モノの流れを超スマートにした先にみえるもの
皆さんこんにちは。スマートショッピング共同代表の林です。私が考えていることを定期的に掲載したいと思います。きょうは私たちが描く未来です。
「モノの流れを超スマートに」を標ぼうし、スマートマットクラウドを提供し、1,400以上の拠点でご利用頂いています。モノの流れを超スマートにすることで、社会全体にどのような影響を及ぼすでしょうか。不要なものを「作らない 運ばない 買わない」ということです。消費者へのメッセージではありません。企業向けなのです。
企業がモノの流れを超スマートにすることで目指すのは世界一の製造業です。日本には脈々と受け継がれきたものづくりのDNAを武器に、テスラに負けない企業を創りたいのです。テスラと日本企業で決定的な差があります。ソフトウエアに対する考え方です。
日本企業はハードウエアとソフトウエアを一体となって考えがちです。出荷時に100%の品質と性能を保障することを大前提としています。一方でテスラをはじめとした海外勢は考え方が180度異なります。ハードウエアはシンプルそのもので、インターネットに接続することを前提として設計しています。出荷時に完璧を求めず、時代の変化に応じてソフトウエアを更新したり、追加したりしていきます。
ハードウエアにすべて詰め込む日本企業とIoTを前提とした海外企業。どちらのほうが企業競争力が高いでしょうか。すぐに分かりますよね。日本企業がハードウエアを徹底的に追求する姿勢は素晴らしいものがありますが、サプライヤーも巻き込み苦しんでいると思うのです。当然これまでの成功体験が邪魔をしていることは否めません。デジタル技術が発達せず、インターネット回線が乏しかった時代の話です。「よかれ」と思っている連鎖が引き起こしています。いまや状況が異なるのです。
この考え方を変えるだけで日本企業のものづくりは強くなると思います。私たちスマートショッピングが目指す世界とも通じています。わたしたちは社内外のサプライチェーンを強くすることに注力しています。「作らない 運ばない 買わない」世界を一緒に作りましょう。
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