠語的にみんなで使用していますw

 散歩前に必ず、「散歩行くよ!」などど声かけるので、自然に覚えたのでしょう。

・「おもちゃ」「おもちゃ持ってきて」
 「おもちゃ」というワードが入ると、必ず持ってきます。
 「遊んでもらえる!」という期待が高まるのでしょうw
 「おもちゃは?」といった言葉でもちゃんと反応します。

・「ゴハン」
 この言葉を聞くと、「よし!もうすぐ食べられるぅ〜〜!!」という期待感が高まるのを明らかに感じます!
 自主的に「座れ」に入るか、「伏せ」て待つ体制に入ります。

・「おいで」
 私にはあまり来ない気がするのですが、妻や三女などがやると、スタスタ向かっていきますw

・「終わり」
 基本的に人間のペースで何事も行う、犬のペースにしない というのが訓練士さんから言われている基本方針です。
 遊んでいる最中も、人間のペースで止めることになりますので、例えばおもちゃで遊んできるときなどに「終わり!」というと、口に咥えたおもちゃをボタッと地面に落としますw w
 なんかちょとかわいそうな感じですが、仕方ないですね。。。

・「痛い」
 間違って歯が当たったり、タオルと思って噛んだら中に人の手や腕があった的なことがよくありますw w
 そのときに言うと、ちゃんと止めます!

 怒られていると思うんでしょうかね?
 間違ってしてしまうケースが今では大半ですのでちょっとかわいそうですが、反射的に言葉に出てしまいます汗

むすび

妻曰く、
「テレビの情報番組で、犬は数百の言葉を覚えることができると言っていた」
らしいです。

本当かどうかわかりませんが、パピコの場合、私たちが棚卸できた限りでは15個。
十分すごいとは思いますし、覚えているかどうか確認できていないものもパピコがわかっているかもしれませんし、直ちに嘘だとは思えない数ではあるかなぁというのが個人的な感想です。

名前は覚えていなくても、私たちの顔や匂いは、いつまでも覚えていてくれると嬉しいなぁと思います!

令和6年能登半島地震では、災害救助犬が活躍しているのでしょうか?
そしてまた、被害に遭っているお宅には、盲導犬達もいたのでしょうか?
あまり耳には入ってきません。
活躍と無事を祈ります。

以上、本日も最後までご覧いただき誠にありがとうございました!


もしサポートしていただけるならば、現在投稿の軸にしている本の購入やパピーウォーキングにかかる経費に充てさせていただきたいと考えています。