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金星って女性を象徴してるらしいよ

「百年私の墓の傍に座って待っていてくださいまた逢いに来ますから」
って定番の所、学生の頃から大好きだった。よく昔から人の目を気にして生きてく人間だったから、相手に何かを伝える時いつも1回頭の中で考えちゃって結局伝えられずに終わる事とかも多くて。でも伝えられずに終わるとそれを消化する事は出来ないから溜めて溜めて爆発して相手に不快な思いをさせてしまう事が多々あった。今でも治ってないかもしれないけど。
でもこれって大体の人はそうじゃないのかな?違うのかな。
自分の思うままに生きていったら確実に「変な人」扱いされるし謙虚に生きないと「嫌われ者」になっちゃうかもしれないし、、
だから死ぬ直前こんなわがままで自分の気持ちを正直に言える女が凄く羨ましかった。よく本を読む時は自分だったら何て考えちゃうんだけど、私がもし女の立場だったらこんなわがままな事言えない。

って当時の私は思ってたけど
改めて読んだら何だかただ男を試してたのかな何て思う。
誰かを好きになってしまったら、プラスだけの感情じゃなくてどんどんマイナスの感情も同じくらい出てくるとおもうんだけど嫉妬とか疑いとかどれくらい愛されてるかとか。
もしかして女は百年待ってくれるほど自分を愛しているかどうか試したかったのかな。
だから最後に百合の花を咲かせたのかな。
あれはもう待たなくていいよって意味なのかな。
今思うと、男も最初から女をずっと疑ってた。女がもう死んでしまうことも死んだ後も言われた通り待ってたけど中々逢いにこないからだまされたんじゃないかって
お互い心の底では自分の事を本当に愛しているのかどうか分からなかったんだなって
何で好きって気持ちが出てくると相手にも同じくらいの好きが欲しいって思っちゃうんだろう。自分が好きだけで留めれば色々拗れないのに欲みたいなものがどんどん出て来て。誰かを好きになる事とか素敵な事なんだけど負の感情でいっぱいになってどんどん要求してしまう。
この2人もお互い愛し合ってるけど相手の本心が分からなくなって。疑って。もしかしてそれがテーマだったりするのかな。男と女みたいな?愛の形ってこと?んーどうなんだろう。。

それに女側からしたら百年男が待ってくれて自分は愛されてるって証明できたけど、男側からしたらバットエンドみたいずっと待ってたけど女は来なくて花で伝えられたってこと?可哀想じゃない?
何て思ったりしたけど百年もまってるってことはもう死後の世界にいるのかなそしたらハッピーエンドになるのかとか思ったり。何だか色んな想像してもう凄く興奮しましたですね。
まあ私はこう読んでたよって感じです。

何だか夢十夜って夢の中にいるみたいな物語なんて、聞いた事あったんだけど。まさに、夢のなかみたいな非現実的で凄くふわふわしてる気持ちになった。それに学生の頃の自分と今の自分でちょっと解釈が変わってるから何か自分でも驚いたしやっぱり本って何回読んでも違う解釈が出来るから好きだなって思う。
今回は第一夜朗読したから第一夜の話してみたけど、私は第七夜が好きです。

じゃあまたばいばい

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