IMADEYA MAGAZINE

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IMADEYAは、千葉・東京を拠点に、世界各国(特に日本)のお酒とそれにまつわる物を取り扱っている酒屋です。こちらでは、お酒に興味がある方もない方も「お酒っておもしろい」と思っていただけるような、お酒の様々な話をご紹介していきます。

マガジン

  • ワイン

  • IMADEYA爽椰(さや)の造り手 訪問レポート

    IMADEYAの爽椰(さや)が全世界・日本各地の造り手を訪問して、生産地で体験したことをレポートします!造り手のことやその土地の豆知識も紹介していきますので、気楽に読んでいただけたら嬉しいです!

  • IMADEYAマリコ-突撃!隣の日本ワイン-

    IMADEYAの松本 眞理子が日本ワインの造り手を訪問!日本ワインの魅力をもっと皆様に知っていただくために、ワイナリーで感じたことを綴ります。

  • 日本酒・焼酎

  • 安藤の造り手訪問記

    IMADEYAの安藤 大輔が日本全国の造り手(日本酒蔵、焼酎蔵、蒸留所、ワイナリー)を訪問し、造り手の歴史や想いを綴った訪問記です。

記事一覧

「GERMAM WINE TOUR 2024」ドイツの造り手訪問記vol.1 ~フュルスト醸造所~

ドイツワインとオーストリアワインのインポーターであるヘレンベルガーさん主催の ”ドイツ各地域のワイナリーを訪問し、楽しみながら学ぶ旅 ”「GERMAM WINE TOUR 2024~…

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IMADEYAオリジナル日本ワインの定期便「Pratto-ぷらっと-」、祝一周年!Special Thanksシークレットワイン付セット 試飲会

はじめに 皆様のお陰様で日本ワインの定期便Pratto-ぷらっと-は6月で1周年を迎えます。(パチパチパチ!) あっという間の一年でした・・。 これからも皆様にお届けした…

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「海と葡萄とデザインと」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

2024.3.訪問 はじめまして 一面に広がるグレージュな空、まるでフランスの田舎町に来たような感覚に襲われながら、バスで小高い丘を上ってゆく・・。 葡萄畑を抜け、富…

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「浅間山麓の風、日本一野菜に合う酒を目指す」浅間酒造(群馬県吾妻郡長野原町)訪問記

西に浅間山(あさまやま)、南に軽井沢を抱く、草津温泉の麓、創業1872年の浅間酒造(あさましゅぞう)。浅間酒造は町の80%が山に囲まれた、緑豊かな長野原町に蔵を構えている…

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「時代はスペックから世界観コミュニケーションへ」永井酒造(群馬県利根郡川場村)訪問記

IMADEYA安藤の蔵訪問記 「川場村の自然美を日本酒で表現する」群馬県 永井酒造の新しいチャレンジ。テイスティングルームと醸造研究所を併設した「SHINKA」にご招待いただ…

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1か月前
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チームIMADEYA試飲会Vol.2「酒屋の飲み物」

今回も日本ワインの定期便「Pratto-ぷらっと-」5月分のワインを飲み比べてみました。今回は新緑の季節に飲みたい日本ワインの2本立て!皆で飲むと新しい発見ばかりです👀 …

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1か月前
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『発酵における職人集団をめざす』蔵のミッションを達成すべく始動した、西酒造が造るニュージーランドワイン「URLAR(アーラー)…

2024年3月の訪問 西酒造(にししゅぞう)とは 焼酎の本場、鹿児島県日置市吹上町で、 1845年に創業役175年の歴史を持つ老舗の焼酎蔵です。 創業以来、農業こそ酒の旨さの…

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1か月前
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「三輪の地をそのまま瓶に宿らせる歴史の継承蔵」今西酒造(奈良県桜井市)訪問記

・清酒発祥の地で造る、清く、正しい、酒造り 今西酒造(いまにししゅぞう)とは日本最古の神社である大神神社(おおみわじんじゃ)の近くに酒造があり、創業当初から現在ま…

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1か月前
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「洗練されたクラシック 竜王町からみつめる酒造り」松瀬酒造(滋賀県蒲生郡竜王町)訪問記

2024年3月の訪問 松瀬酒造(まつせしゅぞう) / 滋賀県蒲生郡竜王町(しがけん がもうぐん りゅうおうちょう) 松瀬酒造とは 代表銘柄「松の司(まつのつかさ)」を冠する松瀬…

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1か月前
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「伝統とモダンが共存する日本酒蔵」油長酒造(奈良県御所市)訪問記

