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『ボードゲームよもやま話』「心理戦」を考える

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■発端

日本のゲーマー、助けてください。 以前にこの質問をしたことがありますが、答えを忘れていました。 ゲームデザインにおける「心理戦」とはなんでしょう? 「psychological warfare」と訳されるのですが、どういったゲームですか?ブラフゲームですか?推理ゲーム?秘匿された役割? お教え下さい。

日本のボードゲームを紹介しているジョン・パワー氏からこういった質問がツイートされました。
この事からも解るように、海外において心理戦という言葉が一般的で無いといらしいです。日本人としてなんとなく理解していた「心理戦」という言葉が、海外では通じないというのは面白いなと思いました。
このnoteではよくメカニクスについて話ますが、こと「心理戦」については海外ではメカニクスであると認識されるに至ってないという事が見て取れます。ただ、BGGを中心としたメカニクスの認識は割りと大雑把ないい加減なものと思っているので、例えば日本人がBGGの中核の層だったらメカニクスと認識されている言葉になるかもと思っています。
今回は、ジョン・パワー氏「心理戦」のツイートを中心としたやりとりから、その意味について考えて行きたいと思います。

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