見出し画像

「余暇」とかけて「作る」と解きます。そのココロは!?

noteの皆さま、こんばんは。↑いきなり謎かけ笑
センスのなさを見逃していただけると大変うれしい、Sazanamiです。

ずっと前、こんな企画を見つけました。




この企画は9つのキーワードから2つを選び、
そこから閃いたテーマを自由に発想していただく企画です。 無限に存在するテーマだからこそ明確に形にしてみる。そこから生まれる物語は一体どんなものになるでしょうか。 そんな書くことを手助けしてくれる企画を考えてみました。


以上、まと。さんの企画
「4マスのひらめき」マガジンの説明文まま





この企画内容、1回読んで

パッと飲みこめなかったので、



ものすごく、難しく感じてしまいました。







あぁ、Sazanamiの
読解力のなさよ……哀れ。






でも、公式でも紹介され、

参加者が増え、



フォロワーさんのなかにも

実際に、チャレンジなさった方が、いたりして







……あっ、なるほど。

9つのキーワードから、
ふたつの言葉を選んで、

かけ合わせるわけね。


ふんふん_φ(・_・メモメモ



と、企画の中身を、

何度も読んでいくうちに……





おっ!










謎かけみたい!











ちがう閃きが、生まれました。





それは、さて置き、





「余暇」と掛けて、「作る」と解きます。

そのココロは……












ピアノのせんせいの、働きかた












ほかの方々に倣うと、こんな感じです。

「余暇」+「作る」=ピアノ講師の働き方




わたくし、
もとピアノ講師兼ブライダルシンガーです。




ずいぶん前に、こんな記事も書いていました。


その「つづき」を書こうと、

「ピアノの先生の働きかた」なるタイトルの

下書きが、もう長いことあったのです。




まと。さんの企画を「熟読」して、


「これは使える!」と、

さらなる閃きが、生まれました。



眠っていた下書きをもとに、

ピアノ講師の働きかた

を、どうやって「余暇」を生み出したのか



との視点から、まとめてみます。


いざ!





ピアノ講師の、スケジュール

そのまえに、ピアノ講師の
年間スケジュールについて触れさせて下さい。


ちょっと、わかりにくいかと思いますが、
なるべく、平たく書きます。


長くなりますが、よろしく
おつきあい下さいませ😅




レッスン回数 

週1回(30分)×生徒の人数 

平均して週3〜4くらいで、1日7〜8人の  
レッスンが入っていました。


年間のレッスン回数(ここ大事!)


わたしの教室は、発表会も「レッスン」に含めて、年間44回でした。大半の個人教室は、 
年間42回。大手の楽器店が経営している教室は、年間36回〜40回です。

それを考えると、44回は、
ちょっと多いほうでしょうか。



教室の「お休み」


お盆、年末年始、ゴールデンウィーク、発表会などの時期に合わせて、それぞれ1週間ずつ、まとまった休みが取れます。

あと、カレンダーの「5週目」は、
かなりの確率で休みになります。

そのほかに、ナゾの休日
「調整休み」が、発生します。



ナゾの休日「調整休み」とは


ピアノ教室では、年間のレッスン回数をもとに、月々のレッスン回数が決まります。



わたしが勤めていた教室では、
年間44回レッスン。

12ヶ月とおして、合計44回
レッスンが行なわれるように逆算して、
月々のレッスン回数を決めるわけです。



もし、ゴールデンウィークもお盆も年末年始も発表会も5週目も関係なく、ある特定の曜日すべての週に、レッスンを入れつづけると

年間51〜52回のレッスンになります。




年間44回でレッスンスケジュールを組まなきゃいけない場合、8週ほど「あまり」が出ますね。




この「あまり」の日を、

  • ゴールデンウィーク

  • お盆

  • 年末年始

  • 発表会

などの休みに、それぞれ振りわけていきます。






それでも、まだ4週ほどあまってしまいますね。


その「余剰分」が、「調整休み」です。



なにに使われるのか

「調整休み」は、基本的に

「生徒のレッスン回数を、調整するための休み」

です。




なので、その休みは、おもに

「生徒の振替レッスン」に、使われます。


振替レッスン とは 


決められたレッスン日に
生徒が来られない場合
生徒からの要望があれば、
別の曜日に変更してレッスンを行うこと。  


きほん「生徒が、前日までにレッスンをキャンセルした場合」に限り、振替レッスンを行なえる。


だが実際は、生徒側の事情と講師の良心で、
「生徒が当日にレッスンをキャンセル」したり、
レッスンの直前に、生徒からキャンセルの連絡が入って」も、振替レッスンは行なわれていた。
Sazanami調べ




