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デザイナーが個人開発をするメリット

こちらはGMOペパボデザイナー Advent Calendar 2023、12/19の記事になります。

現在の会社に入社して約1年が経過しました。
大規模なサービスのプロダクトデザインや新サービスの立ち上げ、副業では法人向けの管理画面を一からリリースまで一人デザイナーとして関わらせてもらうなど、自分が好きな仕事をさせてもらっているように思います。

自分がそのような動き方のチームに多少ながら適応できていると思うのは、個人開発を経験してきたことが大きいと思い、経験を振り返りながら記事を書きました。

まず個人開発では、要件定義、インタビュー、デザイン、実装、マーケティングなど、全てを自分で行う必要があります。
全て自分で行うことで、個人的に下記のスキルや経験が身につくと思います。

  1. サービス開発で優先度を判断するために全体を俯瞰して考えることができる

  2. ユーザー視点を意識するようになる

  3. 実戦に近い形でスキルアップにつながる

  4. お仕事に繋がる

一つずつ詳細に説明していきます。

1. サービス開発で優先度を判断するために全体を俯瞰して考えることができる

エンジニアとのコミュニケーションでは、エンジニアが必要と思う情報を事前にMTG前に準備したり、実装とデザインが並行して進んでいるときは、ボトルネックになりそうなところを優先度を上げて行うことなどを心掛けています。
またサービスを開発していく上で必要だと思ったことは、ポジション関係なく何でもやる精神。これはサービスの立ち上げのフェーズにおいては特に重要だと思っています。
これは、個人開発で一人で全てをやった経験が活きていると、非常に実感しています。

2. ユーザー視点を意識するようになる

個人開発はマネタイズやユーザーを獲得するのがかなり大変です。(自分も個人開発でマネタイズできたことはありません😂)
時間をかけて作ったり、モダンなUIにしたり、新しい技術を使ったりすることは、ユーザーから見れば関係なく、ユーザーが求めていなければ使われません。ターゲットとなるユーザーが本当に求めているものかをきちんと考えることは、どのフェーズでも大切です。特にサービスの立ち上げのフェーズでは最小要件を判断する観点から非常に重要だと思います。。

3. 実戦に近い形でスキルアップにつながる

日頃のお仕事で全てを経験するのは難しいと思いますが、仕事でやったことがないことを経験することができます。 私は個人開発の時は必ず、1人のメンターかレビュアーをつけて行うようにしています。理由は仕事で先輩に教えてもらうことでスキルが身につくという人は多いと思います。その環境を作るためです。また、個人開発で人を巻き込み、強制力を持たせるという意味も込めて行っています。

4. お仕事に繋がる

現在の会社に就職する前はフリーランスとして働いていました。
その時、個人開発で作成したデザインやコーディングを見て、実際の仕事をいただく機会が有難いことにありました。
フリーランスでも正社員でも、行ってきた全ての仕事内容を公開できるわけではないので、どの程度の仕事が可能かをイメージしやすいのがあるかなと思いました。

まとめ

改めてまとめてみると、上記の内容は記事や本で見ることでインプットも可能な内容ではありますが、自分で時間やお金をかけてちゃんと経験することが大事なんじゃないかなと感じました。
近年デザインという言葉が広く使われているため、デザイナーに求められる範囲も広がっていると思います。その上で、広い視野があることは自分の得意な部分に良い影響を与えることは必ずあると思います。だから、デザイナーの皆さん、ぜひ個人開発に取り組んでいきましょう!!

おまけ
今年最も時間をかけて開発したものなので、ここで紹介させてください。
実際のサービス内容は別のものですが、UIやコードはそのまま使用できる部分が多いと考えて公開しました☺️

個人開発はこんな感じで管理しながら進めています


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