えんとつ町のプペル展。空を見上げるために最下層から登るスタンプラリーに行ってきた。
12月4日から渋谷駅がえんとつ町のプペルでジャックされる。
ちょうど渋谷で予定があったこともあり、スタンプラリーに参加してみた。
高いえんとつに登り、煙に覆われた空を見上げる少年たちのスタンプラリーだから、当然下から登ってみようと思いたち
渋谷の最下層から、地上高くへ登っていくスタンプラリーを決行することにした。
★ スタンプラリーの詳細に入る前に…
現地でちょっと手間取ったので、先にスタンプラリーのやり方をメモしておく。
正直初日の平日ですら、スタンプラリーしている人が結構いたので、土日の混雑で密にならないよう念の為。
そんな準備は大丈夫だよ、という人はサクッと読み飛ばして貰えればと思う。
*事前準備:スマホでスタンプラリーの準備
こちらのサイトからスタンプラリーにチャレンジできる。
→ https://poupelle1225shibuya.com
(スマホでアクセス推奨)
スマホでこのサイトを開き、「参加はこちらから」のボタンを押して登録。
「きみのばんごう」をもらえたらスタートできる。
スタンプの対象スポットは全部で10箇所。
スタンプの数でもらえる景品も違うので、欲しい物がある人は確認しておこう。
*スポットでのスタンプGETの仕方
スポットについたらQRを読み込んでスタンプをGETする。
QRの読み取りはLINEを使うのが一番手っ取り早いと思う。
※自分は他のiPhoneデフォルトのQRリーダーがうまく動かなくて苦戦した。
1)LINEの「友だち追加」の画面からQRコードの読み取り画面を出して、スポットにおいてあるQRコードを読み取る
2)出てきたURLをタップして、サイトにアクセスしたら、スマホ画面右上の共有ボタンを押して、出てきた選択肢の中から、「デフォルトのブラウザで開く」をタップ。
3)無事スタンプがGETできた画面になればOK!
これが出ないまま次に行っちゃうと、もったいないことになるかもしれないので要注意。
事前準備はここまで。
さあ、地下から這い上がっていこうじゃないか。
渋谷最下層。地下5階
渋谷駅の最下層を走行する電車。
それは東横線。
というわけで、敢えて東横線で渋谷駅に乗り込む。
東横線のホームに到着し、今回のスタンプスポットで1番地下深い場所はどこか調べると渋谷駅東口広場 UPLIGHT CAFEが該当。
まずはここを目指そう。
地下2階
東横線渋谷ホームからエスカレータで登って半蔵門線ホームに。
さらに歩いて次のエスカレーターをぐねぐね登って改札階の地下2階にたどりつく。
迷宮化しつつある渋谷には、最下層から一気に地上まで出れる緊急脱出ルートのようなエレベーターはない。
そして地下鉄の改札を出て、目の前にUPLIGHT CAFE発見!
ひろびろとしたカフェで居心地良さそう。
目立つところにあるプペルとルビッチのパネルの横には、スタンプラリーのパネルが。
なるほど、このパネルのQRを読んでいくんだなと、もたもたしながらもなんとか無事1個目のスタンプGET。
地下1階
次のスタンプポイントは地下1階。
ワンダーコンパスというとあまり聞き覚えもない人も多いかもしれないが「渋谷ちかみち総合インフォメーション」の文字を見た記憶がある人は多いだろう。
なんとここ、コーヒーが飲めたり、傘のレンタルサービスもやってたりする
知らなかった。以前渋谷で土砂降りのゲリラ豪雨に襲われ、ビシャビシャに雨に打たれたときここを知っていればと過去の記憶が蘇る。これからはもう渋谷で雨の心配はしなくていい。
ちなみにこの記事の草案はスタンプラリーを終えたあと、ここワンダーコンパスに戻ってきて書いた。今回のプチお礼も兼ねてコーヒー1杯だけどお世話になることにした。
ここのコーヒー2杯目のおかわりは100円なんだけど、有効期限が1週間以内というすごい設定。ぜひぜひ使おう。
電源もあるし、一応フリーWi-Fiもちょっぴり飛んでる。
地上1階
ワンダーコンパスを後にし、やっと地上に出る。