2024年3月訪問 油長酒造 / 奈良県 御所市(ごせし) 『風の森(かぜのもり)』や『鷹長(たかちょう)』などの日本酒を醸す酒蔵、油長酒造(ゆうちょうしゅぞう)さんを訪問…

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1か月前
8

「氷見で何かしたい、一心に土地を見つめ続けて17年」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

2024年3月訪問 はじめに SAYS FARM(富山県氷見市)について 葡萄畑を抜け、富山湾を一望できる丘の上にある富山県氷見市のワイナリー。2007年に「氷見で何かをしたい!…

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1か月前
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「”福井と共に”郷土愛と地元風土が紡ぐ越前辛口」常山酒造(福井県福井市)訪問記

2024年3月訪問 はじめに  常山酒造/福井県福井市 北陸新幹線の開通で盛り上がる福井県。 その中心地でもある福井駅から10分ほど歩いた市街地の中に銘柄「常山(じょうざ…

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1か月前
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「北陸の文化を伝える街づくり」黒龍酒造(福井県 吉田郡永平寺町)訪問記

2023年3月に福井県吉田郡永平寺町に所在する黒龍酒造さんをIMADEYAメンバーで訪問してきました! その様子を小宮がレポートいたします。 はじめに はじめに黒龍酒造とは…

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1か月前
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「創業200周年を掲げて、故郷への想い」【天狗舞】車多酒造(石川県白山市)訪問記

2024年3月の訪問。私達《IMADEYA北陸研修チーム》は能登半島地震の被災地である石川県の老舗蔵“車多酒造”さんを復興期に訪問して来ました。 創業1823年で今年の4/17には…

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1か月前
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「Just my imagination 」/ダイヤモンド酒造(山梨県勝沼町)

ダイヤモンド酒造×IMADEYA  いつからかひっそりと始動した、ダイヤモンド酒造醸造家、雨宮吉男(あめみやよしお)氏と仲良くなろう?プロジェクトから派生したオリジナ…

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1か月前
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「地酒とは何か、を追求する酒蔵」 吉田酒造店(石川県白山市)訪問記

2024年3月訪問 はじめに  吉田酒造店 / 石川県白山市  2024年3月、私達 IMADEYAは石川県白山市に位置する吉田酒造店を訪ねました。そこで、7代目杜氏の吉田泰之さんに…

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1か月前
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「GERMAM WINE TOUR 2024」ドイツの造り手訪問記vol.1 ~フュルスト醸造所~

ドイツワインとオーストリアワインのインポーターであるヘレンベルガーさん主催の ”ドイツ各地域のワイナリーを訪問し、楽しみながら学ぶ旅 ”「GERMAM WINE TOUR 2024~ドイツワイン最高!!~」に参加してきました! そこで訪問した一つ目のワイナリー「フュルスト醸造所」の魅力についてご説明します。 フュルスト醸造所とは フランケン地方の西側、ビュルクシュタット村にあるフュルスト醸造所。 フランケンはジルヴァーナによる辛口白ワインのイメージが強いと思いますが、今や

IMADEYAオリジナル日本ワインの定期便「Pratto-ぷらっと-」、祝一周年!Special Thanksシークレットワイン付セット 試飲会

はじめに 皆様のお陰様で日本ワインの定期便Pratto-ぷらっと-は6月で1周年を迎えます。(パチパチパチ!) あっという間の一年でした・・。 これからも皆様にお届けしたい日本ワインをIMADEYAらしく、渾身のセットをして参りますので、引き続きのご愛顧、何卒宜しくお願いいたします。 ということで、今回は少し志向を変えまして、2本のうちの1本はシークレットワインとしてお届けしましたが、その正体は・・ クサカヴィンヤード/プライベート・リザーヴ ルージュ 2021 でし

「海と葡萄とデザインと」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

2024.3.訪問 はじめまして 一面に広がるグレージュな空、まるでフランスの田舎町に来たような感覚に襲われながら、バスで小高い丘を上ってゆく・・。 葡萄畑を抜け、富山湾を一望できる高台にあるのは、富山県氷見市SAYS FARM(セイズファーム)ワイナリーだ。 早速迎えてくれたのは、栽培醸造責任者を務める田向俊さん(写真)と、ワイナリーをイノシシ被害から守る勇敢なアイドル犬、マイコちゃん(写真)。 念願の、噂の、やっと・・の思いでの初訪問。 今では考えられない

