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すべてのなかにすでにある

最近私も読むようになった、幼児教育の本なんか読んでいると、うんざりしてしまうこともあるかも、とちょっと思いました。こどもの頃、心理学の本とか読んでも同じように思ってしまうことがあったと思います。

”人間というものは、こういう風に育った、あるいは育っていないと、〇〇になりやすい” というアレです。

…それをそのまま読むと、だから私ってこうだったんだ、だからだめだったのね、またはだからいいんだわ、というような感想を持っちゃう、という。

たとえば最近読んだ中には、医療的介入はおろか、照明が明るい部屋で生まれることさえ、幼児、人間のトラウマのひとつになって、無意識レベルで恐怖心を抱くことになり、結果、発育の遅れや自己肯定感の欠落につながる、ということが書いてありました。

そこまで極端な話なら、「別に私はそれで困ってないし」って話なので、あらそうですか、で終わる話ですが、家族構成がこういう場合は、とか、母親がこういう気持ちで過ごしていた場合は、とかとかとか…、研究結果として、限りなく、いわゆる「よくない理由」として挙げられる状況はあるわけです。

でもそうであるなら、そういう状況がこの世の中に実際五万とある理由は、実は、

「どんな状況、どんな環境、どんな条件etc で生まれ、育ち、いまどうであろうが、すべての人間はみな、その中に必ず持っているものは、完全さ、満ち足りていること、無敵であること(至福の境地っていうことかな、言葉にしたら怪しいよん(*^。^*))なんだよ」

ということだと思います。そして、

「それは他人にどういわれたからといってどうしようもないことで、自分で気づいて自分で自分をみなければたどり着けない」

ってことなんだな、と思っています。

たとえば山川亜希子さんだって、「(女の子ばかり生まれて)お母さんにあなたはいらない子なのよ」と言われたのがトラウマになっていたそうですけれど、自分を見、知り続けて、いまあんなにひらけて、人生は歌って踊って楽しめばいい、なんて、紘矢さんとにこやかですし。(#^^#)

タマラさんの『コア・トランスフォーメーション』もブライアンワイス博士の『前世療法』もレナードさんの『今この瞬間への旅』も河合隼雄やあれもこれも…、実は、良い本はすべて、そのことについて書いてあるなぁ、と思いました。

だから無駄に悩む必要はない、でも、『アルケミスト』じゃないけれど、たとえ結局は足元にあったことに気づくとしても、旅する過程そのもの味わうこと、が意味深い、人生、ってことだっていうことですね~。

だからそう考えると、わるいことは何もない、批判する必要のあることもなにもない、自己嫌悪だとかももちろんいらない、穏やかな状態になります(#^^#)

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