日差しがまぶしいぜと思いつつ、次の目的地shibuya-sanに向かう。
渋谷に来るのが久しぶりすぎて、全然ルートが分からない。
だからこそ余計面白いのかもなと考えながら、地上を歩く。
やっとたどり着くとガッツリプペルワールド。
かっこいい照明に、めちゃめちゃいい音で流れるプペルのBGM。
ぜったいこれ良いスピーカー使ってる。
軽く腰掛けられるエリアがあるのだが、素敵すぎる照明で我がiPhoneではうまく撮影できないので、これはぜひ実際に見に行っていただきたい。
普通、窓際のカウンター席みたいなところは、外を見るしかないことが多いのだが、ここはプロジェクターで大画面で表示されている映像が反射されて、座ってドリンク飲んでいる人にも見えるようになっている。考えられているなぁ。
それと飾られている展示物が1個1個いい。
トイレットペーパー。かわいすぎて使えない。
プペル人形と絵本。すごい絵になる。
*戦利品*
スペシャルドリンク(HOTとICE)があって、ドリンクを買ったときにお姉さんにおまけのチョコを頂いた。ありがとう。
地上1階:その2
ゆっくりとプペルワールドを楽しみ、さあ次はどこかと狙いを定めたのがSHIBUYA HACHI BOX。ここは知っている人が多いだろう。ハチ公前だ。
本当は色々案内してくれるのだろうけど、ごめん、自分は案内なしで回れるんで、、と他の人の邪魔にならないよう、スタンプGETしてそそくさと出ていく。
ここでふと気づく
3,4個のスタンプをGETしたあたりで気づく。
このスタンプラリーサイトの画面、スタンプの並び。
もしかして、地下から這い上がるようになっている?!
おおおー、ホント、1つ1つこだわっているなぁ!面白い!
地上1階?4階?
さあこれから登っていくぜと思って渋谷区観光協会に向かうが、ここから軽く道がわからなくてもたもたする。
地図ではマークシティの端っこを指している。
そんなとこあったかなぁ…とフラフラしながら地図をみて地上を歩き、坂を登っていって発見。
ここか!
地上の坂を登っていってマークシティの4階に出るとは。
その日のコインスペースは満席で、集中して作業をしている人が大勢いたので、ジャマしないよう静かにこそっとスタンプを頂いてそそくさと次ヘ向かう。
地上2階
さあここからのスポットは最後の塔、東急プラザ渋谷の中に全てある。
よし、登っていくぜ!と意気揚々としたのもつかの間。
入って目の前にあるプペル展のセットに釘付けになる。
「おおお!」
バルーンアートもかわいいが、ひとつひとつ置かれている道具がビンテージみたいでかっこいい。なんだこれ、もう全部かっこよくて悔しい。
地上3階、地上4階
東急プラザのフロアをぐるりとまわりながら、エスカレーターで一つ一つ上の階に向かう。
3階についてすぐ目に入ったのは、
トイレットペーパーと洗剤でできたえんとつ。
こういうえんとつの上に2人で立っているのをうまく作ってくれてるの好き。
少し不審人物みたいになりながら写真たくさん撮って遊ぶ。楽しいな。
各フロアの気になるお店も見て楽しみながら、4階に登り、フロアをぐるっと歩いてパネルを見つける。
ああなるほどな、こういうところに置くのねと。
見せたいものは存分に見せるし魅せる。
あまり見せたくないものは意識をそらせて、見せたいもので魅せる。
うまいなぁ、面白いなぁと思いながらどんどん進む。
地上5階
ここではPepper PARLORが公開応援メニューとともにお出迎え。
入りたいと思ったけど、かなり混んでいたのとペッパーの圧が強すぎて断念した。
地上7階。てっぺん
やっとついた最上階。
なにこれ、ゴールテープを切るときのようなウィニングロードが用意されている。そして待ち受けるのは、プペルツリー。
がんばったな自分と思いながら、スタッフのお姉さんに全部スタンプを押したスマホ画面を見せる。
「おめでとうございます」と笑顔で映画チケットをいただいた。
やったー!すごい達成感。
映画公開前に映画で楽しめるのっていい!
