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マコとぱんやさん

ある日、マコという子がいました。学校の帰り道、なんだかマコはお腹がすいてきました。学校で大盛りにしたのに、お腹がすいてます。夜ご飯まで待ちきれません。さて不思議。

すると美味しいパン屋さんという店を見つけました。そしてマコはその店に入っていきました。

その店にはフランスパン、食パン、ジャムパン、まだまだいろんなパンがあります。マコはちいさなジャムパンを3つ頼みました。
そしてすぐ前にあるベンチに、座ってジャムパンを食べました。それから食べ終わったあと本を持ってたので本を4回繰り返して読みました。それからついているごまをティッシュで拭いて帰っていきました。

お母さん、ただいまー。

あらマコおかえりなさい。遅かったわね。

うん、ちょっと、おなかが空いて夜ご飯までまちきれないほどお腹がすいたからすぐ前にあるパン屋さんに寄ってジャムパンを3個食べて、本も4回繰返し読んだんだ。だって面白かったんだもん。あの本いくら読んだって飽きない傑作だよね、お母さん。

そうね、夕ご飯もうできてるわよ。だってあなたが遅く帰って来たからよ、

マコ。やったー、今すぐご飯だー。

お兄ちゃんを呼んできて。そうしないと夕ご飯が食べられなくなるから。みんなで一緒に食べましょう。

はーい。おにいちゃーん。ご飯できたよー。

はーい。

二階でお兄ちゃんの声が聞こえました。さぁ来たわね。みんなでいっただきまーす。わーい。嬉しいなー。ご飯だご飯だ。嬉しくてマコは歌を歌い始めました。ご飯が大好きなのです。
お母さんが、もうマコったら、静かにしなさい。

はーい。

ホントやめてちょうだい、とお母さんに叱られました。
お兄ちゃんも言いました。ご飯を食べるときは姿勢良く、踊らないで食べるといいよ。そうしないと椅子から転んで落ちちゃうかもしれないからね。分かった?

はい。 

そしてマコはご飯を食べ始めました。

夜、マコはこんな夢をみました。今度は不思議なパン屋さんというお店があって中に入ると上にパンがぶら下げてあって、大きなパンやら小さなパンやらたくさんどこもかしこもパンだらけです。食べ放題です。クロワッサンベーカリー、フランスパン、はちみつパンカレーパン。

おいしーい。

その声でマコは目を覚ましました。

あぁよく寝た。あっそうだ、マコは着替えて髪を結んで鏡見てジャンパーをきてボタンをとめて靴を履いてどこかに歩いていきました。

そこはパン屋さんでした。でもパン屋さんは潰れていました。がっかりしました。だってまこの一番好きなパン屋さんだもん。

マコはいい眺めの橋の上で川の流れを見ていました。するとどこからかパンの匂いと誰かが言いました。私は潰れちゃったけど、あなたがパン屋さんになりなさい。

わかった。そうだね、そのほうがいっぱい食べれるね。

そういってそうすることに決めたのです。
おはなしおしまい。

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