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電子書籍Kindleの原稿を生成AIに作ってもらった話

事例集自社サイトをコストで終わらせないために』というKindle本が発行されたわけですが、この原稿の大半はAIによって執筆してもらいました。

まず、執筆って結構大変なんです。
書いたことある方は「うんうん」と頷いてくれると思うのですがほんと結構大変なんです。

しかし、生成AIが誕生した昨今こんな方法で執筆できるという方法を解説します。

今回は元々ウェブ解析士協会の勉強会での話が元ネタです。
つまり生成AIを使ったら誰でも書ける内容ではなく、一応私の事例や考えに基づいたものです。

作り方

  1.  録画ファイルを文字起こし。

    まずセミナーの内容を録画しておきます。
    そして、Googleドキュメントのような音声入力可能なツールを使って文字起こしをしてもらいました。

  2.  文字起こししたものをChatGTPで正確な日本語に変換。

    だいぶ性能が上がってきたと言ってもツールで文字起こしをしてもらうとまだまだ変な日本語や意味不明のテキストが並びます。
    そこで、文字起こししてもらったテキストをChatGPTで正確な日本語に変換してもらいます。

  3.  ClaudeでKindle版に編集してと依頼

    単純な文字起こしだと以下のような原稿のままです。

しゃべり言葉で誤字脱字も多く原稿としては使えません。
そこでClaude(ChatGPTでも良いですが)に以下の依頼をしました。

すごくないですか?

  • 書き言葉に変更

  • 冗長表現を簡潔に

  • 論理的な流れで

  • 見出しを適切に入れる

などなど細かい指示をする必要もなく、書籍としての原稿に必要な編集を行なってくれます。

大きな声じゃ言えませんが・・・


編集者いらず!



4. 要約されすぎたので以下の指示を追加

ただ、今回の編集だと結構内容が要約されてしまい、具体的なストーリーや事例のポイント的なところがなくなっていました。

そこで以下の指示を追加。

「要約や省略はなるべくせずに、話した内容はなるべく具体的に残した状態で再編集してください。」

するとそのまま出せなくもないかな・・レベルの原稿ができました。

5. 最後は自分で編集

圧倒的な時短で人が書いたような原稿ができました。

ただ、井水ぽさがなくなっていたことと、事例や解説が抽象的すぎたところ、逆に抽象的にしておきたいところなんかは自分で編集していきました。

あとはどこまでこだわるのか。
というところ次第ですが、今回の原稿においては5割ほどは手を加えずAIの文章のまま残しておきました。

その手法が良いか悪いかはまだまだ議論の余地がありますが、さまざまなビジネス活動に応用が効くので参考にしていただけるとありがたいです。

*作成した書籍Amazonリンク
自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(56) Kindle版

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