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言語芸術とテクノロジーカルチャー

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テクノロジーカルチャー・セッション 第13回 ゲスト:藤吉香帆さん

藤吉香帆さんへの公開インタビューを行いました。 2024年5月28日(火)22:00-22:35 スペースにて 開催趣旨と過去の記録はこちらのマガジンから。 藤吉香帆さんについてセツナクリエイション代表、クリエイティブディレクター デジタルハリウッド大学(DHU)では映像制作の先生として科目も担当いただいています。 Xアカウント: https://twitter.com/kahofujiyoshi こちらはご一緒したお仕事のひとつ、FLOW DHU。 お聞きしたこ

代官山蔦屋書店にて選書フェア開催中です

代官山蔦屋書店 1号館にて、『フルトラッキング・プリンセサイザ』(以下 フルトラP)刊行記念として本書とともに池谷の選書した書籍を並べた棚を設置していただきました。 フルトラPの関連書籍や、影響を受けた作家の本を選びました。小説に限らず、戯曲(野田秀樹)、人文書、ビジネス書、技術書など幅広くリストアップしました。 『Q/フェイクスピア』野田秀樹 『贋作 桜の森の満開の下/足跡姫: 時代錯誤冬幽霊』野田秀樹 『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』小川さやか

近況と告知 ねこによろしく(4)

近況と告知です(2024/04/12) こちらは前回のnote記事インタビューや、作品を取り上げていただいた文芸誌の記事について近況の報告をしました。 その後、『小説TRIPPER 2023年冬号』の文芸季評で、中村真理子さん(朝日新聞社 文化部次長)に「フルトラッキング・プリンセサイザ」を取り上げていただいたことにも気づきました。(大原鉄平さん、林芙美子文学賞受賞おめでとうございます!) 近況と告知小説『フルトラッキング・プリンセサイザ』発売告知 第5回ことばと新人

フルトラPジェネレータ/うつヰが居る風景

GPTs:DALL-E3 on ChatGPT4 フルトラPジェネレータ/うつヰが居る風景 フルトラPジェネレータ2/うつヰと黒猫が居る風景 (調整中)フルトラPジェネレータ3/ポラロイド ※「フルトラッキング・プリンセサイザ」とは 生成サンプル(調整プロセス順)後に行くほど新しい画像で、最後のものがGPTsの最新の状態で生成したもの。 プロトタイプ 公開版1号 公開版2号 プロタイプ 公開版2号 服と要素配分の調整 公開版2号(現在のバージョン) 演出調整

近況と告知 ねこによろしく(3)

近況と告知です(2024/02/08) こちらは前回のnote記事講談社が運営する文芸メディア「tree」の「この新人賞受賞作がスゴい!」という連載で、作品を取り上げていただいたことなどを報告しました。 さて、前回悩んでいた近況報告用note記事のタイトルに、毎度の締め文句「ねこによろしく」を掲げました。松谷みよ子さんのオバケちゃんシリーズにあやかっています。 今回の近況報告「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」(好書好日) 好書好日の人気連載「小説家になり

私が書きたい小説

今後はどんな小説を書きたいのか、という質問をいただくことがあります。 今の私にとって、その質問に答えることは、小説を書く理由を説明することでもあります。また、”どんな”を通じて果たそうとする目的の説明をすることでもあります。理由であり目的であり、ただそうしたい「次の一作」があるから、というだけのことなのですが、そうやって思っていることをああだこうだと話しているうちに、ちゃんと答えたのだかどうだか分からなくなってしまうのでした。 だいたい”思っている”というのはどういうこと

近況と告知 2024年1月

今までnoteでは、仕事のプロジェクトの節目であったり、掌編や猫との暮らしの振り返りなど、記事として一応はページごとに読めるものをアップしてきたのですが、流れていく出来事や情報を、告知とともにまとめておく必要というか動機も生まれてきたので、時々で近況を載せていこうと思ったのでした。 こちらは前回のnote記事渋谷のラジオ「BOOK READING CLUB」や『文學界』新人小説月評で「フルトラッキング・プリンセサイザ」(約150枚の中編小説。第5回ことばと新人賞受賞)を取り

