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失踪事件の考察・推理 日本航空123便墜落事故 心理学 心霊 都市伝説 性 フェティシ…

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失踪事件の考察・推理 日本航空123便墜落事故 心理学 心霊 都市伝説 性 フェティシズム 偏った趣味と考察を投稿していきたいと思っております。 「10番目の男というルールだ。どんなに奇抜に思えても10番目の男は他の9人が間違っているという仮説を探らなくてはならない」

最近の記事

「分けてないし、禿げてない。目撃証言について」飯塚事件(2)

 まずは、女児の目撃情報について妄想したい。  被害者のA子とB子は2人とも7歳で、飯塚市立潤野小学校1年に在学していた。  A子は、黄色のジャンパーを着て赤色ランドセルを背負い、午前7時40分ごろ、同級生のC子と一緒に、B子宅までB子を呼びに行き、3人で学校に登校し始めたが、午前8時ごろになってもぐずぐずしB子が「学校に行きたくない」と言い家から離れず、C子が二人を置いて先に登校した。B子宅から小学校までの通学路は距離にして1420メートル、所要時間は子供の足で20分から

    • 「うち捨てられた二人の女児」飯塚事件(1)

       この事件は冤罪が強く疑われる事件なのだが、他の冤罪が疑われる事件とは全く違う点が一つだけある。それは、冤罪が疑われながらも死刑に処したことだ。この事件で死刑判決が下された久間元死刑囚は判決からわずか2年で死刑に処された。  真犯人が存在するならば、命懸けの身代わりによって新たな犯行が不可能となった。真犯人は沈黙さえすれば自分が逮捕されることは永久にないからだ。そいつは事件から30年間、必死に衝動に耐えているのだろうか。それとも、久間元死刑囚が本当の犯人だったのだろうか。  

      • 自然大好き孤高のアルピニスト「役小角」

         関西の寺に行くとどこでもとその名を目にする「役小角」だが、史実では半ば実在が疑われる仙人のような存在として登場することが多い。彼はさまざまな山にこもっては儀式を行い開山している。修験道の始祖とされ、修行中に蔵王権現に遭遇し、鬼を従えて空も飛べるらしくまさしく最古の仙人である。  面白そうな人なので調べてみると自然派スーパーアウトドアリストもしくはアルピニストの匂いがプンプンとしてくる。仏教や密教がどうというよりは、自然から学んだ知識によって神がかり的な活動をした人なのではな

        • 「偽装された2時間半」後編 名張毒ぶどう酒殺人事件

           後編では混入された農薬と葡萄酒に関わった人物の当日の動きについて考え、真犯人について考察する。 農薬について  犯行に使用されたのは、有機リン系のテップ(TEPP)剤と発表された。TEPPはテトラエチル・ピロフォスファーテの略で、殺虫剤であり、薄い黄褐色で多少粘り気のある液体の農薬である。有機リン系の殺虫剤としての商品はエヌテップ、日曹テップ、ニチリンなど数種類存在する。当時はニッカリンTの他に三共テップが流通していた。  原液は皮膚に触れるだけでも中毒を起こし、致死量

        「分けてないし、禿げてない。目撃証言について」飯塚事件(2)

          「偽装された2時間半」名張毒ぶどう酒殺人事件(前編)

           この事件は三重県名張市葛尾地区にある公民館で行われた地元の生活改善クラブ「三奈の会」の懇親会で、女性会員用に用意された葡萄酒の中に農薬が混入され、それを飲んだ女性会員のうち5人が死亡、12人に中毒症状が出た毒物による無差別殺傷事件である。  この事件については犯人とされる奥西勝氏が逮捕されたが、冤罪が強く疑われており、現在も再審請求中である。これまでにすでに10回の再審請求が行われているが、ことごとく棄却されている。  近年では2013年に弁護団は第8次再審請求申立てを行

          「偽装された2時間半」名張毒ぶどう酒殺人事件(前編)

          ダークウェブからの流出映像「CAM9-BL5-D7」は本物の監禁動画なのか?

