いとおしい クルミッ子®️
*
初めてのクルミッ子®️は何年も前に、当時の上司からいただいたものだった。
あまりの美味しさに「また食べたい!!」と、三越に置いてあるのを知り、入荷日にバラを2個だけ買いに行ったこともあった。
帰省の際のお土産に、鎌倉紅谷のクルミッ子®️も入ってるギフトを持ち帰ったこともあった。
りすのかわいらしいキャラクターに、甘すぎず、ちょっと大人なビターさを感じるお菓子、クルミッ子®️。
こぶりなサイズ感がまたいとおしい。
*
ある休日。
伊勢丹に鎌倉紅谷が入っているというので、友だちとの別れ際にちょっと寄ってみた。
道中では、外国人がクルミッ子®️を食べ歩きしているのを目撃。
ますます物欲の炎が燃えた。
伊勢丹の地下の食品売場はいつも人で溢れ、行列もそこかしこに見られる。
お目当ての店を目指し、たどり着いた先には『完売』のプレート。
くぅ。
なかなかの手強さだ。
最初に口にしたときより、確実に人気が上がっているのは確かだ。
一緒についてきてくれた友だちにも、申し訳ないキモチが募るが、ないものは仕方ない。
帰ろう……
*
*
*
それから数ヶ月。
一緒に伊勢丹に行った友だちがおうちに遊びに来てくれた。
クルミッ子®️を手土産に。
ま、まさか!!
並んで買ってきてくれたの?!
彼女はこれを買うために開店に合わせて伊勢丹へ赴いたが、10分遅れただけで、1時間待ちの長蛇に並んだという……
しかし、なんたるホスピタリティだ。
好きなものをあげたい。
美味しいものをあげたい。
そのキモチ、美しすぎる♡♡
裏面には焼菓子とある。
きっとクッキーではない。
まぁ、大きな分類でいえば、クッキーだって焼菓子だ。
そう、ごろごろとクルミの食感があり、ほろ苦いキャラメルとマッチしている。
1番はじめに食べたときよりも、キャラメルが柔らかく感じるのは気温のせいだろうか。
それとも単なる気のせいか。
職人のわざが見えかくれするキャラメル。
次は冷蔵庫で少し冷やしてから食べてみよう。
ちょっとした手土産に、また買いたい味。
いとおしいクルミッ子のお話でした。
追記
冷やして食べて、「あ、これこれ!」となった。
そこまでくっついてこないけど、キャラメル感が増す。
そして、生地もクッキー感がでる。
わたしは冷やして食べたい派だったんだとラスト1個を味わった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?