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こんな空き家見学ではダメ!空き家選びを失敗する人の特徴

「あぁ~、良い家ですねぇ😊」なんて言いながら、モデルルームの内覧でもしているかのような空き家見学していませんか?

ハッキリ言って、そのような方は空き家選びを失敗する可能性が極めて高いです。

モデルルームの見学と空き家見学は全くの別物です。

空き家見学では「自分たちが安心して、後悔せずに生活できるか」を確認しに行きましょう。


空き家見学とモデルハウス見学は全く違う


モデルルームはあくまでも見本です。

どんな雰囲気の家を建てる会社なのか。がわかれば十分ですが、空き家見学は違います。

空き家見学は実際に自分たちが購入する家の現物を見に行きます。

家の雰囲気が良いか。も大切ですが、それ以上に「その家で安心して生活できるのか」を確認することが重要です。

家に傷みはないか、直すためにはどれくらいかかりそうか、憧れている暮らしを実現できそうか、を冷静に調査する必要があります。


案内人の目を気にするのは何の意味もない


実は私自身、今の家を見学している時は、澄まし顔で「良いですねー」なんて言いながら見ているだけでした。

まるで美術品を鑑賞するかのように。

本当は床下や天井裏を見たり、家の傾きを調べたりするつもりでしたが、
空き家の案内担当者から「うわぁ、すごい見てるなぁ」なんて思われてしまうのではないかと、人目ばかり気にしていました。

案内人から見えない死角でコソコソ空き家の状態を調べはしましたが、当然、そんな様子では十分に調べることはできませんでした。

今考えると、本当に無駄なプライドです。

空き家の案内人からどう思われようと、その後の田舎暮らしには何の影響もありません。

その人からどう思われるかより、自分たちが安心して暮らせるか、この空き家を購入して後悔しないか、の方が重要なはずです。

正直、空き家を売っている案内人は売れるか、売れないか、しか気にしていません。

その人たちからどう思われようが、自分たちの暮らしには何の影響ありません。


あなたが空き家を見学する本来の理由


空き家見学は雰囲気が良いかを見る場ではないし、綺麗か汚いかを確かめる場でもありません。


空き家の現状を調査する場です。

「早く空き家を決めたい」
「この空き家はお買い得!」
「早く契約しないと他に取られるかも」

このような感情が先立っていると、欠陥を見つけても

「少しくらいは大丈夫だろう」
「これくらいならどうにかなるだろう」
と、根拠のない自信を抱いてしまいます。

自己啓発的には「根拠のない自信」も大切ですが、空き家見学では後悔の元になります。

「欠陥がある」という事実を真摯に受け止め、その欠陥が後の暮らしにどれほど影響するのか、直すにはどれほどかかるのか、をしっかり検討していかないといけません。

「よぉし、根拠のない自信を持たないように冷静に調査するぞっ!」と意気込んでも、ほとんどの人は慣れない空き家見学に舞い上がって冷静な判断はできなくなります。

「自分はいつも冷静だから大丈夫」と過信するのではなく、空き家見学では冷静に判断できないことを前提にして、事前に準備をしておきましょう。

何をチェックするのか、一覧のリストにしておき、後から見直しできるように写真をたくさん撮影しておきましょう。

もし、空き家の状態の良し悪しを判断する自信がない方はリフォーム業者に見学を同行してもらいましょう。

1回目の見学では移住先の候補を絞り、気になるところやリフォームしてもらいたい場所をメモしておき、
2回目の見学で業者と一緒に見学してもらい空き家の状態を相談したり、リフォームの見積もりを出してもらいましょう。


どうしても人目が気になって調査できない人へ


空き家は漠然と見学するのではなく、ちゃんと目的を持って調査しに行くものだ。というのはわかったけど、どうしても人前になると気になって調査できない…。

という方も中にはいると思います。

私もそうでした。

そんな方は見学に行く前に、案内担当者との事前のメールの中で

「床下や屋根裏の中を見て、腐食などの状態を確認したいのですが構いませんか?」
と確認しておきましょう。

そうすれば、担当者も「このお客さんは真剣に空き家を検討している人だな」と認識しますので、

脚立を持ち込んだり、空き家の細かい場所を覗き込んだりしやすくなります。


また、“ バインダー ” を持参するのも効果的です。

バインダーを持って何かをメモしている様子を担当者に見せれば、いやでも「真剣なお客さん」という印象が伝わります。

事前に確認事項をピックアップしたメモ用紙をバインダーに挟んで、懐中電灯を持ち歩いていれば、誰がどう見てもしっかり調査をしようとしていることが伝わります。

とはいえ、「別に人目は気にならないから大丈夫」という方でもバインダーはおすすめです。

空き家の室内は砂埃が積もっていたり、荷物が散乱していたり、屋外を調査したりするので、バインダーがあると便利です。


まとめ


「この空き家はあの憧れの田舎暮らしが実現できそうか」を確認することも大切ですが、いくら綺麗で雰囲気のいい空き家でも、安心して暮らせない状態では意味がありません。

空き家の購入費より修繕費用の方が高くなることもあります。

「恋は盲目」と言うように、理想的な空き家の見学の時ほど欠陥が見えなくなったり、安易に考えてしまいがちです。

そうなってもいいように、事前にチェックリストを用意したり、写真を撮って記録を残し、後日冷静になった時に確認できる状態にしておきましょう。


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