           これはDark webにて発見されたとされる映像だ。そこには10代と思わしき一人の少女が部屋に監禁され、ウェブカメラのようなもので監視されている動画である。この動画がネット上に姿を現し始めたのは、Dark web上にあるとされる半ば都市伝説化した「レッド・ルーム(Red room)」が話題になった2010年から2015年あたりだ。Tor(トーア)が一般ユーザーにダウンロードされるようになったことで匿名化が加速し、アンダーグラウンドで非合法なコンテンツやドラッグが売り買いされ

          ダークウェブからの流出映像「CAM9-BL5-D7」は本物の監禁動画なのか?

          ディープウェブからの呪われたゲーム「Sad Satan」の真相

           何でもそうだが、黎明期のものは明確なルールやモラルが存在しないためカオティックで乱雑でアイデアに溢れ非常に面白い。そういえば普及したばかりのインターネットもカオスなものや怪しげな情報で溢れ返っていた。  この奇怪なゲーム「Sad Satan」もWebがさらに匿名化したDeep Web(ディープウェブ)と言われるものから出現したという触れ込みだ。  この呪われている「らしき」ゲームは2015年6月25日にYoutubeチャンネル「Obscure Horror Corner(

          ディープウェブからの呪われたゲーム「Sad Satan」の真相

          「公開された映像から更にしつこく考える」泉南郡熊取町小4女児誘拐事件(14)

           遂に、事件から20年が経過した。彼女が今も生きていれば現在29歳となる。まだ20代、救い出しても社会復帰はいくらでもできる。  YouTubeの読売テレビニュースで行方不明から20年の特集が配信されていた。そこには元捜査幹部の方が当時の捜査についてのインタビューと、元捜査員の方へのインタビューが公開されていたのだが、映像には「七山地区におけるクラウン目撃情報」「平成21年、セドリック車当たり捜査〜」と背表紙に銘が書かれた厚いファイルが写っていた。捜査当局もクラウンを唯一の

          「公開された映像から更にしつこく考える」泉南郡熊取町小4女児誘拐事件(14)

          「命がけの自慰」オートエロティックと窒息プレイ

          ※本文には過激で嗜好性の強い性的表現が沢山含まれています。不快な方は読まないでください。  オートエロティック(Autoerotic)、これは独りで行う「窒息プレイ」であり、自己発情窒息(Autoerotic Asphyxia)とも呼ばれ、これを愛する者をハイポクシフィリア(Hypoxyphilia)と呼び、ブレス・コントロール・プレイ(Breath Control Play)という技術でも呼ばれる。これらを愛するものはアメリカ精神医学会の「精神障害の診断と統計マニュアル」

          「命がけの自慰」オートエロティックと窒息プレイ

          「エレベーター内の儀式」エリサ・ラム怪死事件

           エリサ・ラム事件はネットでは現在でも話題になっており、曰く付きのあるホテルで起こった出来事として怪奇事件のような風潮で語られることが多い。公開されたエレベーターの監視カメラ映像での奇行から、その不可思議さに目が向けられ様々な考察がなされた事件だ。  エリサ・ラムの両親は香港の出身で、移民の娘だった。両親はカナダで飲食店を営んでおり、エリサはブリティッシュコロンビア大学の学生であった。  やがて2013年から講義を取らなくなり、1月下旬から鉄道や都市バスを使って一人で旅行

          「エレベーター内の儀式」エリサ・ラム怪死事件

          「橋の上の怪異、青ゲット殺人事件」

           なぜだか100年以上にわたって語り継がれている未解決事件である。不思議な出立ちの犯人による不思議な犯行の行い方が、猟奇性だけでなく、何か魑魅魍魎の仕業のような匂いを醸し出しているからだろうか。  1906年(明治39年)2月11日、福井県三国町の回船問屋(船主のために積荷を集めたり、船主と契約を結んで積荷を運送したりする中間業者)である橋本利助商店に吹雪の夜、訪問者があった。 訪問者は青の毛布(ゲット)をかぶり、同店の番頭である加賀村吉(30歳)に面会を求めた。 怪しいな

