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てへぺろ街道~連載(5)穴ン・アリグハ滞在~

 途中滞在地:穴(アナ)ン・アリグハの町(てへぺろ様訳※町の名前は読めないことが多いので、てへぺろ様が翻訳したものを載せています)
 思ったほど大きくはない町。
 一度宿を取っててへぺろ様を宿に置いた後、ざっと町を廻ると歩いて一周できる程の広さで、三十程の家並みが密だったり密じゃなかったりしながら円形集落のように集まっている。
 わたし達の泊まった宿が四階建てで、他に三、四階建ての同じく宿と思しき建物が二つ三つあってこれらが町で一番高い建物だ。
 商店街のようなところはなく、ぽつぽつと、個人商店らしい店が点在していた。
 葉っぱのアクセサリ、よくわからん民芸品(宿の部屋にも同じような物が置いてあった)、牛乳屋、等。
 あまり人が外を歩き回っていない町。

 町の外に、さっき砂漠で見た魚入りの小さな塔が幾つか見えている。
この宿は町の外周の外れにあるので、よく見渡せた。

 てへぺろ様は、ようやく休めてご満悦の様子。

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 これもさっきの小さな塔の喫茶で見たメニューにあった、ココアに似た飲料がここで出された。冷たく美味◎。
 お昼(到着したのは日が傾きかける頃だったが)、夜とも、エビ料理のようなものが出される。かけられている白っぽいソースはトロリとしてまろやか美味なんだけど、エビの肉がパサパサして少し不満。てへぺろ様はソースだけ啜って、肉は全部わたしにくれた。

 夜、宿の一階の風呂に行くと、猫(ガイド)がいた。普通にこの宿に泊まっていた。
 猫はしばらくここで休むので、ここからは仔犬のガイドに交代するとのことだった。(少し期待?)

てへぺろ_ラフ02_5_05清書1280_720

 更に夜……一階ダンスホール。皆でダンス。小さな旅の紳士と踊り子も滞在しており、砂漠の古いレコードの曲でダンスを教えてもらった。楽しかった夜。

(続く)

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