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1171 「100年に一度の大災害」が 一年に何度も起こる中国は 日本人の感覚では理解できない

日本のメディアの
信頼度が急速に低下した
原因の一つが煽り報道です
台風や大雨が来るたびに
「この10年で最大の・・・」
コロナのときには
「〇〇の数が過去最多・・・」
と毎日のように煽っていました

これは、不安を煽る方が
視聴率が高くなって
メディアも儲かるからです

一方、中国でも同じように
メディアが「100年に一度」
と言うような災害が
年に何度も起こりますが(笑)
中国の場合は日本とは
少し事情が違うのです

つい先日も「100年に一度」
の洪水のニュースがありました

中国のメディアは
日本やアメリカとは違い
報道の自由はありません
中国で流されるニュースは
共産党の監督下にあると
考えてもいいわけです

「じゃあ"100年に一度"と
 煽ることは人民を不安に
 させるから、共産党に
 都合が悪いのでは?」と
思う方がいるかもしれません

確かに、コロナのときは
人民の不安を拡大しないため
報道を規制していました

しかし、今回の水害では
共産党政府が
「100年に一度の天災であり
 人の力では対応できない」
という印象を持たせて

自分たちの責任を
大自然の力に転嫁するために
大袈裟な報道をさせている
と考える方が
日本人には理解できない
中国の本質というものが
よくわかるのです

日本人の感覚なら
「治水工事をしてこなかった」
のが洪水の原因と考えますが
中国では「治水工事をしたから」
洪水が起こるのです

今回、大洪水の被害が
大きな地域というのは
近年、大規模な治水事業が
行われていた地域だそうです

地方政府にとっては
「治水事業」をやることで
予算が獲得できるため
敢えてやらなくていいような
工事を行うことによって
従来よりも洪水が起こる、
という本末転倒を隠すための
「100年に一度」報道と考える方が
今の中国の惨状を理解できます

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