いっき82

1982年生まれ(♂)エンタメソムリエ。おもに、映画、本、音楽、テレビ番組、ゲームのレ…

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1982年生まれ(♂)エンタメソムリエ。おもに、映画、本、音楽、テレビ番組、ゲームのレビューやコラムを執筆。エッセイ、写真、詩も投稿します。

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記事一覧

固定された記事

「芸術性」「娯楽性」の違いについて

「芸術性」と「娯楽性」について 書きました。 これでもまだ抽象的だと思うので、 さらに具体的に書いていきます。 (ちなみに、こうして  具体化していくことによって…

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3か月前
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映画レビュー『シティ・オブ・エンジェル』(1998)天使が人間に恋をしたら

ニコラス・ケイジが演じた 天使の物語'87年に公開された ヴィム・ヴェンダース監督の映画 『ベルリン・天使の詩』の リメイク作品です。 原作は観たことがありません。 …

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2時間前
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映画レビュー『ゴジラ-1.0』(2023)これぞ王道のゴジラ!

これぞ王道のゴジラ!アカデミー賞視覚効果賞を 受賞した話題作で、 山崎貴監督の作品も好きなので、 劇場で観ようか迷っていたのですが、 結局、配信で観ることになりま…

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1日前
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ゲームレビュー『ピクミン』(2001)ピクミンの命はあなたの腕に

CMソングもヒットした初代『ピクミン』『ピクミン』を遊んだことがない方でも、 この CM を覚えている方は 多いのではないでしょうか。 '01年にゲームキューブで発売され…

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2日前
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好きな邦楽100(30-21)

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) …

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3日前
21

好きな邦楽100(40-31)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前…

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4日前
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チャップリンの魅力の秘密にせまる(キートンとの比較から)

※3500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 チャップリンについて 書いてきました。 まだ5本程度しか観ていないので、 浅い論…

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5日前
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チャップリンはじめました

引き続きチャップリンのことを 書いていきます。 私がゴールデンウィーク中に観た チャップリンの作品を 以下に挙げます。 (鑑賞した順) 『担え銃』以外は、 U-NEXT に…

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6日前
34

100年前の作品にハマるきっかけ~チャップリンの配信開始~

チャップリンの映画 『キッド』のレビューを 書きました。 レビューの中にも 書いたように、 ゴールデンウィーク中は、 チャップリンの映画を いくつか観ることが できた…

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7日前
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映画レビュー『キッド』(1921)「かわいい」は武器である

チャップリンが はじめて手掛けた長編作品ゴールデンウィーク中は、 チャップリンの映画を いくつか観ました。 ここでは、 特に紹介したいと思った、 本作を取り上げます…

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8日前
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マンガレビュー『BLUE GIANT』石塚真一(2013~2016)たゆまぬ努力と何げない日常の積み重ね

おもしろくて一気に読んでしまった以前から読みたい と思っていたマンガでした。 本作はジャズを 主題にした作品で、 昨年はアニメ映画化もしました。 映像で観るべきか…

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9日前
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音楽レビュー『Works』Keith Jarrett(1985)一言ではまとめきれない音楽性の幅広さ

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 ECM を代表するアーティスト以前、別のレビュー記事でも 書きましたが、 最近、ECM …

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10日前
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好きな邦楽100(50-41)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前…

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11日前
26

映像が好きだからこそ、厳しく見る場合もある

前回の記事では 「作り手目線に近づく楽しさ」 と題して、 私がさまざまな映像作品を 観てきた結果、 作り手の目線に近づくことが できたという話を書きました。 誤解を…

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12日前
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作り手目線に近づく楽しさ

※3000字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 20代の頃に観た映像の話から 有料記事を書かせてもらいました。 この記事にも書き…

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13日前
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自分が「映像重視」であることを自覚した話

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 今でこそ、映画やドラマに関して、 自分が「映像重視」であることを 自覚しています…

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いっき82
2週間前
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固定された記事

「芸術性」「娯楽性」の違いについて

「芸術性」と「娯楽性」について 書きました。 これでもまだ抽象的だと思うので、 さらに具体的に書いていきます。 (ちなみに、こうして  具体化していくことによって、  どんどん芸術性は薄まる(^^;) 記事の中で、 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 (以下『BTF』) 『ラム/Lam』の 二つの作品を挙げました。 二つの作品は なんの関連性もないですが、 「映画」というジャンルの中で、 つながっています。 初心者にお勧めするなら 『BTF』 上級者にお勧めする