「浅間山麓の風、日本一野菜に合う酒を目指す」浅間酒造(群馬県吾妻郡長野原町)訪問記

西に浅間山(あさまやま)、南に軽井沢を抱く、草津温泉の麓、創業1872年の浅間酒造(あさましゅぞう)。浅間酒造は町の80%が山に囲まれた、緑豊かな長野原町に蔵を構えている。(航空写真を見てわかる通り山の中の谷に位置する場所) 日本酒「浅間山」とは 地元で作付けした原料米を使用した“本当の地酒”を造りたいという想いから風土に合った品種を選定し、自社で栽培に取り組んでいる。ヴィーガン認証も取得している為、海外のお客様にも紹介しやすい。 群馬県の蔵だが長野県との県境にある為、

「時代はスペックから世界観コミュニケーションへ」永井酒造(群馬県利根郡川場村)訪問記

IMADEYA安藤の蔵訪問記 「川場村の自然美を日本酒で表現する」群馬県 永井酒造の新しいチャレンジ。テイスティングルームと醸造研究所を併設した「SHINKA」にご招待いただいた際の訪問レポート。 永井酒造とは 利根川源流域に位置する群馬県川場村に蔵を構える創業1886年の永井酒造。 銘柄は「水芭蕉(みずばしょう)」「谷川岳(たにがわだけ)」。 川場村はその地名の通り一級河川が4本あり、武尊山(ほたかやま)の恵み溢れる村。永井酒造の酒造りは初代がこの地の水に惚れこみ創業

チームIMADEYA試飲会Vol.2「酒屋の飲み物」

今回も日本ワインの定期便「Pratto-ぷらっと-」5月分のワインを飲み比べてみました。今回は新緑の季節に飲みたい日本ワインの2本立て!皆で飲むと新しい発見ばかりです👀 それではスタート! Pratto-ぷらっと、とはこちらから⇩ 本日の試飲ワイン ・エーデルワイン 五月長根 リースリング・リオン 2022 ・朝日町ワイン 朝日町リースリング・フォルテ&リオン 2023 試飲スタート 前回と同じ中堅M 「今回は私が新緑の季節に飲みたいワインの試飲をしてもらいまーす!

『発酵における職人集団をめざす』蔵のミッションを達成すべく始動した、西酒造が造るニュージーランドワイン「URLAR(アーラー)」訪問記

2024年3月の訪問 西酒造(にししゅぞう)とは 焼酎の本場、鹿児島県日置市吹上町で、 1845年に創業役175年の歴史を持つ老舗の焼酎蔵です。 創業以来、農業こそ酒の旨さの源泉との考えから、 農業を知り尽くし、大地からいただく恵みを酒として表現してきており、 価値を高めること、その価値を磨き込むことをモットーとしています。 焼酎で一世風靡した蔵がなぜワイン造りを? 焼酎のみに縛られることなく、他の酒類からも学ぶべきであるとの考えから、20年以上、世界中の優れた醸造

「三輪の地をそのまま瓶に宿らせる歴史の継承蔵」今西酒造(奈良県桜井市)訪問記

・清酒発祥の地で造る、清く、正しい、酒造り 今西酒造(いまにししゅぞう)とは日本最古の神社である大神神社(おおみわじんじゃ)の近くに酒造があり、創業当初から現在まで大神神社に御神酒を奉納しています。「清く、正しい、酒造り」をモットーに「三輪の地を液体で表現する」ことを目指し酒造りが行われています。正しいと思うことを常に優先に考えて取り組み、他の蔵に比べ圧倒的に多いスタッフ、製造のみの蔵人だけで22名体制で各工程に徹底的に取り組んでいます。 ・コンセプト「清く、正しい、酒造り

「洗練されたクラシック 竜王町からみつめる酒造り」松瀬酒造(滋賀県蒲生郡竜王町)訪問記

2024年3月の訪問 松瀬酒造(まつせしゅぞう) / 滋賀県蒲生郡竜王町(しがけん がもうぐん りゅうおうちょう) 松瀬酒造とは 代表銘柄「松の司(まつのつかさ)」を冠する松瀬酒造は、琵琶湖の南東、滋賀県蒲生郡竜王町に位置し、2024年で創業164年目(1860年創業)の老舗蔵元です。 その経営理念は、竜王町の大地から生まれた歴史や風土、自然の恵みに感謝し、一筋の純粋な真心で酒造に研鑽を積むことを通して、竜王町に息づく文化の向上に貢献することです。 「美味しい以上に大切

「伝統とモダンが共存する日本酒蔵」油長酒造(奈良県御所市)訪問記

2024年3月訪問 油長酒造 / 奈良県 御所市(ごせし) 『風の森(かぜのもり)』や『鷹長(たかちょう)』などの日本酒を醸す酒蔵、油長酒造(ゆうちょうしゅぞう)さんを訪問してきました。 油長酒造がある御所市は、菜種油の製造が盛んであった町で、『油長』はその地で製油業を営んでいた油屋 長兵衛に由来しています。 搾りたての味わいを、家庭でも 油長酒造の代表銘柄『風の森』は、お酒造りの際にあまりお米を磨かず、搾りたての味わいをご家庭で楽しめるように、火入れをしない生酒(

