ちょっとカッコ良くて
話しやすい人ぐらいにしか思っていなかったのに
あなたが思わせぶりな視線を送るから、
思わせぶりなことを言うから、
気付いたら あなたのことばかり考えている。
私のことが好きなの?
私と、どうしたいの?
恋をしたいの?
そんな実態のない言葉だけが木霊する。
自分からは どうしようもないことに心が乱れる。
恋占いなんてしたのは、いつぶりだろう。
誰かの気持ちを想像して ときめくなんて、忘れていた。
こんなことは、もう無いと思っていたのに。
悪くない。空想でも むしろ楽しい。
私、今より綺麗になるかしら。
成長するかしら。
#創作大賞2024
#エッセイ部門