稲田英資/Web活用支援

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稲田英資/Web活用支援

Webサイトの制作会社JBN(長野県)に所属。https://www.jbnet.jp/ 「伝わる」をふやす、がミッションです。 Web戦略とWeb活用支援を担当。 Webと企業が重なりあうところを考えています。 https://twitter.com/inada_h

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  • Web制作/Web活用支援のこと

    Web/Web活用支援について考えたこと、学んだことをストックしていきます。

  • 本や映画や音楽について

    本や映画や音楽についてのあれこれ

  • 書くこと・コンテンツ

    書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。

  • 忘れがちなひきだし

    忘れがちなテキストをしまっておく場所です。

最近の記事

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書けない地方中小企業のための「10の社内ルール」

ブログやWebコンテンツを書くのが得意な企業ばかりではありません。むしろBtoBの地方中小企業は多かったりします。今までその必要がなかったから無理もなく。 ただ、時代や社会が大きく変わり、事業にWebを活用するならばそのスキルが必要になってしまった。それが地方中小企業の現状だと思います。 「書けない」問題を抱える地方中小企業「書くスキルの必要性はわかる。でもできない」 BtoBを含む地方中小企業はこの問題を解決する必要があります。 まず単純に選択肢はふたつあります。

    • ゴールデンウィークに読んだ四冊。

      『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』万城目学恥ずかしながら未読だった万城目学の『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』をゴールデンウィークで一気読み。何者でもない奴らの青春が埃っぽい京都を行ったり来たりしていました。ワクワクするホラ話と愛すべき登場人物たちの愛すべき日々。面白かったです。 『まとまらない言葉を生きる』荒井裕樹とても良い本でした。 心のポケットにいつも入れておきたい。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆明治から令和に至るまでの「読書事情とその背景」をわかり

      • ひとは興味がないものを理解しようとしない。

        「話せばわかる」「ロジックが重要」とよく言われますがぼくはちょっと違うと思っています。その前に興味を持ってもらうことが大切なんですよね。ひとは興味がないことを理解しようとしない。たいていは「興味 → 理解」の順番なので。誰かに何かを理解してもらおうと思ったらまず興味を持ってもらうこと。 家族や上司部下などは「関係性」があるので労力が少し省かれます。耳は傾けてくれる。とはいえイントロ部分の省略なので、家族や部下といえども「興味をもってもらうように働きかけること」は大切になりま

        • スナフキンの墓じまい(戯曲)

          登場人物 幽霊(孫の祖父) 母親(孫の母親) 娘(幽霊の孫) カフェのマスター カフェ。母親と娘がお茶を飲んでいる。 その脇に佇んでいる幽霊。普通の服装。暇そうに頭を掻いたり、貧乏ゆすりしたりしている。カウンターではマスターがコーヒーを入れている。音楽が静かに流れている。 母親 …………。あー。 娘  …… 母親 あーー。 娘  …… 母親 疲れたーーー。 娘  (聞き流してお茶を飲んでいる) 母親 あのさ。 娘  …… 母親 ねえ。 娘  なに。 母親 疲れたっ

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        記事

          「採用専任者を募集するランディングページを作りませんか」という提案

          採用サイトについて建設会社さんと意見交換する中で、「やっと採用して、丁寧に育成して、資格取得も支援して、土木工事の現場監督としてようやく一人前になろうとする若手を行政が中途採用でぶんどっていく」という話を聞く。うーむ。いかにもありそうな話。採用活動はマジで戦国時代だと思います。 とにかく募集がなくて…とお困りの地方中小企業様に試してもらいたいのが「採用専任者の募集」です。今の時代において採用活動はとても専門性の高い職務だと思っています。採用計画を作れなくてはいけないし、企画

          「採用専任者を募集するランディングページを作りませんか」という提案

          創造性と面倒な作業は2つで1セット

          どんな業務でも仕事の大小を問わず「創造性」が求められます。ただポイントはその仕事が完了するには「作業」も必要なんですよね。体感的には1:9の割合です。作業が9です。作業は面倒くさいです。4月から社会人ルーキーになった人の中には「もっと創造的な仕事がしたいんだ!」と戸惑っている方もいるはずです。でも、創造性と作業はセットです。コインの表と裏みたいに。クオリティを上げるために必要なことだったりします。「面倒くさいぞ。世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。面倒くさいってい

          創造性と面倒な作業は2つで1セット

          製造系企業にお薦めしたい「我社のことを褒めてくださいインタビュー」

          Webコンテンツの必要性は分かるのですがNDAで事例紹介も出せなくて…と下を向く製造系企業様は多い印象です。そんな企業様にお薦めしたいのが「我社のことを褒めてくださいインタビュー」です。今どこかしらの得意先が頭に浮かびましたか? そもそもこのテーマで取材をお願いできるお客様がいるのであれば絶対やるべきです。技術の詳細説明なんて無くても、「あなたの会社に頼んでよかった」という事実が詰まっているはずなので。それを読んだユーザーが相談してくれたときに技術説明をすればいいんです。

          製造系企業にお薦めしたい「我社のことを褒めてくださいインタビュー」

          ぼくたちWeb制作会社はその名前に代わる新たなラベリングを早く見つけるべきですよね。

          企業にとってのWebの役割がどんどん変化していく。パンフレット的な扱いから重要な営業ツールに変わり、今ではCRMを軸とした事業のプラットフォームとなりつつある。もはや「Web作れます」だけだとニーズに応えられない。これまで自分がやってきたことが3年後にはもう本丸じゃなくなっているだろうと予感しつつ、明日はどっちだと手を伸ばし続ける感覚は嫌いじゃない。目の前の仕事を懸命にやりつつ、ちらちらと見え隠れする新しいニーズの欠片をパッチワークのように組み合わせて新しい地図を読む。という