          「橋の上の怪異、青ゲット殺人事件」

          深淵を覗く。「絵に描いたような典型的変態。ルーシー・ブラックマン事件」

           映画や小説で考えうるであろう暴力的変態の人物像がこの犯人の中にはある。現代でいうところの他人に共感できないサイコパスであるとも言え、また人格障害であるとも言えるだろう。親の莫大な遺産で生活する高学歴の犯人は、その財力を生かしてかなりダメな方の男の夢を追求した。  2000年7月に元英国航空の客室乗務員であったルーシー・ブラックマンさんが失踪し、2001年2月に神奈川県三浦市の海岸近くの洞窟でバラバラ死体となって発見された。  ルーシーさんは来日しホステスとして六本木のク

          深淵を覗く。「絵に描いたような典型的変態。ルーシー・ブラックマン事件」

          深淵を覗く。「変態の白昼夢、ペッパーランチ事件」

          ※非常に不快で過激な内容を含むため、お読みになる際には注意ください。  一線を越えようとする変態の考えることは、大体同じだ。こいつらは監禁レイプのファンタジーを夢想しながら、その機会をずっと伺っていたのだろう。  2007年5月16日、大阪府警は女性客を拉致監禁した上に強盗強姦を行ったとして、ペッパーランチ心斎橋店の店長北山大輔(25)と店員三宅正信(25)の2名を強盗強姦と逮捕監禁致傷容疑で逮捕した。  2007年5月9日の午前1時頃、閉店作業を装って店舗のシャッターを閉

          深淵を覗く。「変態の白昼夢、ペッパーランチ事件」

          「チャイルド・マレスターの探索範囲についての一考察」泉南郡熊取町小4女児誘拐事件(13)

           確実に友梨ちゃんを誘拐した人間は存在し、そいつは彼女を車に乗せ、どこかに連れ去った。そいつはどこにいるだろうか、どの辺にいるのだろうか。  飛行機や鉄道・自動車が無かったころ、人の日常における行動範囲はそれほど広くはなかった。ひたすら自分の足で歩くしか移動手段は無かった昔は、半径20kmほどの世界で生きていたと考えられる。  1里(約4km)の道は歩いて1時間程度だが、陽が出ている間に歩き続けたとしても制限時間はせいぜい10時間程だろう。つまりは片道5里(20km)が日常

          「チャイルド・マレスターの探索範囲についての一考察」泉南郡熊取町小4女児誘拐事件(13)

          「オクサン、ワラビトレマスカ?」長岡京ワラビ取り殺人事件

           1979年、京都府長岡京で蕨取りに出かけた主婦2名が山中で惨殺された。この事件はレシートに書かれた助けを求めるメッセージが強いインパクトを遺し、今も事件の内容について考察が続いている有名な事件である。しかし、犯人を発見することはできず、1994年5月24日に公訴時効が成立している。  5月23日、長岡京市内にあるスーパーマーケット、イズミヤでパートをしていた水野さん(当時32歳)と明石さん(当時43歳)の主婦2人が仕事が終わったあと、近くの里山に蕨(わらび)を取りに出かけ

          「オクサン、ワラビトレマスカ?」長岡京ワラビ取り殺人事件

          「自衛隊員射殺速報を大真面目に考える」日本航空123便墜落事故(6)

           日航機墜落事故の都市伝説じみたエピソードの一つに、「123便がレーダーから消えた速報の後に、救助に向かおうとした自衛隊員が射殺された速報が入った」というものがある。これは、沢山の人間の記憶に残っているらしく、現在でも見たことを主張する人をブログやSNSで見ることができる。陰謀論絡みや自衛隊との関係性を掘り下げようとすると必ずこの射殺速報は出てくる。  では、その速報はどのようなものだったのであろうか。大まかな概要は以下の通りである。 1985年8月12日20時ごろ、  

          「自衛隊員射殺速報を大真面目に考える」日本航空123便墜落事故(6)