映画レビュー『シティ・オブ・エンジェル』(1998)天使が人間に恋をしたら

ニコラス・ケイジが演じた 天使の物語'87年に公開された ヴィム・ヴェンダース監督の映画 『ベルリン・天使の詩』の リメイク作品です。 原作は観たことがありません。 主演を務める ニコラス・ケイジが好きで、 彼の出演作品は 結構、観たつもりですが、 これは観ていませんでした。 「ニコラス・ケイジが 天使を演じている」というので、 以前から気になっていたのですが、 ようやく観ることができました。 天使が人間に恋をしたら主人公のセスは、 (ニコラス・ケイジ) 人々を見

映画レビュー『ゴジラ-1.0』(2023)これぞ王道のゴジラ!

これぞ王道のゴジラ!アカデミー賞視覚効果賞を 受賞した話題作で、 山崎貴監督の作品も好きなので、 劇場で観ようか迷っていたのですが、 結局、配信で観ることになりました。 今年は『シン・ゴジラ』も観て、 あの作品も傑作でしたが、 『ゴジラ』の王道、本命は こちらの作品だと思いました。 その昔、『ゴジラ』に 夢中になった方も、 『ゴジラ』は観たことがない という方でも、 安心して楽しめる 作品になっています。 難しいところは一切ないですし、 かと言って、ただおもしろい

ゲームレビュー『ピクミン』(2001)ピクミンの命はあなたの腕に

CMソングもヒットした初代『ピクミン』『ピクミン』を遊んだことがない方でも、 この CM を覚えている方は 多いのではないでしょうか。 '01年にゲームキューブで発売された 初代『ピクミン』の CM です。 この CM で使われた『愛のうた』は、 ソフト以上に売れ、 90万枚のヒットを記録しました。 (初代『ピクミン』の  国内売上本数は56万本程度) このかわいらしくも、 「食べられる」という衝撃的な歌詞が なんとも印象的で、 私もずっと覚えていました。 しかし

好きな邦楽100(30-21)

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前回の記事はこちら 30.失意のダウンタウン/久保田利伸('86)はじめて聴いた歳:6歳頃('89年頃) 久保田利伸のデビューシングルです。私がまだ1ケタの歳の頃、母親がこの頃の久保田利伸を聴いており、子どもの頃から「い

好きな邦楽100(40-31)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前回の記事はこちら 40.I BELIEVE/45('09)はじめて聴いた歳:36歳('19年) 73、46.に引き続き、45のランクインです。一応、日本人が手掛けたトラックなので、邦楽扱いしていますが、歌っているのはニューヨークのシンガーなので、本場の R&B という感じですね。ベース、ドラムをはじめ、バッ

チャップリンの魅力の秘密にせまる(キートンとの比較から)

※3500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 チャップリンについて 書いてきました。 まだ5本程度しか観ていないので、 浅い論考になるかもしれませんが、 チャップリン作品を観て 私が感じたことを書いておきます。 なお、チャップリンだけを観ていては、 その良さを語ることができないとも思い、 同時代に活躍した バスター・キートンの映画も 観てみました。 キートンもチャップリンと同じく サイレント期に活躍した コメディアンです。

チャップリンはじめました

引き続きチャップリンのことを 書いていきます。 私がゴールデンウィーク中に観た チャップリンの作品を 以下に挙げます。 (鑑賞した順) 『担え銃』以外は、 U-NEXT に加入すれば 課金なしで観ることができます。 『担え銃』は AmazonPrime で 観ました。 (この作品だけが無料で観られる) ※アマプラでは、  他のチャップリン作品も  配信されているが、  別プランへの加入が必要。 ここからは 一つひとつの作品について、 書いてきましょう。 『サニーサ

