子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法
子どもが生まれると夫が憎らしくなるのはフツーのことだったのか!
育児書にも書いておいて欲しかった!
産婦人科にもポスターを貼っておいて欲しかった!
あらすじ
『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』は、以前ご紹介した松田青子さんの著作、『自分で名付ける』に少しだけ登場していました。
415ページもある分厚い本です。
松田青子さんは1章まで読んで満足したので読むのをやめた、とのことですが、私は「イントロダクション」で満足し、後はつまみ読み🙏
著者は1966年、ニュージャージー州生まれ、ニューヨーク在住のエッセイスト、ジャンシー・ダンさん。
出産前、ジャンシーは出産・育児経験者の友人から、「子どもが生まれると夫を憎むようになるよ」とアドバイスされます。
ジャンシーは「夫も私も大人しいタイプだし、これだけ愛し合っているのだから上手くやっていけるに決まっている」と思っていました。
しかし、その思いは赤ちゃんが生まれた直後に裏切られます。
ゴミ箱の中の使用済みオムツを片付けない夫にキレたのでした。
クソ野郎。この野郎。死んじまえ。
娘が6歳になり、いつのまにか家事・育児をほぼ一人で担当するようになってしまっていたジャンシーは、夫に怒りをぶつけ続けます。
なぜ女性だけが家事・育児をし、夫は協力しないのか。
ジャンシーは有名なエッセイストでもあるので、様々な専門家とつながりを持っています。
そのつながりを活かして、夫婦関係の修復に挑みます。
大学教授、夫婦関係修復専門のセラピスト、FBIの人質解放交渉人…。
(たぶん)紆余曲折ありながら、夫婦関係は修復されていきます(本の中ではね)。
アメリカって育休制度がないんですって!
私は、「そうか、我々1960年代生まれは日本人もアメリカ人も同じような育児経験をしているのね。でも今のアメリカは日本より先を行ってるんでしょ?もちろん育休の取得率なんて雲泥の差じゃないかしら?」
と思っていました。
ところが!
アメリカにはそもそも有給の育休制度がないんですって?!
知りませんでした💦
有給の育休制度がないので、女性も出産直前まで働いて産後1週間ほどで職場復帰したりしている人が多いらしい。
そういえば、アメリカで出産したら翌日に退院、という話をどこかで聞いたことがある…
制度上では日本の方が余程進んでおりました。
(実際に取得する人は少ないですけど)
制度の問題だけではなく、文化的にも「育児は女性の役割」という意識が根強いらしい。
企業も男性に「育休を取らせる」なんていう意識はないに等しいらしい。
アメリカは自由と自己責任の国で、同時に社会的な保障がとても少ない国ですもんね。
日本では当たり前の皆保険制度もないぐらい。
結局アメリカは日本よりも厳しかったのでした💦
日本よりもすすんでいるのかなと思うのは、「シッターさんを雇うことにハードルが低い」ということぐらいかもしれません。
日本はアメリカを追わないで北欧を追って欲しい!
これから母になるなら、noter「さくら」さんを見倣いたい
しばらく前にnoterの「さくら」さんが投稿しておられた記事を読んで、私は感動いたしました。
乳児期の夜、鬼になって夫さんを起こしておられたさくらさんは、今も夫さんと良い関係を維持していらっしゃるとか。
これからお母さんになられる方は是非、参考にさせていただいてくださいませ😊
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