何となくUNIX(いしい)

見たこと、行ったとこ、気になったこと、読んだものなど気ままに。 ポストは目安週一。 そ…

何となくUNIX(いしい)

見たこと、行ったとこ、気になったこと、読んだものなど気ままに。 ポストは目安週一。 その他→ https://note.com/preview/n9afe2f6a7c4c?prev_access_key=0f42c8c4bcebfca65ffe5fddc94782b1

マガジン

最近の記事

都心一等地に毎年ポップアップする無料ギャラリー【ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI】

多分、テレビCMだったと思う。 東京丸の内地下にある「行幸地下ギャラリー」(空間そのものは以前から知っていたが、その名前は今回知った)。そこで、無料のアート展示イベント「AATM」なるものの開催を知り、付近を通るついでに、足を延ばし鑑賞してきた。 既に5月12日で終了したイベントだが、毎年この界隈で開催されているようなので、来年のためにも今回の鑑賞記録を書き残す。また、関心あったけど行けなかった方、今までご存じなかった方のため共有する。 ★基礎インフォ★ 行幸地下ギャ

    • 横須賀でジブリプロデューサーを追体験【鈴木敏夫とジブリ展】(体験レポ編)

      間に別の記事(埼玉県立近代美術館「アブソリュート・チェアーズ」展。もうすぐ5月12日で終了する展覧会なので)を挟んだが、横須賀のジブリ展とその会場である横須賀美術館について、予告通り今度は体験レポを書く。一部記憶だよりなところもあるので、そのあたりはご容赦ください。 (前の記事) なお、私はこの展覧会を観るまで、鈴木敏夫についてはジブリ作品のクレジットに名前があるな~程度しか、知らなかった。コアなジブリファンの方々なら、私とはまた違った見方、味わい方があるかと思う。以上、

      • アートな椅子。アートの中の椅子。椅子が語るもの。椅子により伝わるもの。

        高価な椅子と言われれば、何を思い浮かべるだろうか。 一定以上の年齢であれば、たとえば、「ハーマンミラー」や「イームズ」あたりの名を挙げるかもしれない。 しかしこの「アブソリュート・チェアーズ」展は、椅子の展覧会ではあるが、それらは対象としていない。それらはプロダクトデザイン/デザイナーズ・チェアであり、アートを第一の目的とした一点物のアート作品ではないからである。もちろんこの認識区分を意図的に撹拌するような「作品」もいまでは無尽蔵に存在すると思うが、その点はこの展覧会(お

        • 横須賀でジブリプロデューサーを追体験するチャンス!【鈴木敏夫とジブリ展】(これから行く人向け編)

          実は、横須賀の別の美術館に行くつもりだった。 ただ、折角横須賀に行くので、そこだけでなくもう何箇所かミュージアムを巡ることを検討した。 そうしたところ、いつの間にか横須賀美術館がメインとなってしまった。「まだ行ったこと無かったけど、そういえば、ここも結構話題の美術館だったな」と。 なので、きっかけ/目的としてはジブリ展ではなく、横須賀美術館そのものだった。ジブリ展については「アトラクション寄りの展覧会かな?たまにはそういうのもいいか」的な期待だった。ジブリ作品への想いは

        都心一等地に毎年ポップアップする無料ギャラリー【ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI】

        マガジン

        • 気になるタイトル・あとで読む
          225本
        • レビュー・レポート・レピュテーション・クリティシズム
          1,234本
        • ソース・ツール
          300本
        • (紙の)本屋・図書館・本棚・アーカイブ
          411本
        • (勝手に)Good note賞 選考候補
          79本
        • 読むこと・読み方 / 書くこと・書き方
          200本

        記事

          6年間&5年間お疲れ様でした。

          3月31日放送のNHK日曜美術館アートシーン。 録画していたが、視るのはちょっと遅くなった。 (録画するので、遅れるという面もあるが) 中盤7分過ぎあたりで、いつもの番組終わりのチャイムのような音楽が流れる。あれ?もう?15分番組なのに??ひょっとして録画ミスった??? 場面はNHKのスタジオに変わり、司会の小野正嗣さんと柴田祐規子さん。あ、この放送回でこの番組の司会最後だから、挨拶があるのか。 とても貴重な回、保存回になった。 基本語り手は小野さんで、柴田さんは終

