ソクラティックラブ - Radwimps 歌詞考察まとめ
はじめに
ソクラティックラブ、めちゃくちゃかっこいいですよね。特にイントロのごちゃごちゃ感のあるドラムが癖になります。もう何回でもループして聴けます。しかし!歌詞が難解で理解に悩まされます。
クソ雑魚Wimper(Radwimpsのファンの総称)の僕がネットで色々調べてみると先輩方のクールな解釈が沢山出てきたのでそれをまとめたいと思います。
注意) 歌詞の解釈は人それぞれだと思います。この記事はあくまで僕の解釈のメモです。
歌詞解説
初っ端から色んな名前が出てきてますね。
アリストテレスは古代ギリシャの哲学の大家です。当時絶大な指示を得ていたプラトンのイデア論(地上に存在する物体や概念は本物ではなく、その実態は天空の人間に知覚できない場所に存在するという考え方。)に真っ向から反論しそれぞれの物体にアイデンティティが宿っているという立場を取りました。他にも様々な面で現実主義的な主張をし、科学の考え方の基礎を作ったとまで言われるようになりました。
アルキメデスも同様に古代ギリシャの科学者です。有名な業績として水に物体を落とすとその物体が押しのけた質量と同じだけの力で上方向に押し返されるという浮力の発見があります。
歌詞の意味としては、僕たちは現実主義者でお互いを同じだけ理解し合うことは不可能であると分かっているはずだ。なのに、水の中に物を落とせば同じ量だけ押し返されるアルキメデスの原理のように「君」が「僕」を理解しようとすれば「僕」も「君」を理解しようとすると思っているのかい?みたいな感じでしょうか。
それと同時に「アリス」=君と「テレス」=僕という二人の登場人物が出てきています。
哲学者や科学者のように全ての物事の理由を探して安心しようとする「君」を皮肉っていますね。次は英語の歌詞です。
全然わかんねぇ、、、
ちょっとずつ進んでみます。まず「スカモニア」というのは中世医学で使用された強力な下剤です。「does anybody really wanna follow me?」というのは誰が本当に私のことを理解したいと思うだろうか?という意訳ができるそうです(分かるかい!)。なんとなく見えてきました。「君」は「僕」の汚い部分も全部スカモニアを使って吐き出させようとしているけど「僕」はそれを拒んでいるのですね。「let it be」
これは「君」の言葉です。「僕」に心を開くよう迫っています。
恐らく、「僕」は付き合っていた人と別れたばかりで悲しくて、その時寂しさを抱えた君と出会って付き合ったのだろうと想像できます。別にお互いに傷を慰め合わなくても「悲しみ」や「寂しさ」も一緒になって歩いていけばいいじゃないかと、やはり心を開くのを否定しています。
このあたりはRadらしい言葉遊びが気持ちいいですね笑。「君」が寂しさを埋める以外に「僕」にどんな価値を感じているのか苦悩しているのでしょうか。「僕」は心を開かないくせに「君」のことをすごく愛しているようですね。
二人の気持ちがすれ違ってますね〜。「君」が「僕」をどう思っているのか不安になって追いかけるけど届かない、ということは「君」は心を開かない「僕」に愛想を尽かして何処かへ行ったのでしょう。今となっては「君」が本当はどういうふうに思っていたのかは分からないけど、少しでも理解しようと色々と考えます。
あなたの気持ちを星に例えているということはもしかしたら「君」はもうこの世にはいないのかもしれません。
色んな星座を出して無理があることを強調しています。が、絶対何か隠されていますよね笑。
ペガサス座、孔雀座、オリオン座を結ぶと「L」
乙女座、おうし座、ヤギ座、コンパス座を結ぶと「O」
時計座は一つで「V」の形をしていて
ふたご座の片方を取ると「E」の形をしています(詳しくは下の参考から探してくんろ)。
はい「LOVE」が隠れてました。「君」はただ「僕」を愛していたのに「僕」は哲学者のようにごちゃごちゃ考えすぎてそれに気が付かずにいたまま別れてしまいました。
ちなみに、タイトルの「ソクラッティックラブ」というのはソクラテス的な愛という意味でやはり哲学者の名前が使われています。ソクラテスと言えば「無知の知」で有名です。
君の気持ちを知らなかったことに気がついた!という最高に鳥肌物のタイトルですね!
まとめ
切ないっ!音はかっこいいのにすごくしんみりするような内容ですね。カラオケで歌って周りに広めたいけど、難しすぎて事故る未来しか見えません。他にこんな解釈があるんじゃない?っていうのがあったらコメント下さい。
参考
アリストテレスについて
https://turkish.jp/turkish-antiquity/aristoteles/
歌詞について
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