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好きな邦楽100(30-21)

※2500字以上の記事です。
 お時間のある時に
 お付き合いいただけると嬉しいです。

好きな邦楽の曲を100曲選びました。
(マイルール:同じアーティストは3曲まで)

昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。

▼前回の記事はこちら


30.失意のダウンタウン/久保田利伸('86)

はじめて聴いた歳:6歳頃('89年頃)
久保田利伸のデビューシングルです。私がまだ1ケタの歳の頃、母親がこの頃の久保田利伸を聴いており、子どもの頃から「いいな」と思っていました(小学校に入学したての頃を思い出す)。今でも、歌はもちろんのこと、イントロ、シンセの感じ、ベースラインが好きです。

29.Swallowtail Butterfly ~あいのうた~/YEN TOWN BAND('96)

はじめて聴いた歳:13歳頃('96年頃)
当時は知りませんでしたが、岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』の主題歌でした。これが発売された頃の私は中学生で、今みたいにいろんな音楽を聴いてはいませんでした。塾の帰りに、よく本屋に寄っていたんですが、そこで流れていた有線で聴いたのを覚えています。なんとなく琴線に触れる曲だったんですよね。
当時は CD を買うまでにはいたらず、大人になってから聴いてみると、やっぱりいい曲でした。CHARA のボーカルはもちろんのこと、シタール、ストリングスの音が大好きです。

28.ロビンソン/スピッツ('95)

はじめて聴いた歳:12歳頃('95年頃)
これも中学時代に知った曲ですね。『Swallowtail Butterfly~あいのうた~』とは違って、当時はそんなに「好き!」という感じの曲ではありませんでしたが、長い時間をかけて何度も聴く内に好きになっていった感じですね。
同世代の人とカラオケに行くと、必ず誰かが歌うので、やがて私も覚えて自分も歌うようになりました。
結果、ものすごく中学時代を思い出させる曲になりました。未だにこれはCD も持っていませんし、実際にオリジナルの音源を聴いた回数はそれほど多くありません。

27.lovebeat/砂原良徳('01)

はじめて聴いた歳:35歳('18年)
30~28.まで私っぽくない「思い出の曲」が続きましたが(日頃、私の記事を読んでくださっている方には違和感があったかも)、ここからさらに私のコアな曲に入っていきます。
元・電気グルーヴの砂原良徳の曲は、初期のものを聴いていて(この曲よりも先に『liminal』('11)をリアルタイムで聴いた)、『LOVEBEAT』を聴いたのは30代になってからでした。電子音を使った音楽の中で、特に好きなのは、こういうサウンドです。

26.Pleocene/細野晴臣('89)

はじめて聴いた歳:18歳('01年)
細野さんも名曲が多いので悩みますが、この辺の曲が私の中では鉄板です。
いろんな音楽をやってきた細野さんが'80年代の終わりにたどり着いたのが、ワールドミュージックで、それを反映したアルバムがこの曲が収録された『omni Sight Seeing』('89)です。
このアルバムの中でも、特に異世界の感じがするサウンドの曲で、トラック自体はリズムマシンを中心にしたシンプルなものですが、一つひとつの音が個性的で聴き飽きません。孔雀の鳴き声もサンプリングで使われています。

25.Sherpa/細野晴臣('95)

はじめて聴いた歳:18歳('01年)
引き続き、細野さんの楽曲です。この曲が収録された『NAGA』('95)は、20代の頃に聴いた時は、それほどハマらなかったんですが、割と最近になってからハマり直しています。
細野晴臣名義の曲ですし、サウンド自体はまごうことなき「細野サウンド」ですが、作曲を手掛けたのは、長年、細野さんのサポートを務めていたコシ・ミハルです。シンプルでミニマルな曲調が病みつきになります。

24.夏に恋する女たち/中谷美紀('99)

はじめて聴いた歳:16歳('99年)
39.に引き続き、中谷美紀のランクインです。高校時代にリアルタイムで聴いていたアルバム『私生活』('99)からの選曲です。『私生活』は、ごく最近にサブスクでも解禁になって喜んでいました。
原曲は大貫妙子の楽曲で、オリジナルの音源とは違って、打ち込み中心のサウンドになっています。細かいところまで音が作り込まれていて、聴き込めば聴き込むほど、その辺の良さがわかります(なんせ、二十数年聴き続けている)。

23.Desert/Rei Harakami('98)

はじめて聴いた歳:26歳('09年)
34.に引き続き、レイ・ハラカミのランクインです。電子音のみで作られたテクノですが、生音に匹敵するサウンドの奥深さが感じられます。ダンスミュージックでありながら、「静」と「動」が共存したような不思議な楽曲です。

22.彼女の恋人/槇原敬之('93)

はじめて聴いた歳:30歳('13年)
42.に引き続き、槇原敬之のランクインです。この曲は妻が好きな曲だったんですよね。私はまったくのノーマークというか、知らない曲だったんです。
初期の槇原敬之の曲は、R&B を意識した曲が多く、この曲もその一つです。バックのソウルフルなコーラス、電子音やギター(カッティング)の使い方、間奏のサックス、コード進行に、その雰囲気がありますね。ヒット曲が多いマッキーの隠れた名曲です。

21.Sleeping Madness/Ken Ishii('99)

はじめて聴いた歳:21歳('04年)
ここにきてようやくケン・イシイの初登場です。ケン・イシイも10代の終わりからめちゃくちゃ聴き込んできました。いろいろと名曲はあるんですが、この曲は、その中でも特別な曲ですね。
ケン・イシイと言うと、知っている方にはもっと前衛的な楽曲を連想されるかもしれませんし、実際、そういう曲が多いんですが、この曲はすごくキャッチーなんですよね。メロディー(ごく短いフレーズの繰り返し)がすごくいいです。
しかし、そこはケン・イシイなので、ポップ過ぎない感じがまたいいんです。ポップとアンダーグラウンドの中間を行ったような曲だと思います。

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