          6年間&5年間お疲れ様でした。

          愛され長生きする書斎「吉村昭書斎」

          昨年、ゆいの森あらかわ(荒川区立図書館)内にある吉村昭記念文学館で、昭和を代表するノンフィクション作家吉村昭の書斎の再現展示(精巧な複製)に遭遇し、なかなかに感銘を受けた。レトロ趣味あるいは文学(文豪?)趣味にカテゴライズされるのかもしれないが、文筆家然とした良い空間/体験だった。 その後、三鷹市にある実物の書斎の方が、移築・手入され、この3月から公開されていることを知った。その名もズバリ「三鷹市吉村昭書斎」。よくある「~~館」ではなく堂々とストレートに「書斎」を名乗るあた

          愛され長生きする書斎「吉村昭書斎」

          東近美、特別展を書くか、コレクション展を書くか

          ここを訪れると、よくそれに悩む。 * * * 今回、まず、特別展「中平卓馬」展を観たくて足を運んだ。最近写真展に対する関心が高まっているため。 そして折角来たので&特別展のチケットで見れる&もともとここのコレクション展は素晴らしいので、当然コレクション展も見ていく。 そして鑑賞後。 私は、展覧会で、「おっ!」あるいは「えっ?」と思うモノ(あるいはコト)に出会えたり、全体を通じて一定以上得るモノがあったあるいは一定以上楽しめたと思えたら、なるべくこのようなレビューをno

          東近美、特別展を書くか、コレクション展を書くか

          初めて見るタイプのニュース。美術館がこういったことを自ら積極的に発信するのは、珍しい?そうでもない?飛び抜けて目玉の作品だからだろうけど。 【重要なお知らせ】福田平八郎《漣》の一時展示休止のお知らせ(没後50年 福田平八郎) https://nakka-art.jp/news/fukudaheihachiro-2024-3/

          初めて見るタイプのニュース。美術館がこういったことを自ら積極的に発信するのは、珍しい?そうでもない?飛び抜けて目玉の作品だからだろうけど。 【重要なお知らせ】福田平八郎《漣》の一時展示休止のお知らせ(没後50年 福田平八郎) https://nakka-art.jp/news/fukudaheihachiro-2024-3/

          世田谷・アートワールド・アラカルト:沿線の物語展 完結編@世田谷美術館

          カタログあるいは名鑑的な展覧会が、好きである。 教養第一主義と揶揄されるかもしれないが。 雑多な展覧会も、好きである。 ビシッと全体を通してコンセプトとストーリーが 貫かれているような展覧会もいいが。 もうあと数日で終わってしまうが、 ここ数年世田谷美術館がシリーズで手掛けてきた展覧会 「美術家たちの沿線物語」。 その最終部(チラシいわく完結編) を見てきた。 美術家たちの沿線物語 京王線・井の頭線篇 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM 美術家たち

          世田谷・アートワールド・アラカルト:沿線の物語展 完結編@世田谷美術館

          職人/仕事/日常/豊かさ 「アーツ・アンド・クラフツとデザイン」展@千葉県立美術館2024

          序 「アーツ・アンド・クラフツ/ウィリアム・モリスの展覧会がやってる。」 チラシだったか、アート番組だったか、ニュースだったか。開催を知り、行きたかったが、近場の巡回を逃し、諦めた。 ところが、あれれ?年明けまたやってる。 今度の会場は千葉県立美術館。近くはないが、まぁなんとか行ける範囲。関心あるテーマの展覧会と、まだ行ったことのない美術館の開拓(これはこれで好き)のコンビネーション。奮起して行ってきた。 展覧会情報 今回の会場は千葉県立美術館。 以下が公式サイト

