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記事一覧

鉄道の磁気乗車券がなくなる

鉄道の磁気乗車券がなくなる

JR東日本と鉄道8社が、QRコードを使用した普通乗車券を2026年度末以降に導入すると発表した。

各社共通の管理システムを取り入れ、1枚の切符で異なる路線を乗り換えられるようにする。

磁気乗車券は機械的に高度な処理をしている分、詰まるなどの改札機の故障リスクが高く、用紙に金属成分を入れるため、リサイクルできない問題点があった。

長らく使っていた磁気切符、無くなるとなると名残惜しいものだ。記念

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パブリックドメインから歌川国芳の団扇絵を集めてみた

パブリックドメインから歌川国芳の団扇絵を集めてみた

はじめに

 歌川国芳(1797~1861)は、多彩なジャンルで活躍した浮世絵師です。現代人にも高い人気を誇ることから、さまざまに紹介されてきましたが、国芳が団扇絵も積極的に手がけていたということは、これまであまり注目されてきませんでした。
 そこで太田記念美術館では、世界で初めて、国芳の団扇絵だけを220点ご紹介する「国芳の団扇絵ー猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」展を2024年6月1日から7月28日

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SDGsは、誰がどうやって決めたのか? 【SDGsとは一体、何だったのか?】第4回

SDGsは、誰がどうやって決めたのか? 【SDGsとは一体、何だったのか?】第4回

SDGsは「欧米の白人たち」が決めた?

 「SDGsは "欧米の白人" が決めたもの」という言説がある。
 それって、本当なのだろうか?

 今回は「SDGsは、誰がどうやって決めたのか?」という3つ目の問いについて、策定時の経緯をふりかえりながら考えていくことにしよう。
 とくにクローズアップするのは、OWG(オープンワーキンググループ)と、政府間交渉の過程だ。
 両者のなかでどのような議論が

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【展示ツアー!】江戸川乱歩生誕130年―乱歩から広がる世界―

【展示ツアー!】江戸川乱歩生誕130年―乱歩から広がる世界―

こんにちは、奈良県立図書情報館の藤本です。
5月30日の木曜日まで、当館3階にて「江戸川乱歩生誕130年―乱歩から広がる世界―」を開催中です。

「見に行きたいけど……ちょっと遠い……」「会期中に行けない……」
そんなあなたのために!写真と動画で味わう「乱歩」オンラインツアーはいかがでしょうか~

展示の様子……動画と写真※すべて5月1日に撮影しました。

こちらを見つめる怪人二十面相は、国立国会

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「失われた時を求めて」を巡る冒険①

「失われた時を求めて」を巡る冒険①

↓を読み始めています。

岩波文庫版のプルースト「失われた時を求めて」全14巻です。

ボリュームと難解そうなイメージに圧倒され、ずっと二の足を踏んでいました。でも先日亡くなった唐十郎さんがよくインタビューや作品内で引き合いに出していたのを思い出し、追悼の意も込めて挑もうかと。

他の出版社からも出ています。岩波文庫を選んだことに理由はありません。あえて言うなら、ページを捲った時の感覚が目と指先に

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おちらしさんは支援会員「ごしえんさん」によって支えられています

おちらしさんは支援会員「ごしえんさん」によって支えられています

いつもチラシ宅配サービス「おちらしさん」をお楽しみいただきありがとうございます! 当サービスでは、「おちらしさん」を支えてくださる支援会員、通称「ごしえんさん」を募っております。

■支援会員「ごしえんさん」とは「おちらしさん」の運営費の一部をご負担いただく支援会員制度です。

いただいた支援金は、団体の方にお支払いいただくチラシ折り込み料金の値下げなど、おちらしさんのサービスの維持・向上に充てさ

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千葉百年後芸術祭・内房総アートフェス(千葉県木更津市・市原市・袖ケ浦市)

千葉百年後芸術祭・内房総アートフェス(千葉県木更津市・市原市・袖ケ浦市)

千葉県を中心に展開しているアートイベントである千葉百年後芸術祭。千葉県が誕生して百五十周年記念事業の一環として、百年後を考えるという芸術祭である。広大な千葉県の各エリアで開催されており、全てを回ろうと思うととても一日では回りきれないボリューム。