『文學界』新人小説月評/イベント告知

先日、宮崎智之さんにラジオで作品を紹介していただき、とても嬉しかったです。プロの読み手の視点や分かりやすい解説に感激した次第です。(Spotify、ApplePodcastでアーカイブ配信されています) さて、12/7に発売された『文學界』2024年1月号の新人小説月評で、「フルトラッキング・プリンセサイザ」を取り上げていただきました。 勤務先の最寄り書店である丸善の店頭で手に取った時は緊張しました。 渡邊英理さんには多くの字数を割いて評していただき、たいへん有り難く思

「ことばと新人賞」を受賞しました

先日、第5回ことばと新人賞を受賞しました。 「ことばと新人賞」は書肆侃侃房が主催する賞で、文学ムック「ことばと」に受賞作が掲載されます。現在は、江國香織さん、 滝口悠生さん、豊﨑由美さん、 山下澄人さんと、ことばと編集長の佐々木敦さんが選考委員を務めています。 また、来年には、単行本(単著)が刊行される予定です。このnote記事を読んでいる方に、いつかお手に取っていただけるよう、これから頑張って参ります。 さてこの度、受賞作、受賞のことば、選考座談会、が掲載される「こと

テクノロジーカルチャー・セッション 第11回 ゲスト:山野弘樹さん

山野弘樹さんへの公開インタビューを行いました。 2023年6月29日(木)20:00-20:30 Twitterスペースにて 開催趣旨と過去の記録はこちらのマガジンから。 山野弘樹さんについて山野弘樹/東京大学大学院博士課程 ・現代フランス哲学の研究――「物語」の哲学 ・リクール「物語論」の実践的応用――「教育論」および「組織論」への展開 ・研究成果のアウトリーチ活動――"Philosophy for Everyone"という理念 ・アウトリーチ活動としての「VTub

テクノロジーカルチャー・セッション 第10回 ゲスト:鈴木由信さん

鈴木由信さんへの公開インタビューを行いました。 2023年4月26日(水)12:00-12:30 Twitterスペースにて 開催趣旨と過去の記録はこちらのマガジンから。 鈴木由信さんについてプロフィール 「DATSU」 電力自給型&低消費電力なNFTビューア機能を兼ねたハードウェアウォレットを開発するプロジェクト お聞きしたことこんな質問をしました。 ・これまでの歩み(キャリア、IAMASでの学びなど) ・ハードウェアウォレット開発プロジェクト「DATSU」

テクノロジーカルチャー・セッション 第9回 ゲスト:平松レイナさん

いたずらクリエイティブ集団 UROのプランナー、 平松レイナさんへの公開インタビューを行いました。 2023年3月16日(木)18:00-18:30 Twitterスペースにて 開催趣旨と過去の記録はこちらのマガジンから。 平松レイナさんについていたずらクリエイティブ集団 UROの「にやにや担当」 Twitter お聞きしたことこんな質問をしました。 ・これまでの活動を教えてください ・いま最も力を注いでいることを教えてください ・テクノロジーカルチャー、と

可も泣く、不可も泣く -野田秀樹 解散後全戯曲から好きな台詞を紹介します

大好きな野田秀樹の戯曲について紹介します。 夢の遊眠社という劇団を解散した後の、「NODA-MAP(野田地図)」として上演された作品を収めた戯曲集を全て読み直して、好きな台詞を3つずつ挙げました。 私自身が普段、よく引用、参照するので自分のためのメモという意味合いが強いです。そのため、感想や解釈を加えて書くものではありません。版元の書籍ページへのリンクを貼っていくので、気になる戯曲集があったらそちらで詳細を見ていただければ嬉しいです。 言語芸術の一形態として、詩や歌集を

テクノロジーカルチャー・セッション 第8回 ゲスト:Bluemoさん

現在コロンビア大学に在籍中で、コンピュータサイエンスと哲学を学んでいるBluemoさんへの公開インタビューを行いました。 2023年2月24日(金)14:00-14:30 Twitterスペースにて 開催趣旨と過去の記録はこちらのマガジンから。 BluemoさんについてScrapboxの自己紹介ページ セッションの中でも触れましたが、Scrapboxというツールの特徴と、Bluemoさんのアウトプットの魅力には通じるものがあるように感じます。 私がBluemoさんを