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アドビことはじめクリエイティブカレッジ Illustratorコース(第4期)を修了したぜ!

ちょっと今自分を褒めたい気分なので先に自慢しますね。

じゃーーーん(実際はちゃんと本名でもらえます)

ということで、アドビことはじめ クリエイティブカレッジ Illustratorコース(第4期)を無事に修了、卒業したのでご報告させてください!


■クリエイティブカレッジって何なのさ

簡単にまとめると、Adobe公式が主催している無料オンライン講座です。
基本的には初心者向けの基礎的な内容で、学習スケジュールとしては毎週2回、約10週間で終わる短期完結型なのが売りの一つ。
Adobe CCの有償メンバーであれば無料で受講可能という太っ腹講座です。

Illustrator、Photoshop、Premiere Proの3コースが用意されていて、各期いずれか1つのコースが受講可能。
学習を終えて卒業課題を提出すれば、先に自慢させていただいたようなコース修了証明書をもらえます。

詳しくはこちらの公式ページへどうぞ!

■受講してみて

・そもそもお前はなんぼのもんなんや

まず前提として、(自分で言うのは非常ーーーーにはばかられるんですが)私はIllustrator初心者ではありません。多分。
一応、日々の作業中も操作や技術的に困るようなことはほぼ無いので、そう言い切って良いと思います。

ただここまで独学で来てしまったので、本来であれば知っておくべきことや習っておくべきことが抜けている感覚はずっと持っていました。
それってかなり自分を信用できない状態というか、ストレートに言えば自信が持てずにいたんです。

かといってAdobe認定プロフェッショナルとかを受けるのもなんだかなぁという思いが燻っていたところで、公式の講座で、しかも無料で基礎を見直せるなんて最高じゃないか!ということで受講を決めました。

一応定員があるので、申し込み人数が超過した場合は抽選になるようです。そのあたりは申し込み前に毎期の募集要項を確認する感じで。

・ざっくり感想

まずは無事に修了できたし、概ね目標は達成できたので満足しています。

内容は本当に基礎的なもので、ファイルの新規作成〜データの書き出しまでって感じです。
全体のカリキュラムとしては数回かけてデザインとはどういうものなのかという基礎教養的なところから始まって、続けてアプリケーションの操作や機能の解説、そこから少し発展したテクニックを学びます。

今回受講したIllustratorコースでは、毎回の機能の解説と並行してチラシ作りを進めていく、という構成でした。
例えば文字の装飾について習う回では最後にチラシデータの方も文字を装飾して終わるし、画像の効果について習う回ではチラシデータの方も画像に効果をかけてみると。

要するに各回の講座の進行に合わせてチラシ制作が進み、全て視聴する頃にはチラシデータを完成させられますよ、という流れです。

これは初学者の方にとってはかなり満足度というか、やったったぜ!みたいな感じがするんじゃないでしょうか。基本的とはいえ色々なテクニックを駆使した完成物が手元に残るので、充足感が得やすそうです。

私としては内容的に難しいとかいうことは全くなかったんですが、なるほどそういうやり方があったか、みたいな気づきはそこそこありました。もし習う前の自分だったらその手順取らずに作ってたなぁとか。

そんなこんなで今まで割と力技で乗り切ってきた部分を痛感しました。でもまさにそういうことを確認したかった訳なので、難易度的にはミスマッチだったのかもしれませんが、満足度は高く終わることができました。

・動画について

毎回およそ60分程度なので、週に2時間ほどの学習時間が必要です。とはいえ別に毎週コンスタントに見なきゃダメ!ってもんでもないので、見られる時に数時間ぶっ通しで見たりしても良いと思います。勉強の仕方として正しくは無い気がするので、決しておすすめはしませんけど。

ここで罪を告白させていただくんですが。
実は基本的に大体1.5倍速くらいで視聴してました。ごめんなさい!!!

もし聞き漏らしたりしても戻れるし、ちゃんと見たい時には等倍にすれば良いので全然いけちゃいました……。
そこら辺は動画学習の強みですから!と開き直ってみたりなど。すみません、ワルで。

でもそれでも問題ないくらい、講師の先生方は丁寧かつゆっくりと進めてくれます。話し方もゆっくりだし、操作も解説もめちゃくちゃゆったりと間をとってやってくれるので、初心者でも慌てずついていけば置いていかれることはないと思います。

アプリケーションの操作解説に入ってからは「るい先生」が担当してくださってるんですが、もう何をするにも『ここを開いて1回クリックします』『このウィンドウが見当たらない方はここから開きましょう』『今は同じようにしなくて大丈夫なので、どんな風に変化するか数値を変えてみてください』って感じでめちゃくちゃ丁寧に細かくアナウンスしてくれます。やさしい。かわいい。

