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3歳の娘が、誰かのための貯金箱を始めた話

皆さんこんにちは、イクジアリです。前回予告した通り、今回は誰かのために使うお金を手に入れるためにお店屋さんを開くお話を記載します。
3歳の娘が、出資金1,000円を元手に1ヵ月で約2,300円まで増やした過程とその効果についてご紹介します。


誰かのための貯金箱をつくろうと思ったきっかけ

誰かのための貯金箱をつくろうと思ったきっかけは、書籍がきっかけです。貯金箱を2つ(自分のため、誰かのため)用意し、何のために使うかを分けることで、お金を使うために貯める、計画に応じて資産を分類するという考え方を身につけられることを知り、どこかのタイミングでやりたいと思っていました。既に過去の記事でも紹介した通り、自分が欲しいもののためにお金を貯金することはできるようになったことと、4月末が夫の誕生日ということもあり、娘がもうすぐパパの誕生日だね、何かプレゼント買ってあげようよと言い出したことをきっかけに、今こそ始めるチャンスなのでは?!と意を決しました!

ただ、誰かのためのお金をどのように用意するかが悩ましかったです。お小遣いを分けて渡すのも少し違和感があり、また個人的にお手伝いは家族の一員としてやってほしいこともあり、お手伝いをさせてお金をあげることにもやや抵抗がありました。
メイクセットを購入する過程で、コーラを仕入れて売ることで+20円稼いだ経験があるので、仕入れと販売の概念を発展させようと思いました。
そこで、娘に1,000円を渡し、「これは誰かのために使うお金としてママが出資するから、このお金でお店屋さんを開いてお金を増やして、誰かのためのプレゼントを購入できるようにしていこうね。でもこのお金は自分のためではなく、誰かのために使うんだよ」と約束しました。

1,000円を出資金にして、何のお店屋さんをするか一緒に考える

まずは一緒になんのお店屋さんをするかを決めるため「パパやママが欲しそうなものをあげてみようか」と尋ねたところ、コーヒー、ケーキ、のみもの、チョコレート、お肉など色々でてきました。最終的に娘が選んだのは、飲み物屋さんだったので、さっそくスーパーに買いにいきます。

飲み物屋さんを開くことに決めた娘
出資金の1,000円は、100円玉が10枚と同等なことを教える

スーパーでパパやママが欲しそうなものを購入しようねというと、あっという間に欲しそうなものをカゴに入れていきます。それとなく、「このあいだ自動販売機だとコーラ180円したけれども、スーパーだと100円で買えるねー」と、場所によって値段が違うことを伝えます。

夫が大好きなレモンペプシ

お店屋さんを開く

家に戻って、さっそくお店屋さんを開きます。「お店のカンバン作る!」とのりのりな娘。そして値付けです。「手間代として、買った値段よりも少し高く値段を設定しようね」と言い、一緒に値付けをしていきます。
ペプシは、近くの自動販売機で少量のコーラが180円なことを踏まえて、強気の200円です(笑)そうして、1回目のお店屋さんで1,000円が1,300円まで増え、娘も大喜びです!

買ってきた飲み物を販売する娘

お店屋さんを繰り返す

ことあるごとに、「パパやママにプレゼント買うためにもっとお金を増やすの」とお店屋さんをしたいと言い出し、お店屋さんを繰り返すこと複数回、1,000円の元でが2,291円まで増えました!

元手が増えるにつれて、高めの商品も並ぶように
貯金箱は、自分ための貯金箱と色を分けて青色に

お店屋さんの効果

お店屋さんを通じて、買い手が欲しいものを仕入れる、値付けをする、販売過程でお金の計算やり取りをするなどの効果もあり、簡単なお金のやり取りの理解も深まりつつあります。
そして誰かのためのお金は1,000円から、どんどん増えていくのに対し、自分のお小遣いのお金は使う一方なので、どんどん減っていくことに気づいた娘から驚くべき言葉が飛び出しました。
いつものお買い物の時、100均でキラキラの飾りを欲しがった娘。お財布の中にはかろうじて110円があるので、「お金ギリギリ残っているから買おうと思えば買えるよ。次のお小遣いまでなくなっちゃうけどね」というと「欲しいけど今は買わない…すぐなくなっちゃうから!自分のお小遣いも誰かのためのお金みたいにお店屋さんして、沢山増やしてから欲しいもの沢山買うの!」というではありませんか!
なんて賢い子なんでしょう!(親バカ(笑))思わぬ副次効果もついてきたお店屋さんでした。

次回予告

次回は、誰かのためのお金で、プレゼントを購入しに行くお話です。お楽しみに!


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