前もって「振替レッスン」を約束していたものの、担当講師と予定が合わず、振替レッスンの都合がつかなかったり、

急な病気や慶弔ごとで、レッスン当日に欠席の連絡を入れて「お休み」したりしたときに、

「調整休み」に充てられた日にちに、あらためて「振替レッスン」を入れるのです。



このことから、
調整休みは、「予備日」とも呼ばれます。





ほかには、
生徒の「補講レッスン」に使われます。



合唱コンクールの伴奏、
コンクールの予選・本選、そして発表会。


それらの「本番前」に、

「もうすこし練習したい」と、生徒が望んだり、

「もうすこし練習させないと!」と、
担当講師が焦った場合に、


通常のレッスンが入っていない

「調整休み」の日で、来れる日があるか
講師が生徒と相談して、レッスンを入れます。






どうにも間に合わなーい!





と、講師と生徒が、おたがいに
危機感を覚えれば覚えるほど

「補講レッスン」日は増えていきます。


とくに発表会前は、調整休みに
毎日のように「練習」に来る生徒と、
それに付き合う講師が続出
します。



曲を仕上げるまでの道のりが、
遠ければ遠いほど、

生徒の「練習時間」は、
通常の30分レッスンでは収まらず

次のレッスンまで、
いつもより時間が空いていたりするので、


講師も、ヒートアップして


練習時間は、


どんどん、








どんどん、長くなっていくのです。 









つまり、この「調整休み」
使いかたによっては、


「休み」と謳われているのに、
出勤し、サービス残業のごとく
働かないといけなくなります。







調整休みは、
かなりの高確率で「潰れる」


そんなわけで、調整休みなんて

「あって、ない」ようなもの。




年間のレッスンカレンダーに組まれた
「調整休み」は、

生徒の振替&補講レッスンで、

またたく間に、埋まっていくのでした。





わたしは、生徒が発表会に間に合わせて
曲を仕上げるよりも、なによりも


「じぶんの休みがなくなる」


そのことに、たいへんな危機感をおぼえました。




だって




ブライダルシンガーの仕事が、
容赦なく入るんですよ!


土日祝日、大型連休、年末年始、お盆なんか
まったく関係なく。


頼みの綱の「発表会休み」も、
ブライダルの繁忙期(春か秋)に
発表会が行なわれるせいおかげで、





ちっっとも、休めない!!






ちなみに、調整休みって
どういうわけか、「平日」が多かったんですよ。




だから、この休みを、
きちんと「余暇」として
機能させれば、


ブライダルの仕事も、そう入らず


有意義な「休日」を、過ごせるはずだ。




そう思いたった、わたしは、

レッスンのしかた




つまり、「働きかた」を、




大幅に、見直したのでした。





やっと本題。
「余暇」を、どうやって作ったのか



簡単に、「振替レッスン」を
引き受けないようにした

まず、これを徹底しました。


と、いうのも、


適当な理由をつけて、自由気ままに
レッスンをお休みする
生徒が、
あまりにも多かった


からです。



わたしが受け持っている生徒は、
小学生以上が大半でした。


風邪やインフルエンザなどの急病、急なケガ
慶弔時の「急なお休み」は、さきに書いたように
大目にみていました。




しかし、




遊びに行って帰ってこない とか

「お友達のお誕生会が、急に入って」とか




誕生会なら、前もって予定わかりそうなもんだけど……忘れてたの??






……これは、生徒自身が
「休みたくて休んでいるよね?」



レッスンに行きたくても、
「休まざるを得ない」状況なら
振替も入れたいけれど。



と、首をかしげたくなる理由での
遅刻・レッスンの当日キャンセルが、
いま思いだしても







むきいぃぃぃぃ!!