          ぼくたちWeb制作会社はその名前に代わる新たなラベリングを早く見つけるべきですよね。

          「自分は何者かにはなれないんだ」と認めていくこと。

          こちらのツイートにグッときました。 わかりみが凄くて辛い。本当にどうしようもない。そんな自分が嫌で嫌で20代はしんどかったです。 根がネガティブなのに誰かに認めてほしいから「自分のことが嫌い/信じられない(でも好き/信じてる)」という厄介なマインドで20代の自分には本当に手に余りました。しんどかった。真っ暗なトンネルを歩いているようだった。でも、30代、40代と過ごすうちに薄れていったので大人になることも悪いことばかりじゃないな…と思いました。 30代40代と楽になって

          「自分は何者かにはなれないんだ」と認めていくこと。

          オーダーメイド系/リノベーション系/リプレイス系。製造系BtoBサイトのWeb制作における3つの区分。

          HubSpotでのWeb活用を前提とした「製造系BtoBのWeb制作」では3つの区分があると思うようになりました。 オーダーメイド系 リノベーション系 リプレイス系 オーダーメイド系のWeb制作Web活用未着手の中小企業向け 課題や方針がまだ明確化しておらず、Web活用自体が未経験な中小企業に向いています。制作前の戦略策定に大きく時間を割き、「何のためのWebサイトなのか、事業のどこにどう貢献させるのか、勝ち筋となりうる商材や市場はどれか、必要な社内のリソースや知見

          オーダーメイド系/リノベーション系/リプレイス系。製造系BtoBサイトのWeb制作における3つの区分。

          「習得のための体験型支援サービス」が必要な時代へ。

          Web活用支援を数年やってみて学ぶことがとても多かったです。最近ではノウハウやナレッジしかないサービスはもはや難しく、習得するための体験プログラムを付与しないと今後はバリューに結びつかないのでは…と思うようになりました。「習得のための体験型支援サービス」と言えるかもしれません。企業に求められるリスキリングの文脈とも相性がいい。 ただ、そうなると支援側にはそのためのスキルやパーソナリティが必要です。トレーナー的な方法論とコミュニケーション能力と言ってもいい。これまでのWeb業

          「習得のための体験型支援サービス」が必要な時代へ。

          採用サイトで「私たちがダサいと思うこと」を掲載してみたい。

          ダサいという言葉はあまり使われなくなりましたが、仕事をする上でけっこう大切な価値観だと思っています。意識高い系みたいな気持ちはそれを生み出したり維持するのが大変だけど、「こういうことしたらダサい」という気持ちは元々持っている価値観だし、自分の行動を律してくれたりするんですよね。 「陰口をいうのはダサい」とか「電話が鳴っているのに出ないのはダサい」とか「偉そうにするのはダサい」とか「マウントを取るのはダサい」とか。別に大したことじゃないんですが、「そうしなければならぬ」と義務

          採用サイトで「私たちがダサいと思うこと」を掲載してみたい。

          教育方針なんてあるもんか

          こちらのツイートが興味深かったです。 詳細はリンク先をご覧いただければと思いますが、要点としては「子どもに口をださないって難しい。つい出しちゃう」という悩みに対して、「親ができるのはここまでという土俵を示すのがいい」ということでした。確かにぼくもそうしているなあと思います。 我が家の場合18歳になったら家を出ること 高校卒業時に1000万円は用意する この2つだけ決めて「あとは知らん。自分で決めて自分でやるように。進学するもしないも自由」と子どもに伝えていました。本人

          教育方針なんてあるもんか

          佐久間宣行さんの作品に採用サイトの突破口があるのではという仮説。

          ダサいことを真剣にやるから面白い 仕事についてや人生の悩みを日常的に語ってみる 好きなものへの情熱を真剣に語る 他者や相方を正面から褒めてみる これらを今の時代に合わせたパッケージで新たなエンタメジャンルとして魅力的に再提示してくれているのがTVプロデューサーの佐久間宣行さんだと思っています。『ゴッドタン』のマジ歌選手権やお笑いを存分に語れるバー、『あちこちオードリー』の一連のトークテーマ、星野源と若林正恭の『LIGHTHOUSE』、さらば青春の光・森田と若槻千夏の『

          佐久間宣行さんの作品に採用サイトの突破口があるのではという仮説。

          3年後のWebサイトリニューアルを前提とした提案をする。

          その会社の規模や状況に適したWebサイトというものがあります。Webだけ独立して考えることはできません。Webはリアルの受け皿だからです。だから、最近はWebサイトの提案をする際に「3年後のリニューアル」も一緒に言及したりしています。同じ理由でデザインギャラリーを見ながら「どんなイメージですか?」とクライアントに尋ねるようなことはしません。デザインだけ理想に近づけてもリアルとかけ離れていたら意味がないからです。 Web活用についての知見や経験がお客様の社内にない場合、最初か

          3年後のWebサイトリニューアルを前提とした提案をする。

          10年後に自分が何をしているかなんてこれっぽっちも想像もできない。

          就職氷河期のど真ん中世代です。ただ、就職活動に致命的に向いていない性格だったので、一般的な就職活動は全然できませんでした。リクルートから送られてくる分厚い本も開く気にならない。エントリーカードもよく分からない。結局、大学の就職課に貼られていた募集に履歴書を送って渋谷の小さな広告代理店に入りました。おれの人生この先いいことは一つもないんだろうなあ…と思っていました。ネガティブとか自虐とかではなく、20代の青年だったぼくは通常モードとしてそんなものでした。ネットもほぼなかったし、

          10年後に自分が何をしているかなんてこれっぽっちも想像もできない。