「氷見で何かしたい、一心に土地を見つめ続けて17年」SAYS FARM(富山県氷見市)訪問記

2024年3月訪問 はじめに SAYS FARM(富山県氷見市)について 葡萄畑を抜け、富山湾を一望できる丘の上にある富山県氷見市のワイナリー。2007年に「氷見で何かをしたい!」というオーナーの思いから欧州系品種の葡萄の木を購入・栽培を始めたことからワイナリーが動き出しました。 現在年間約4.5万本のワインを醸造しており、将来的には約10万本のワインの製造量を目標にしています。そのため2024年の夏には、10万本のワインを保存できるセラーが建てられるそうです。 セ

「”福井と共に”郷土愛と地元風土が紡ぐ越前辛口」常山酒造(福井県福井市)訪問記

2024年3月訪問 はじめに  常山酒造/福井県福井市 北陸新幹線の開通で盛り上がる福井県。 その中心地でもある福井駅から10分ほど歩いた市街地の中に銘柄「常山(じょうざん)」を醸す常山酒造(とこやましゅぞう)はありました。 趣を感じさせつつもモダンな佇まいの蔵の内部を、九代目蔵元の常山晋平さんにご案内いただきました。 蔵の歴史 酒蔵の創業は1804年。福井市の中では最古の蔵元です。 同県の黒龍酒造も同じ年に創業しており、共に200年以上の歴史を持ちます。蔵は福井大

「北陸の文化を伝える街づくり」黒龍酒造(福井県 吉田郡永平寺町)訪問記

2023年3月に福井県吉田郡永平寺町に所在する黒龍酒造さんをIMADEYAメンバーで訪問してきました! その様子を小宮がレポートいたします。 はじめに はじめに黒龍酒造とは、福井県吉田郡永平寺町に所在する日本酒の蔵元です。代表銘柄「黒龍」「九頭龍」の人気はすごく、日本酒好きであれば誰もが知っている銘柄です。 今回は黒龍酒造さんをご紹介いたします。 ※蔵内は情報保護のため、シークレットでしたので、⁡2022年6月17日にオープンした「ESHIKOTO(永平寺町に誕生した、

「創業200周年を掲げて、故郷への想い」【天狗舞】車多酒造(石川県白山市)訪問記

2024年3月の訪問。私達《IMADEYA北陸研修チーム》は能登半島地震の被災地である石川県の老舗蔵“車多酒造”さんを復興期に訪問して来ました。 創業1823年で今年の4/17には200周年の式典も控えている大事な時期にも関わらず、次期蔵元である車多慶一郎さんに丁寧にご案内頂きました。 石川県は天候の晴れ日和が少なく、曇り日数が日本一らしいのですが、この日は非常に暖かく快晴でした。 早速、蔵周辺の圃場へご案内頂き、地理的なご説明。 蔵の酒米としてメインで使用しているの

「Just my imagination 」/ダイヤモンド酒造(山梨県勝沼町)

ダイヤモンド酒造×IMADEYA  いつからかひっそりと始動した、ダイヤモンド酒造醸造家、雨宮吉男(あめみやよしお)氏と仲良くなろう?プロジェクトから派生したオリジナルワイン造り。 きっかけは、弊社の日本ワイン定期便「Pratto-ぷらっと-」の記念すべき第一回目のワインにダイヤモンド酒造のマスカット・ベーリーAと甲州を選ばせていただいたことから。 Pratto-ぷらっと-、とは?気になった方はコチラから⇩ この定期便のひとつの特徴して、リーフレットに拘り、毎回生産者の

「地酒とは何か、を追求する酒蔵」 吉田酒造店(石川県白山市)訪問記

2024年3月訪問 はじめに  吉田酒造店 / 石川県白山市  2024年3月、私達 IMADEYAは石川県白山市に位置する吉田酒造店を訪ねました。そこで、7代目杜氏の吉田泰之さんに様々なお話を伺ってきました。 代表銘柄「手取川」「吉田蔵u」 「手取川」:創業当初からの銘柄で、地元で愛された味わいを守っていくというコンセプト。味わいを守りながらも年々ブラッシュアップされている。 「吉田蔵u」:2021年誕生。吉田泰之さんの想いの詰まった銘柄。 「u」には、自然、人