見出し画像

EPISODE 1 / 購入体験至上主義からの脱却と自身がネットショップで購入出来るようになった経緯ついて -実店舗を経営したい私がネットショップから参入することになった理由①-

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
斉藤です。

今回から立ち上げたばっかりのネットショップ IN HEADを立ち上げる後押しになった事や考え方について書いていければと思います。

前回の記事

こちらでもお話させて頂いておりますが、IN HEADの根底にはこんな空間
作りたいなと思わせてくれた思い出の場所が2つあります。

そんな空間を作りたいという道の途中に現在古着を中心に提案させて頂いているネットショップ IN HEADがありまして、
IN HEADでの最終目標は物販と飲食を主軸にした実店舗の経営です。

それでは今回からは【実店舗を経営したい私がネットショップから参入することになった理由】を少しずつ語っておこうと思います。

古着ネットショップを立ち上げるまでに考えていた服の事

実店舗で購入するという”体験至上主義者”であった以前の自分

えー、まず私ですが、
以前はネットで物を購入するという事が全く出来ない人間でした。

全くというと語弊があり、Amazonで日用品を購入したり、実際に物を確認した上でIKEAで家具を注文したりという事は出来ます。

服に関してはそれが全く出来なかったのです。

その理由はサイズ感やダメージの具合ではありません。
私斉藤は身長167cm(最近地味に縮んでる説があります)の痩せ型であり、洗濯乾燥により縮んでしまっている古着でも基本問題なく着る事が出来る古着好きとしてはメリットとなるサイズ感の人間です。
また、オーバーサイズも好む事からサイズ感に特段拘りを持っていません。
スタイリング次第でなんでも自分好みに着用出来る良い身体だなと思っています。

また、私は古着の醍醐味はやはり前所有者達の着用感だと思っており、そこから想像する生活感やストーリー性が古着に魅力を感じる理由です。
そして実際に店頭で接客されて買うという体験。
世界に一つしかない1着の古着をどんな店でどんなやり取りをして買うのか、これが1番古着の面白いところだと思っています。
この後も話をする事になりますがこれを私の中で”自分だけの付加価値”と勝手に呼んでます。
前所有者やその服のブランドの理念、年代考察なんかを何気ない会話の中でしていきながら思いを馳せて買う古着が大好きです。
購入する際の思い出を”自分だけの付加価値”として意味付けしていく、これがあるのとないのではその服自体への愛着が変わっていきます。

なので当時の私は「古着は店頭で買うもんだろ、試着してみて実際に話してみて分かる良さがあるんだから!」と何か分かった人間のように言っていた時が確かにありました。

これが古着購入に対して体験至上主義者であった以前の私です。

自身がネットショップに触れるようになった理由

体験至上主義者である私がネットショップで1人で古着を購入する事なんて今後来ないのではないかと思っていました。

そんな私を変えた要因はスペイン風に次ぐ社会の教科書に載るであろう疫病、コロナです。

コロナ禍私はちょうど前職を辞めたあたり。
実家に帰りニート期間真っ只中の為、時間だけはありました。
しかし、古着屋に実際に出向くこともなかなか出来ずにとても閉鎖的な日常でした。
しかし、服のことを考えていたい気持ちはむしろ高まって行き、その頃にようやく私は古着の知識と呼ばれる物を身につけようと思いました。

古着が好きになるとまずはここに到達する人が多いと思いますが、私はあまりそこに固執した古着ボーイではありませんでしたのでこの機会に色々調べてみようと。

自分の持っている服を1枚1枚確かめながら、チャンピオン、リーバイス・リー・ラングラー、三大ストアブランド等々の年代判別やディティールを調べ始めたり、ネットでの価格相場をある程度頭に入れたりしていました。

そうして基本的な知識がついた自分は「この価格でこの状態・サイズであるならネットで買っても良いのではないだろうか」という気持ちが遂に生まれてきました。

ここまでで大体7年間古着を店舗で見てきた私。
好きな物もある程度固まってきていたので、そこに追い討ちをかけてきた知識が背中を押すに至ったわけです。

私の中で実店舗で購入した際やその他思い出たちという自身で付け加えた”付加価値”と基本的な”古着知識”。
これによって見聞き全くしたことない物以外はネットショップで手をつけられるようになりました。

私がネットで服を見れるようになった経緯はこんなストーリーです。

余談:店舗を応援するという新しい買い方

1つコロナ禍で私の気持ちで変わったことがありました。

コロナのせいで地元の飲食店が営業停止したり、古着屋に足を運びにくくなったり、好きなバンドや映画を見に行けなくなったり。
その中にはそのまま今後シャッターを開ける事もなく、なくなってしまった場所もあります。

そんな時に「ちゃんとなくなって欲しくないところにはお金を落とさないと」という気持ちが初めて生まれました。
私流の”推し活”的なところがあるのかもしれません。

コロナがある程度終息した後にもまた、あの大好きな空間に戻れるように、、、
それだけが全てではありませんが普段から行っている古着屋のネットショップから見始めるようになってきました。

コロナで良い意味で自身の考え方が変わって良かったなと思う事の中の1つです。


”体験至上主義者”からの脱却

こうして店舗で買う事を生業としていた私がネットショップに手を出す事になったわけであります。

正直私はネットショップで古着を購入して失敗したなと思った事は1回もありません。

それは普段通っていた古着屋のネットショップで買う際には店員さんやオーナーとDMでやり取りをしながら買ったりするという事もあるかもしれませんが、ダメージやサイズ感に特別注意を向けている人間ではないからなのかもしれません。
IN HEADの商品を見て頂ければわかると思うのですが、ボロも商品として掲載しています、私自身が好きなので。
その分価格には反映しているつもりですが、ボロだからこその価格で付けているアイテムがあるのも事実です。

たとえショップに記載されていない細かなダメージがあったとしても、それでも買って良かったと思えるような商品を選ぶ事が出来るようになったという事なんでしょう。

そんな風になれた私は幅が広がり、たくさんのアイテムを目にする事が出来るようになりました。
誰もがそうなれるかと言われると違うかなと思います。
ですが、そうなった事によるメリットは大きかったです。

結論から申し上げますと、「私と同じこの気持ちを他の人にも持ってもらえれば実物が見れない触れないネットショップでもやっていける」と思い、ネットショップの立ち上げに至ります。

まだここまででは私自身「古着を見る幅が広がったな」くらいにしか思ってなく、自身で古着をネットで扱うところにまでは想像出来ていませんでした。
次回、ようやく学生時代からあった思いを形にする為のいくつかのきっかけについて書いていければと思います。

続く、、、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?