専用のHPがあるものの、そこだけは情報がよくわからないので調べてみたところ、百年後芸術祭には全部で以下のエリアがあることがわかる。
・内房総アートフェス

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【新学期】社会系授業で使えるかもしれないWebサービス50選

【新学期】社会系授業で使えるかもしれないWebサービス50選

GISを利用したインタラクティブ・マップやウェブ上のアーカイブ、生徒が自ら使えるツールなど、オンライン上で公開されている社会系授業で使えるかもしれないWebサービスをランダムに50個集めました。
「ネタ」としての提示は "打ち上げ花火"的 なものとなりがちですが、計画とアイディア次第で地理総合、地理探究だけでなく、歴史総合、世界史探究、日本史探究、公民科においても効果的に使えるものもありそうです。

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国立国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読む歴史学書籍【西洋史・海外翻訳書】

国立国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読む歴史学書籍【西洋史・海外翻訳書】

@MasakiUetaさんを承け、歴史学系の書籍を作成してみました。

このほど新規に搭載される以前からあったものも含みます。

おおむね20世紀後半以降の著作が中心。

随時追加します(2024/05/21)

アードーズ,リチャード

リチャード・アードーズ 著 ほか『大いなる酒場 : ウエスタンの文化史』,晶文社,1984.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.n

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デジタル大阪ミュージアムズOPEN !

デジタル大阪ミュージアムズOPEN !

大阪市では、2025年大阪・関西万博に合わせて、大阪市立美術館・大阪市立自然史博物館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立科学館・大阪歴史博物館・大阪中之島美術館の6館で「大阪博」を開催します。

「大阪博」に関連し、200万点以上の収蔵品の中から選定した「大阪の宝」を公開するためのWEBサイトを制作し、2024年2月20日(火)オープンしました。
制作にかかわる事ができたので、「デジタル大阪ミュージ

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2023年12月~2024年4月

2023年12月~2024年4月

※同人誌づくりと私生活のバタバタが重なって、この時期なかなか読書と紹介の時間がとれず……遅れちゃってごめんのだ。

539.勇者と探偵のゲーム (大樹連司/一迅社文庫)『勇者と探偵のゲーム』とてつもない怪作なのだ!

勇者と探偵を巡る物語が無限発生する地方都市で、一人の少女が無意味に死んだ

拡大主義や学生運動的ロマンチズム、果ては物語消費までも否定して焼き尽くす、野心的なメタ構造の「反小説」。ベ

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【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る

【一人旅レポ】青森の主要4美術館を東京から一泊二日、電車・バスだけで周る

【約6,900文字、写真約60枚】
実体験を基に「青森県の4つの美術館を」「東京から一泊二日」「電車・バスで周った」「一人旅」について、具体的なルート、食べたものとともに、感想などを書きます。

結論から言うと、青森の主要美術館は素晴らしいものばかり!美術館メインで旅行を組む価値は十分にあります。なお、車を使わない場合、2日で5つの美術館は周り切れず、4つが限界でした。注意点は、青森は都内と違い、

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出版関連SNS Twitterアカウント一覧 (書店系)

出版関連SNS Twitterアカウント一覧 (書店系)

 書店のTwitterアカウント一覧を作成しました。これまで作成していた1800以上のアカウントリストから、フォロワー500以上のものをピックアップ(1年以上投稿されていないアカウントは除外)しています。

 本が購入される場所ということで、インターネット書店や書籍販売イベントのアカウントも一緒に並べてみました。

 エリア情報も付記しておきましたので、本が好きな人は地元の書店や、自分の好みにあっ

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あなたならどの椅子を選びますか?:椅子とめぐる20世紀のデザイン展

あなたならどの椅子を選びますか?:椅子とめぐる20世紀のデザイン展

こんにちは

東京、日本橋にある高島屋にて開催された「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」に行ってきました。
会期も3月18日(※現在は終了)までで、ギリギリ滑り込みでの観覧という感じでした。
※今後大阪→名古屋の高島屋へと巡回していきます。

ということで、今回は椅子とめぐる20世紀のデザイン展のお話をしていこうと思います。

日々の合間にのぞいてもらえたら嬉しいです。

|椅子のデザインから見る

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