100年前の作品にハマるきっかけ~チャップリンの配信開始~

チャップリンの映画 『キッド』のレビューを 書きました。 レビューの中にも 書いたように、 ゴールデンウィーク中は、 チャップリンの映画を いくつか観ることが できたんですよね。 なぜ、今、私が チャップリンに 夢中になっているのかというと、 一番のきっかけは 以前も紹介した本を 読んだことです。 しかし、この本と 出合ったのも偶然なんです。 その少し前に、 仲のいい先輩とご飯を 食べに行った時がありまして、 その時になんのきっかけかは 忘れましたが、 チャップ

映画レビュー『キッド』(1921)「かわいい」は武器である

チャップリンが はじめて手掛けた長編作品ゴールデンウィーク中は、 チャップリンの映画を いくつか観ました。 ここでは、 特に紹介したいと思った、 本作を取り上げます。 『キッド』はチャップリンが はじめて手掛けた長編映画です。 本作を観る前に、 この前後に発表された 短めの作品もいくつか観ました。 それらも大変おもしろかったのですが、 (なんせ、私がチャップリンを  観るのが二十数年振り) チャップリン的には、 スランプの時期にあったらしく、 アイディアの枯渇に

マンガレビュー『BLUE GIANT』石塚真一(2013~2016)たゆまぬ努力と何げない日常の積み重ね

おもしろくて一気に読んでしまった以前から読みたい と思っていたマンガでした。 本作はジャズを 主題にした作品で、 昨年はアニメ映画化もしました。 映像で観るべきか、 本で読むべきか、おおいに悩みつつ、 マンガの方を読むことにしたのです。 実際に読んでみると、 想像以上のおもしろさで、 一気に全10巻を 読み終えてしまいました。 一体、本作のどこがおもしろく、 そこまで惹きつけられたのか、 考えてみます。 若者が掲げた夢は 世界一のサックスプレイヤー本作は2013~

音楽レビュー『Works』Keith Jarrett(1985)一言ではまとめきれない音楽性の幅広さ

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 ECM を代表するアーティスト以前、別のレビュー記事でも 書きましたが、 最近、ECM レコードの音源に ハマっています。 しばらく洋楽の紹介は、 ECM レコードの作品が続きそうです。 今回、紹介するのはベスト盤です。 私は普段、あまりベスト盤は 取り上げないのですが、 知識のなさゆえにベスト盤を 選んでしまいました。 キース・ジャレットは、 アメリカ出身のジャズピアニストで、

好きな邦楽100(50-41)

好きな邦楽の曲を100曲選びました。 (マイルール:同じアーティストは3曲まで) 昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。 ▼前回の記事はこちら 50.今夜はブギー・バック(smooth rap)/スチャダラパー feat. 小沢健二('94)はじめて聴いた歳:36歳('19年) この曲をはじめて知ったのは、竹中直人のカバーバージョンでした(ワタナベイビーとの共同名義。'06年発表)。オザケンとスチャダラパーがコラボしていたのは知ら

映像が好きだからこそ、厳しく見る場合もある

前回の記事では 「作り手目線に近づく楽しさ」 と題して、 私がさまざまな映像作品を 観てきた結果、 作り手の目線に近づくことが できたという話を書きました。 誤解を与えるかもしれない とも思うので、 引き続き「映像」のことを書きます。 過去に何度も書いていますが、 私は映像にはうるさい方だと思います。 「うるさい」と言っても、 なんでも凝っていればいい というわけでもなく、 割とスタンダードな形で 編集された映像の魅力も わかっているつもりです。 スタンリー・キュ

作り手目線に近づく楽しさ

※3000字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 20代の頃に観た映像の話から 有料記事を書かせてもらいました。 この記事にも書きましたが、 作品の良し悪しを見抜くには、 いいものだけを観ていればいい というものでもないんですよね。 映画は何百人もの スタッフを動員して、 時には何億ものお金をかけ、 じっくり時間をかけて 作られるものなので、 上等なものになるのは、 当然と言えば当然のことなのです。 そっちの世界を いくら知っ

自分が「映像重視」であることを自覚した話

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 今でこそ、映画やドラマに関して、 自分が「映像重視」であることを 自覚していますが、 昔は、そうでもなかったかもしれないし、 いつの間にかそんな風に なっていました。 この記事では、私がどういう時に 自分が「映像重視」であることを 自覚したのか記事にします。 ちなみに、この話は妻以外の人に したことがありません。 こんなことを話す機会もないですし、 人に引かれたら嫌だなぁと思い、

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