          職人/仕事/日常/豊かさ 「アーツ・アンド・クラフツとデザイン」展@千葉県立美術館2024

          私たちのエコロジー@森美術館@六本木

          六本木。 アートの集積地の一つだが、それほど気軽に足が向く地ではない。 理由は単純。地下鉄(都営大江戸線)のホームから改札/地上までが長くて長くて。とにかく長くて。ウンザリしてしまうのである。以前ここ六本木ヒルズに研修(たぶん。うろ覚え)を受けに来たとき、このことを知らず、遅刻した苦い思い出がある。地下鉄ではなくタクシー等車で向かうのなら、関係のない(そして気づかない)ことだろう。 と皮肉気味に書き起こしたが、森美術館で開催された「私たちのエコロジー」展、良かったのでレ

          私たちのエコロジー@森美術館@六本木

          【展評】都美、無料、満腹。

          きっかけ 先日紹介した、「美術館」を会場にした「博物館」展。同じ都内、しかも互いにすぐ近所のミュージアムだというのに。なんというか、普通はありえないのでは。東京都江戸東京博物館は、トーハクのように古美術系ではなく、歴史系だし。このトリッキーさだけで興味津々。2月これだけは見逃したくなく、悪天候も顧みず行ってきました! part1. 「出張!江戸東京博物館」展 展覧会HPには、江戸東京博物館の「常設展のエッセンスを凝縮した展覧会」とある。その文言に偽りなし。学芸員課程

          【展評】都美、無料、満腹。

          東京都江戸東京博物館美術館。2月25日まで。

          自分的には以前からマークしていた展覧会。 もう少し前に投稿するつもりだったのに、始まってからとなってしまった。。。 都美(東京都美術館)を会場に、江戸東京博物館展を、やってます。 公募展示室3室を使った展示で、ちょっと規模感が分からないのですが、無料です。都美で江戸っ子気分を味わいたい方、江戸東京博物館長期休館中で江戸成分に飢えている方、お見逃しなく。 それにしても、会期たった5日間の展覧会。逆にレア体験か。 こんな短い5日間だけの展覧会なのだが、立派なチラシが作ら

          東京都江戸東京博物館美術館。2月25日まで。

          記事タイトル

          別件で作業しててたまたま気づいた件。 どうやら2月4日に?Webで公表はしていた模様。 なんでこんな大事なことなのにメール着てないのだろう?ひょっとして着てたけど見落としてたか?と思ったが、やはり着てなかった。理由が、分かった。 https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/subscription-price-increase-2023-individual-plans.html の最下段。 なお、個人

          【レポ】なんでもないものの変容@松濤美術館

          渋谷区立松濤美術館。 HPによると結構昔、1981年から存在する。しかし自分が知ったのはかなり最近のこと。写真展が開催されてるというので、この機に覗いてきた。 ※2月4日(日)まで。終了間近の投稿で、恐縮です。 初めての美術館なので、今回はミュージアムレビュー+展覧会レビュー。 さっくばらんに書いてますので、その点ご容赦ください。 アクセス 最寄り駅は渋谷から一駅の京王井の頭線神泉。しかし(沢山ある駅の出口の選択で迷わなければ)渋谷駅からでも道のりはシンプル。天気

          【レポ】なんでもないものの変容@松濤美術館

          【展覧会レポ】龍のイメージ/龍に託された想い

          今年最初の、展覧会。 行ってきたのは東京都港区三田にある大学ミュージアム KeMCo(Keio Museum Commons)。開館以来、毎年干支にちなんだ新春展を開催している。今年のお題は「龍の翔る空き地」。 ※2月10日まで 本当はもっと早く、正月三ヶ日開館してるミュージアムで、展覧会始めするつもりだった。しかし、元旦、2日と(それ以降も結構立て続けに)ショッキングなご時勢。頭からスッポ抜けてしまった。 ようやく新年の展覧会巡りをスタートしたが、世間も私もまだ本調

          【展覧会レポ】龍のイメージ/龍に託された想い