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mix糸 de ラフダーニング

靴下の親指のところに、よく穴を空けてしまう。なんでだろう。爪は短く切っているんだけどなぁ。歩き方が変なのか、靴が合っていないのか、、、新調した靴下にも早速穴を空けてしまった。これじゃ何足あっても足りないぞ。

あまりにも頻繁に穴を空けるので、最近ではダーニングでお直しするようにしています。ダーニングと言っても、織りのようなかっちりしたタイプではなくて、かがり縫いと乱刺しを組み合わせたような、自己流の繕い方をしています。わりとラフな雰囲気。

一時期はお洒落ダーニングに憧れてハウツー本も読んではみたけれど、どうも私の性分には合いませんでした。織り風に仕上げるタイプは整いすぎててしっくりこない。もっとこう、なんだろな、不器用なおばあちゃんが孫を想い、手を震わせながらも一生懸命繕いました!みたいなほっこり感がほしい。

穴がふさがって補強ができて、ついでに見た目をほっこりさせたい。それが私のダーニングです。やり方は自由(適当ともいう)。道具だって、わざわざダーニングマッシュルームを買わなくてもいいんです。おばあちゃんはそんなもの持っていません。ジャムの空きビンで代用します。

そんな感じでだいぶ適当にやっている風ではありますが、ひとつだけこだわりを固持している部分があります。それは、糸。名付けて『3色mix糸でございます。

私が使用しているのは25番の刺繍糸で、3色を2本ずつ組み合わせて、6本どりで繕っています。異なった色を組み合わせることで素朴な風合いが出て、ほっこりした雰囲気に仕上がってくれるんです。ここ重要ポイント。

色の組み合わせの例として、①生地に近い色、②生地よりちょっと薄い同系色、③生地よりちょっと濃い同系色、の組み合わせにすると、生地に馴染む感じに仕上がります。

あえてポップに仕上げたい時は、①生地に近い色、②生地よりちょっと薄い同系色、③生地と全然違う色(好きな色)、の組み合わせにすると、かわいい感じに仕上がります。小さなお子さんのお洋服だったらこっちのほうがいいかな。

夫のお気に入りの、ネルのパジャマにも穴が空いてしまいました。こっちはだいぶ大きく生地が裂けていたので(ほころびに気付かず洗濯して広げてしまった…)、裏からあて布をしてダーニングしました。

①グリーン、②ネイビー、③ブルーグリーン、の3色を組み合わせています

チェック柄だったので、織り糸に近い3色を組み合わせました。生地が柄物の場合は、柄で使っている色を3色ピックアップして組み合わせると自然な感じに仕上がります。

私のダーニングは決してお洒落ではないけれど、素朴な雰囲気はとても気に入っています。かっちりダーニングが苦手な人、おばあちゃん的ほっこり感がほしい人に、この『3色mix糸』でのダーニングはおすすめですよ。是非お試しあれ。



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