と、頭を掻きむしりたくなるほど
たくさんありました。








遅刻に関しても、


「帰りの会が長引いて」
「漢検などの試験が長引いて」 
「部活のミーティングが長引いて」


など、学校のことなら仕方ない、と
目を瞑っていたら、







「レッスン間に合わないから、別の日にお願いできませんか?」


と、頼まれてしまうほどになり、
振替という名の傷口は、広がるばかりで。








このような「生徒側の事情」を、
ぜんぶ聞いていると身がもたない。


こころが、悲痛な叫びをあげていました。








それで、生徒たちには、
以下のことを、

とにかく気をつけてもらいました。


  • 先にわかる予定は、できる限り知らせる。

  • 当日キャンセルで振替できるのは、急病、急なケガ、慶弔時のみ

  • 学校の用事が長引いても大丈夫なように、
    レッスン時間を、きもち遅めに設定する。

「おカネ払ってるのに」と、親御さんから文句を言われようと、これだけは断固として、譲りませんでした。







そうすると、生徒たちは、レッスンを欠席する日を「前もって」知らせてくれるようになり、かなり、やりやすくなりました。



欠席で空いた時間に、ほかの生徒の振替レッスンを入れたり、遅刻した生徒のレッスンを入れたり、時間を有効活用できるようになったのです。








「補講レッスン」を入れなくてすむように、レッスン内容を工夫した



こんな感じで、やってました。 

  • 曲を早めに決めて、取り組む 


    だいたい、発表会などの半年くらい前から生徒といっしょに曲を選んで、レッスンで練習を始めていました。




  • 生徒が弾きたい曲、もしくは、生徒のレベルより「ちょっとだけ難しい曲」を選ぶ


    弾きたい曲を練習させるほうが、モチベーションアップにつながり、レッスンも楽しく進みました。




    簡単すぎる曲だと、早めに仕上げすぎて飽きてしまい、難しすぎる曲は、言わずもがな。「ちょっと難しい」くらいのレベルが、おたがいに「攻略しがい」があり、本番までに、じゅうぶん余裕をもって仕上げられました。







  • 週ごとに「ここまでは仕上げて」と、
    短い課題を出す。 


    J-POPの曲なら、Aメロの半分まで、合唱コンクールの伴奏なら、前奏4小節など、生徒の負担にならなそうな量の「課題」を出していました。


    クリアしたら、同じくらいの量を、また課題にして、それをくり返すうち、本番2ヶ月まえくらいまでに、1曲とおして弾けるようになっていました。








3つのことを気をつけて、レッスンを進めるだけで、「本番に間に合わないぃ〜!」と、あわてる生徒が劇的に減りました!

そして本番では、ほぼノーミスで弾けちゃう生徒が劇的に増えたのです。



こうして、調整休みに
「振替レッスン」と「補講レッスン」をする、
わたしの生徒は、ほぼほぼ、いなくなったのでした。めでたい。







名実ともに、
調整休みが「休み」になったら


ど平日に、2泊〜3泊の
「ひとり旅」が、できるようになりました!



ばんざーい!!



おかげで、結婚するまで
毎年もしくは2年に1回、


県外でリフレッシュできたのです。



しかも平日なので、電車も観光地も混まず。


のんびり、じぶんのペースで
旅を楽しむことができました。



いまのご時世を考えると、

たいへん貴重なひとときでした。



なにもかも、生徒の都合でなく

「わたしの都合」で動いて



ほんとうに、よかった!





……おや?





ぜんぜん「物語」になってないけど

よろしいでしょうか😅





年明けには「大吉」だぁーーー!!!



いつも、長い記事も読んでくださるあなた、

心より感謝いたしております✨



「音楽」という専門分野を書くにあたって、

こちらが「あたりまえ」に思うことも、

「その世界にいないひとには、つぶさに伝えないとわからないものだよ」

と、小説講座に通っていたときに、

先生からアドバイスを受けました。



それをきっかけに、あたりまえに受け入れていた

「ピアノ講師の働きかた」を、  

「えっ、これはどういうこと?」と

読んでくれるひとのあたまに

疑問符が出る瞬間を、できるだけ

抑えられたら、という思いが、


4,500の文字になりました😅




わたしの文章力の問題も、あるはずです。

ここまで長くなるなんて。




よくわからない箇所があれば、

遠慮なく、コメント欄にて

お聞きになってください、ぜひに。



なるべく、コンパクトにお答えします。












いただいたサポートで、たくさんスタバに通いたい……、ウソです。いただいた真心をこめて、皆さまにとどく記事を書きます。