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田島中学校の2年生がパークファンを目指す!「誰かを誘って行きたくなる公園を考えよう」~後編(IKUNO×ものづくり×ICT 次世代の職業体験プログラム)

皆さんの家の近くには、どんな公園がありますか?
思い出の公園は残っているでしょうか。
今回は、中学生がそんな公園を再生するプログラム企画の「後編」です。

note「前編」のラストでは、
田島中学校2年生がプランニングした12案の企画について、
オンラインアンケートへの一般投票をお願いしました。

それでは投票の集計結果と分析を、
「ながやR」小笠原船長と「大阪市建設局」公園担当の方が講師となった
振り返り最終授業を通して、ご報告していきましょう。

令和6年3月1日
【第5回授業:「振り返り最終授業」】 

2年生は、多目的室に集合しました。
9月から始まったこのプログラムも、本日が最終授業です。
各チームの投票結果にみんな注目しています。
今回の投票には以下のように、
校内投票と一般投票がありました。
 
<校内投票>(田島中学校内teamsフォーム:2年生)
<一般投票>
・web投票(令和5年12月22日~令和6年1月31日:大阪市行政オンラインシステム)
・紙投票 (令和5年11月25日開催のパークジャム:長居公園)
     (令和6年1月12日~31日:田島会館)
 
投票の目的は、
12案の企画にどんな意見が寄せられ、どの企画が注目されたのかを確認するためです。
 
<まず、中学生の校内投票と一般投票を比べてみましょう。>
一般投票で多く得票した企画の多くは、校内投票との差が大きく離れています。
どちらにも人気のドッジボールもあります。
また数字は低くても一定数の投票を得る企画も気になります。興味深いですね。

<次に、皆さんは普段どれくらい公園へ行かれているでしょうか。>
 あまり行かない、たまに行く人を合わせて72%でした。
 この方々を「行きたい」と思わせる企画が欲しいですね。

(「公園はあまり行かない32%」+「公園はたまに行く40%」=72%)

<投票内容をもっと細かく比較してみましょう。>
企画案を「癒し」「映え」「アクティブゲーム」「アナログゲーム」と分類してみました。
公園にあまり行かない、たまに行く人に、「癒し系」は共通して人気です。
そして、「アクティブゲーム」も一部同様の傾向があります。

今回の一般投票には、日ごろ生徒たちを理解し支えてくださっている方々も多く参加いただきました。また企画書の一番最後に紹介した案が一般投票の第1位となり、そのフリーアンサーを見ても企画内容を最後まで真摯に読み込んでいただけたことが分かります。

今回のプログラムで生徒たちは正解のない問題に取り組みました。
相手の顔が見えないICTツールを使ったこの投票結果でしたが、以上が最終授業の振り返りに使用できる誠実な情報だと判断した理由です。

さあ、ここからは、
各賞の受賞企画をご紹介しましょう!
「ながやRさん」から賞状の授与です。

(やった~!)

「ザ・ながやR」賞  2年2組【はたP:Relaxing Park】

コメント:自分たちがリラックス出来る場所について、しっかり考えた良い企画です!

「ザ・コミュニケーション」賞 2年2組【たじ丸船長:誰だァ!球技王をつかむのはァ⁉】

コメント:公園という空間を活かしてドッジボール!地域の方と新しく関われるのもいいですね。

「ザ・空間演出」賞  2年1組【鈴木Max:みんなが楽しめる公園をつくろう】

コメント:畳を置くだけで全然違う空間になりますね。昔のおもちゃに注目したのも面白い!

「ザ・映え企画」賞  2年1組【プリン:go toプリン】

コメント:石山をプリンに見立てるという発想が秀逸!見てみたいですね。

「はたP」「たじ丸船長」「鈴木Max」の各チームは、
たくさんの投票数を獲得し、各賞を受賞しました。
「プリン」は、インパクトのあるその企画内容で受賞です。

(おめでとうございます!)

「大阪市建設局」公園担当の方からの総評をご紹介しましょう。

「中学生の皆さんの柔軟な発想から生まれた”公園でこんなことをしてみたい!”という企画内容について、どの提案も非常に感心しました。
今回の講義をきっかけに自分たちの街にある公園に興味を持って、また公園に遊びにいっていただけたらと思います。」
 

そして投票に参加した皆さんから、
各チームへたくさんのコメントもいただきました。
“近くの公園が、改めて違う視点でみえました”
“公園で、とにかくリラックスしてゆっくりしてみたいです”
“こんな公園があったらいいなと思いました”
年齢、性別に関係なく、
みんなが自由に楽しく触れあえる機会となれば、
本当に素敵ですね。

授業の最後に、
ながやRさんから「はたP:Relaxing Park」について、
この1日限定の企画を身近な公園で実現すべく、
実際に計画を進めていくという嬉しい発表がありました!
まだ時間はかかりますが、
その時はかならず、またご報告しますね。
お楽しみに!