歩くときのメカニズムはこれ
無意識に歩くメカニズム
歩くときに意識して歩こう!
踵から歩いて、そして蹴って・・・
と言ったものの、意識して歩くことは難しい!!
なぜ?
人にはひとたび歩き始めると、意識することなく自動的に歩くメカニズムがあるから!
すごいですよね~
これは、犬や猫にも備わっている機能。
移動運動をする高次脳機能を持たない動物でもそのメカニズムがあります。
だから、容易に歩くことができる。
CPG
その無意識に歩くメカニズムをCPG(中枢パターン発生器)と呼ばれます。
このシステムは、脊髄(背骨)が重要な働きをしています。
ここで、歩行をの基本的なリズムを作り、歩行に関係する筋群に運動のパターンを作りだしている。
四足の動物には、
腰部にのCPGが後ろ脚の歩行運動を、首部のCPGが前足の歩行運動を支配しているということも分かってきています。。。
人は腰部と首部を結ぶpropriospinalニューロンという神経経路があるのではないか???
ということも分かってきました(2009年 理学療法 26)。
人の体は本当に精工なシステムで作られていると改めて思います・・・
歩行の決定因子
歩行はエネルギー消費をすくなくする機能がたくさんあるということは、
前ブログでもお話してきました。
では、具体的に歩くときどんな戦略をとっているのでしょう?
6つの戦略があると言われています。
①骨盤の回旋②骨盤の傾き③膝の屈曲(曲げのばし)④・⑤足と膝の機能的働き⑥骨盤の左右の移動
もし、この働きがなかったら
コンパスのように膝を伸ばして固定して踵であるくことになります。
すると、重心が前後に3.75インチも移動してしまう大変な動きになるのです。
(ちなみに、この機構が働くと上下移動が1.8インチになる)
歩くときに欠かせない6つの戦略を見てみると
骨盤が多いことに気づきます。
骨盤の動きが歩行に欠かせないのです。
骨盤の働きで重心移動を生み出しているといっても良いでしょう!!
やっぱり、骨盤が大切。。。
筋肉のパワー
歩るく際に、転倒せずに滑らかな運動を可能にしているのは筋肉の働きによります。
筋肉には、求心性と遠心性という働きがあります。
求心性は、一般的なイメージで筋肉がまる縮まる働き。
遠心性は筋肉が伸ばされる働き。
階段を降りるときに、太ももの前面が伸びる感じがありますね。
あの筋肉の働きです。
エネルギーを生み出すのが求心性で吸収するのが遠心性です。
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