最初の方の座学的な部分も、改めてデザインの目的とか、配色の基礎とかをおさらいできたので良い機会だったかなと思います。何事も基礎は大事です。

私は利用しませんでしたが、オフィスアワーも設けられています。
受講期間中の決まった時間に講師の先生に質問できる仕組みです。
アーカイブが残っていたのでちょこっと見てみたんですが、先述のるい先生が質問に回答してました。事前に投稿されていた質問と、ライブ中にチャットされた質問とに回答してくれるみたいです。
飛ばし飛ばしで確認した感じ、講座の内容から少し発展したことも触れているようなので、あとでちょっと見てみようかな。
ちなみに、各動画のアーカイブは卒業後1年ほど見返せるみたいです。

初学の方はこういうのもガンガン活用した方が良いと思います。そのついでに主催側が初心者はこういうことが分からないんだなという確認ができるので、回り回ってユーザー側がより良いコンテンツ提供を受けられることが期待できるので。

・卒業課題はとりあえず出せばええ

個人的にはこの講座で一番成すべきことは卒業課題を出すことだと思います。

講評や卒業式でも触れられていたんですが、受講者全員が卒業課題を出せている訳では無いようで、実にもったいないことだなぁと感じました。
ちなみに第4期Illustratorコースの提出率は35%だったらしいです。

まぁ思ったよりかは多い気もしつつ、ぶっちゃけ出せば修了できる講座なんだからとにかく出しちゃえば良いのに〜〜〜!って。
いやまぁ、初心者じゃないから余裕ぶっこいて上から目線で言えるところはあるんですけど、一旦棚上げさせてください。

そもそも課題の出し方がかなり優しくて、課題用のワークショップで扱った内容だけでも最低限提出できるものは作れます。私は今回そうしました。
もちろん習ったことが身についたのかを確認したかったのが一番の理由なんですが、はっきり言って成績や点数がつくようなものでも無いのに時間と労力をかけ過ぎたくなかったからです。

これは私が受講の姿勢として一生懸命作り込むことではなく、卒業課題を提出してきちんと修了することのほうが優先順位が高いと判断したというだけの話なので、講評してもらうぞ!というのをモチベーションにするのはすっごく良いと思います。
というか恐らく主催側としてはそうであって欲しいはずです。

でもいざ課題を前に頑張り過ぎて迷って進めなくなってしまうくらいであれば、多少手を抜いてでもとにかく一旦出せるところまで仕上げるっていう選択肢も持っておいたほうがいいと思います。もし初心者の方で、今後クリエイティブに関わるために受講したのであれば余計に。
ものを創るうえでよくないことの1つは「完成させられないこと」ですから。

とにかく出してやることやればひとまず修了証明書は手に入ります。そしてとりあえずこれは作れる、という確信が持てます。noteにも書けます。

でも出さなければ、卒業課題を出せなかったという結果と後悔、あるいは失敗経験が残ります。それはそれで経験値なんですが、成功体験は小さかろうと1つ1つを逃さずにおくと、いつか大きな自信になります。
初心者であればあるほどこれから先が長いわけなので、後顧の憂いは絶っておいて損はないです。

そもそも数点ピックアップとはいえ具体的に講評してくれるって、無料の講座でやってくれるだけでもすごいことだなぁと思います。
講評とかアドバイスを得ようと思ったら普通はお金払ってやってもらうことなんだぜ!?
しかも1,000件以上の提出物から講評に適当なものを選んで、それとは別に賞を選定して、ってことですからね。そもそも卒業課題自体も提出後に全部データチェックしてから承認されて初めて完了なんですから。ものすごい業務量ですよ。

それでも講評や賞の選定をやるのは、おそらく主催者が創作活動の根底にある「誰かに何かを届ける」を初心者にやわらかく経験させたいからだと思います。

どうしてもデザインや創作をしようってなると評価されることというか、批評を受け止めることに慣れないといけないですもんね。そしてそれは往々にして優しいものではないのだ……。

・ライブ配信はブラウザを選ぶ

基本的に動画などは学習サイトからアクセスするんですが、入学式や卒業式、ゲストトークなどのライブ配信で実施される回はMicrosoft Teamsを利用します。

アカウントがなくてもゲストで参加できるのでそこは良いんですが、ブラウザ問題がありまして。とりあえずSafariだとうまく視聴できませんでしたので注意です。
Chromeは問題なかったので事なきを得ましたが、初回でうまく入れなかったときにちょっと焦ったのでメモしておきます。

■とりあえずがんばった

とにもかくにも、とりあえず昨年12月からコツコツ頑張りました。
週2時間の学習時間を取るのが思うより大変でしたけど、改めて基礎を確認する良い機会になりました。
これを公式の講座でやれるっていうのは本当にすごいことだと思います。

実際、仕事で作っていたデータで「あ、これは講座で習った方法をとった方が修正がきちゃったときに対応しやすいな」ということがあったので、確実に得たものがあったことを感じています。
よかったよかった。

第5期の募集は既に終わっていますが、4月ごろに第6期の募集予定みたいです。
→(2024.4.22 追記)第6期は2024年4月24日(水)に募集スタートみたいです!
もしご興味があれば、ぜひ。


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