てへぺろ街道~連載(最終回)タスクXX水道着~
タスクXX水道着。
(ちなみにタスク「XX」水道としているのは、てへぺろ様の発音が悪く、いや独特でこの「XX」部分の発音がどのようにも記せないこと、また、この町のどこでも実際にはこの町の名前がそのように記されていることはなかった。人に町の名前を聞くのも忘れた。大きな町ではあるが、地図には載っていない。ただ砂漠として一括りにされているだけだ。ナビエは、砂漠を超えたところに小さく記している地図も出版社によっては、ある。ということで「タスクXX水道」と記しています。)
穴ン・アリグハから、四つの町、計十八日の旅を経て、旅の目的地、タスクXX水道に着いた。(この十八日の旅の間には、少々危ない争いもあった。)
砂漠から、五〇メートル程もはしごを下った下にある土地で、水を得るためにその位置に形成された街らしい。街には水路が張り巡らされ、中央にはこれまでからは想像の付かない大きなビル群まで聳え並んでいた。人口は8千人程度。
てへぺろ様とはここでお別れになる。
湯治でもするような町なのかと思ったら、ここでは最新医療が発達しているので、電気治療で腰を治すのだと言う。そうなんだ。
わたしはここにはあまり滞在せず、この更に先にある水の都ナビエへ移動した。それはまた、別のお話だ。
(この後、後日譚と後書があります!)
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