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コトネのちちしぼり

このお話はモリカがいたずらした後のお話です。そのモリカの大の仲良し、コトネちゃんのお話です。

そのコトネちゃんは大きくなって今では一人で帰れる小学5年生になりました。そして遠い国まで行く日がありました。

その日にコトネは牛の乳をしぼっているおじいさんを見つけました。それがとても楽しそうにやっているので、コトネはそれがどうしてもやりたくてやりたくてたまりません。あんまりやりたすぎたので、やらせてもらいました。それは夢でした。遠い街に行ったということは本当ですがね。

でも夢の中じゃなくても本当に牛の乳しぼりがしたいのは変わりませんでした。もう、これは絶対夢じゃありません。だって、今眠ったばかりなんですから。どうやって眠ったかって。それはベンチに座って休もうとしたら眠くなってしまって、ぐぅすか、びぃすか、ねてしまったそうです。なんで、眠っちゃったかってそれはいつも夜遅くまで寝ない、12時まで起きています。だって、勉強に夢中で眠る時間もつい忘れてしまうんだよ?それにいっぱい歩いたからちょっと、疲れちゃったんだからね?でも、すごいでしょ、。いやいやみんなには話してる場合じゃない。

牛の乳をしぼっていいか、このおじいさんに聞くんだった。いかなきゃ、いそがなきゃと言って走っていってしまいました。それはコトネは目がいいから遠くてでも見えますが、それはすごい遠いから行き方をおしえてあげましょう。

信号を2つ、橋を5個わたって、山を6個超えて、暗い怖い森を20個超えて、少し長いけど頑張って歩いていけば牛の乳を絞ってるおじいさんのところに着くけど遠すぎます。

もう遠い所にいって歩いてきたからちょっと疲れてるから乳を絞れません。コトネはがっかりしました。あーあ、そういって帰ろうとしました。その時です。

速車輪(はやしゃりん)自転車という、自転車を見つけました。それは行きたいところのことを思い浮かべられば、すぐに着いてしまう道具です。

そしてようやく、牛の乳を絞ってるおじいさんが見えてきました。コトネはおじいさんにさっそく聞きました。

牛の乳を絞ってもいいですか。

駄目だ。

牛はね初めてあった人は乳をしぼりさせてくれないしねぇ。それにもっと前にきてくれればいつもいつも面倒をみてれば牛と仲良くなってミルクをくれるよ。でもさ、と言いました。

そしてあっいいんです、いいんです。といってどこかに逃げてしまいました。

ちぇ、なんでよ?あんなじじいになに命令されるんだよー。もっと前にここへ来ればいいんだった。前にあの自転車を見つけて牛の面倒をみてれば今ごろ仲良くなっているころなのにー。といっておうちへ、べそをかきながら帰ろうとしました。

駅の道へはすごく遠いのです。でもあのどこでも自転車をみつけて、行くところの駅のことを思い浮かべて電車が来るのを待ちました。

夜遅くなので、電車に乗るコトネ以外は一人も乗っていませんでした。乗る人も降りるひともいませんでした。そうなるのはコトネだけなのでした。電車ならギリギリ大丈夫だと思うとコトネが時計を見ながら言いました。でも牛の乳を搾れないのはちょっと残念、と言った頃ようやく電車が到着しました。

コトネは電車に乗り込みましたら、いっそう、元気がない様子です。コトネは一番好きな席を選びました。一番奥の席です。でも、好きな場所を選んでも元気はそのままでした。ようやく電車が駅につきました。

そしてトコトコスタスタ歩いていきました。おうちにつきました。お母さん、あのね、私、牛の乳を搾っているおじいさんがいたんだけど、それがどうしてもやりたかったからおじいさんに聞いたんだけど、駄目って言うから家に帰ってきたんだー。だから今度乳を搾る場所に連れてってほしいの。お願い。


えつ?牛なら家の庭にいるけどー。

えー!コトネはびっくりして窓を開けました。

お母さんが言いました。これはおみやげに私の会社の人は牛をいっぱい持ってるから一頭分けてもらったのよ。

コトネは嬉しくてお母さんに仕事場の人に私がありがとうって言ってたことメールで送ってほしいな。

いいわよ。それと牛の乳をを絞っていいけど。

やったー。コトネは大きなバケツを持って駆け出しました。コトネは夢中で牛の乳を搾り始めました。どうして牛の乳がそんなに搾りたかったかというと牛のミルクがとても美味しそうに見てるからです。

その日の朝コトネは牛のミルクを飲みました。それはまだ温かくて甘い香りがしました。

コトネは牛の乳を搾れて嬉しくなりましたとさ。面白い美味しいお話はこれでおーしーまーい。

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