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詰め物が取れる一見ネガティブなことを活かす方法

詰め物が取れてご来院いただいた患者さんから
良い質問があったので
シェアしたいなと思いました

質問内容:
『詰め物、このまま取れたままでも
大丈夫でしたか?』

コロナ禍で歯科受診することが
難しい時期というのがあって
(今も別理由において難しいかもですが)
状況により急いで詰めたりしなくても
そのままでも大丈夫なことがありますよと
お伝えしたことがありました

そのデメリットとして
後々思うことがあったのは
患者さんご自身での
判断が難しいだろうなと思う点です。
そのままで良いか、
直ぐに詰めた方が良いかは
【その時々の状況】によって
異なるということでした。

今回の患者さんの場合
詰め物が外れ、穴が空いたままでも
進行する状況にはないようで、
その間不自由はあっても
急ぎで詰めなくても大丈夫と感じました。

ですが、今回詰め直しが出来たのは
患者さんにとって良かったと感じたので
『大丈夫だけれど、どうしてそれが外れたかに理由があるため、それが分かったことはとても良かった。詰め直せたこと自体よりも、何故それが起きたか?一緒に探して、対応ができたことが良かった。』とその時に感じたことを、お伝えしたのでした。

詰め物が取れたこと自体は結果なので、状況的にそのままにしていても進行しにくい場合、緊急を要さないです。つまり、そのままでも良かった。

でも、『理由がある』ってところがミソで、外れるということは、その時点で偶々に思えることであっても、実は、偶々ではないってことが、分かりますか?お口の中においてもそれは同じなんですね。(意味わかるかな)

その時に、どんな対応をするか?なのだけれど、もし詰めてもらおうと思ったら、それは一つの選択で、全体を捉えた上での現象として対応した場合には、身体の変化として方向性をつくり飛躍や打破に繋がるかもしれません。

また、その時に詰め物が外れて、もしもこのままでも大丈夫と判断した場合も、それはそれでOKで、もしかしたら、それは大事な一つの選択で、穴を庇いながら適切に過ごすことができた時には(その前提条件がないと遠回りしてしまうかも)時間をかけながら身体の歪み自体が、修正されていくことになったかもしれません。

今回は、患者さん自身の直感で、ご来院いただいて、全体も一緒にみれたことは、とても良かったです。人工歯を敢えて外すようなことは必要ないし、現状で役に立っているそれに、感謝なきもちもあるくらいなのですが、セラミックでも金属でもブリッジでも、どうしても人工歯というのは、硬すぎたり変な形だったりして、自然の歯と違う歪さがあります。減りにいことで構造的不調和を全体に及ぼす火種となることがあります。

今回は全体の自由さを人工歯が邪魔もしていたところを改善に至れたので、私としてもそのお手伝いができたかもしれないと思えたことは、幸せなことでした。

結論

直感で詰め直ししようと
来てもらえたことはとても良かった。

という事かな。

(参考)

https://stand.fm/episodes/5e80ba79954ca2b655f6d993

https://stand.fm/episodes/65b646fb45193ba0f6d10963

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