*スタンプラリーのヒント
(1)スタンプラリーのルート
最近の渋谷はすこし道が分かりにくくて、行ったり来たりする事があるかもしれない。だがそれは渋谷という名の迷路ならではのお楽しみと思おう。
でもこれから行く人に向けて、ちょっとだけヒントは残しておこうと思う。
ヒント1:
雨でも濡れないで回れるルートで設計されている
これはありがたい。雨の日でも楽しめるのって嬉しい。
ヒント2:
基本的にはステキなお店がたくさんあるエリアを通って行けるようになっている。
工事エリアばかりじゃないよというのと、これはスタンプラリーをしながら、ときめくお店があったらぜひ入っていってね、という考えからきてる。すごいな。
(2)所要時間
途中道を間違えたり、スポットで写真撮りまくったりしたが、あまり寄り道をしないで回れば、大人の足で1時間程度で10箇所すべて回れた。
お子さん連れなら、もう少し時間に余裕を持っておくといいと思う。
ただ至るところに入りたくなるお店があるので、数時間を想定して、余裕を持っていくと、ゆっくりショッピングやお茶とかも存分に楽しめると思う。
スタンプラリー全制覇して映画チケットがほしかった訳
映画チケットが欲しかったのは、
家庭教師先の少年にプレゼントしたかったから。
とても社交的で人脈も豊富で、とても外向的な親に対し、少年は学校に友達はいるけれど、とても内向的で人前での口数が少ないらしい。
「らしい」という伝聞調なのは、実際自分の目の前では饒舌で無口な状況を見たことがないから。
少年が小学校高学年になり、算数がわからなくなり勉強キライになっていく様子を不安に思った親は急いで手を打とうとした。
でも習い事や塾も、優秀な家庭教師もダメだった。
父親が教えてあげようとしても、悲しくなって泣いてしまうという状況。
問題がわからなかったり、答えを間違えたりする様子、どうやら「自分のできない姿」を見られるのが、少年にとっては耐えられないくらい恥ずかしいようだ。
恥ずかしがり屋さんだけど、少年は絵が上手。
そして動画加工が大好き。
YouTuberとして本名と顔を出さず、好きなゲーム動画を実況しているときは、内向的なんていう言葉が微塵も感じられないくらいにイキイキしている。サムネイル画像のイラスト制作も相当没頭して描いているようで、日に日にスキルアップしている。
でも動画編集スキルが上がるにつれ、話す言葉に専門用語が増え、少年の言葉を理解してくれる人が減る。このおもしろさを、このすごさをわかってくれる人が学校にも家にもいない。
そこで自分にお声がかかった。
教育関係でもなく、家庭教師経験もないのに。
内向的で少年と似ているからという理由だけで。
ただ自分は数学や映像音声を専門に扱っていた経験があり、少年が専門用語で話しても理解して答えられるし、ついでに動画編集のアドバイスもできるのが功を奏した。
それを少年は気に入ってくれたようで、少年は自分との勉強時間中ずっと饒舌に話してくれるようになった。
そんな少年に、これから世界を取るであろう本気の映像がどんなものかというのを今のうちに見せてやりたいと思ったのだ。
別にこんな回りくどいことをしないで、サクッと前売り券を買ってあげればいいんじゃないかと言われそうなのだが、なんかそれだとしっくりこない。
うまく表現できないけど、なんとなくだけど、勝手な自己満足かもしれないけど
渋谷がこんな感じにジャックされててさ!
この映画のチケットは、
迷路をぐるぐる回ってやっと手に入れた宝物なんだ!
と言う方が、冒険に出て得たお宝感がでて、なんかちょっとワクワクするんじゃないかなと思う。
ちょうど今週末、おじいちゃんとパパと3人で鬼滅の刃の映画を見に行くらしい。きっとその会場では、次の上映予定のえんとつ町のプペルの予告編が流れているだろう。
次に家庭教師でお家に行ったときに、クリスマスプレゼントとして映画チケットを渡してあげよう。
片親と暮らすルビッチと似た境遇の少年は何を重ね、何を思うのだろうか。
少年が映画を見て、どんな創作意欲を駆られるのか楽しみだ。
「数学のテストで良い点取ることより、きっともっと大切なものがある。」
と、少年に言ってしまうと全く数学をやらなくなってしまうので言えないから、かわりにずっと机に向かって勉強ばかりして、色々なものを見ずに育ってきた過去の自分に言ってあげたい。
「下向いて机ばっか見てないでさ、もっと上を見よう」
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