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妻に勧めなかった映画、二人で観ると分かち合えること

引き続き映画に関する話題です。

ここ数日、妻と一緒に
観た映画の話を書いてきました。

今回は逆に私が
どんな映画を妻に勧めなかったか、
(つまり、一人で観た)
書いてみましょう。

最近の私の映画レビューを
振り返ると、

私が一人の時に
どんな映画を観たかが
思い出せます。

私が妻に勧めなかった映画、
一人で観た映画は
以下の作品です。

自分で選んでおいてなんですが、
実に「私らしいチョイス」
という感じがします。

『ゴールデンカムイ』に関しては、
たまたま劇場公開中の作品で、
観たい映画が割れて、
一人で観ることになっただけですが、

(映画館までは一緒に行き、
 別々の映画を観た)

それ以外の作品は、
一人の時に観ました。

『ナイト・オン・ザ・プラネット』
『四月物語』
『PERFECT BLUE』
『裏切りのサーカス』

ホント、自分で選んでおいて
なんですが、
これらを選んだ自分、
いいセンスしていると思います。

メジャー過ぎない、
隠れた名作的なものが
選ばれていますね。

たぶん、私が独り身だったら、
こういう映画ばかり
観ているでしょう。

もちろん、
はずすことも
あるんですけどね。

私も観た映画を
片っ端からここで
紹介しているわけじゃないんです。

「これはぜひともみなさんに
 知ってほしい!」
と思った作品だけを
ここで紹介したり、

妻にも勧めたりしています。
(厳選している)

ここに挙げた作品は、
『ゴールデンカムイ』を除き、
「妻には勧められない」
と思った作品です。

共通点を挙げるとすれば、

「私も未見なので、
 おもしろいかどうかわからない」

「内容が難しそう」

「ストーリーに重きを
 置いていなさそう」

といったところですかね。

もちろん、実際に観てみたら、
思っていたよりも
わかりやすい作品もあります。

この中で言えば、
『PERFECT BLUE』なんかは、
妻にも勧められそうですし、

『ナイト・オン・ザ・プラネット』
あたりも守備範囲を広げるうえでは、
いずれトライしてみても、
いい作品とも思います。

(また「飽きた」とか
 言われそうな
 気がしないでもないが(^^;)

『四月物語』は妻には
あまり勧めないですね。

たぶん、妻は、
こういうテンションが一定の
一見、無表情なドラマが
苦手だと思うんです。

『裏切りのサーカス』は、
渋すぎるし、
話も複雑なので、
勧めないですね。

ここまで、私と妻の
映画の好みの違いを
書いてきました。

こういう違いがあると、
夫婦仲が悪くなりそうな
気もしますが、

私たちはお互いの違いを
楽しめるゆるさがあるので、
あまり問題になりません。

むしろ、互いの違いを
理解しようとすることで、
自分自身の許容範囲も
広がっていく楽しさもあるので、

今も私が妻に
影響を与えることがあるし、
逆に私が妻に
影響を受けることもあるんですね。

何よりも、同じ作品を観た時に
「ものを感じる感性」が
私たち夫婦は似ていて、

「信頼できる」というか、
「安心できる」というか、
不思議な連帯感があります。

最近、それを強く感じたのは、
以前紹介した『ラム』
観た時です。

妻と私は多少好みも異なりますが、
「映像」を理解するうえでの
感覚的なところが
似ていて、

例えば、『ラム』は
極端にセリフが少ない作品で、

作品の中で意味深に出てきた
伏線が回収されないまま
終わる部分もあります。

これを「わからない」と言って、
「つまらない」と決めつけるのは、
やはり、初心者だと思うんですね。

私たちはそれぞれに
違うものを観てきていますが、
それなりにたくさんの
映画を観てきたので、

作品の「観かた」や
「楽しみ方」が
初心者とは違っているわけです。

私と妻のそういったところが
どの程度一致しているのか、
時々、不安に思うことも
あるんですが、

『ラム』のような
一風変わった作品を一緒に観ると、
やはり、同じところに
魅力を感じていたりするんです。

そして、妻もそれは
「わかる人にしかわからない」
と言います。

(『ラム』は、
 友人の○○ちゃんには
 勧められないと言う)

こういうことを認識できるのも、
同じ場所で同じものを
観てこそなのでしょうね。

私自身は、
一人で映画を楽しむのも
好きですが、

こうして二人で
映画を楽しむのも
いいものだなぁ
と改めて思います。

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