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[Album] Digital Twin 〜AIと一緒に作った楽曲解説〜

昨年末からSUNO AIをメインで使いながら、色々とお試ししながら曲を作ってきて、アルバムになるくらいまとまったので、まとめておこう。

SUNO AIを使った楽曲の作り方については↓で。

まず、このアルバムを制作するために作った時間は940分!1回の生成で約1分できるので、単純に940回生成(SUNO AIだと1回で2個同時にできるので半分としても470回)。たくさんガチャ回したなー。DAWやった方が早い人いるんじゃないかなー。

では、アルバムをまとめていきます。


Album Title:Digital Twin

Digital Twin。現実とデジタルが対になっていること。現実の情報を集めて、仮想空間上で構築したりシミュレーションしたり。。。
このアルバムでは、そんな2つの事象・存在・融合というテーマで作ってみました。現実とヴァーチャル、都会と孤独、今と昔、男性と女性・・・

  1. digital twin?

  2. High-du-ma

  3. HIKARU Du Du Hi

  4. future Path

  5. monkey-hide!!

  6. 脈動

  7. MOON Light Swim

  8. Generations

  9. Hi-du-ma

  10. MOON LIGHT SPLASH!

  11. デジタルツイン

では、曲について

1. digital twin? と 11. デジタルツイン

だんだんとリアルとバーチャルの垣根がなくなる世界を表現。人とロボット、情報端末が当たり前に使われている世界。 いままではSNSなどでリアルとデジタルの世界を使い分けてきた私。ガラス(情報端末)の向こうにいる自分とどちらが本当の自分なのかわからなくなってくる。

一方、ガラス(情報端末)の向こう側にいる私の視点で表現。ガラスの向こう側から見ると、現実の世界で悩んでいる私がもどかしい。早くこっちの世界に来てほしい。一緒にいたい。どんな形になっても。

2.High-du-ma と 9.Hi-du-ma

「Hi-du-ma」なんなのかわからないけど、突然空からワードが降ってきた。ので、その時の感覚で作ってみた。「Hi-du-ma」のイメージ想像。エネルギッシュで情熱的、なんかラティーナで、高速で回り続ける男女。
男性と女性で同じ歌詞。だけど、曲を変えてチャレンジしてみた。

4. future path と 6. 脈動

まだみたことのない世界へ旅立つ人たちの歌。都会の中で、不安はありながらもどんどん前に向かって進む前向きな歌。 大都会に単独で何も持たずに乗り込むイメージ。そんな中で、未来へのpass(小さな道) と path(生き方、キャリア)を見つける。

多くの人の群れの中で佇む主人公。 どんどん人と人の繋がりが電子化していき、人の流れが情報の流れに置き換わっていく。その中でなかなかその流れに乗れない、乗りたいけどどう乗ったらいいのかわからない。そんな中で、一つの光となる大切な人脈を見つける。 人の群れの流れとその中で湧き立つ焦りと衝動の脈動。

3. HIKARU Du Du Hi と 5.Monkey-hide!!

HIKARU Du Du Hi は、源氏物語の世界観を持ってきて新しく作ってみようと思った曲。このアルバムテーマではなく、トライ的に作ってみた曲。だけど、こんな日本の昔のお話をリニューして見るのも面白いなと思い、新しく、Monkey-hideを作った。hide=豊臣秀吉。AIに歌ってもらったらhide=ハイドになってしまったけど、かっこいいのでハイドで作り通した。

7. MOON Light Swim と 10. MOON LIGHT SPLASH!

この曲は、実はJAXAの小型月着陸実証機SLIMの中継を見ながら作っていった曲。中継を見てたら、中継は途絶えるわ、インタビューは始まらないわで、「遠くに行った人のことを思い、月を眺めている。早く月から迎えがきて欲しいなということを込めた歌。」がMOON Light Swim。
SLIMの中にはさらに小さな月面探査ロボットが2台入っていて、着陸寸前に飛び出した(この時はその安否もわかっていなかったけど)。このロボットたちが、飛び出して行って、月面を探査している姿と、早く中継始まらないかなーーー画像送ってくれないかなーーーって思って作ったのがMOON LIGHT SPLASH!

8. Generations

世代を超えたつながりと進化をテーマにして、ボーカルをVOCALOIDぽく歌ってもらった。新しい世代、このAIと一緒に楽曲を創造するように、人の文化の連続性はありながらも、新しい働き方、多様性のある豊かな生活、人々と人とAIも繋がっていく生きがいがある世界になったらいいな。そんな世界を作っていきたいな。

まとめ

AIと一緒にこれだけ活動をしたのは初めて。作業の効率は上がっているんだろうけど、自分作りたいイメージを固めながら、言うことを聞いてくれないAIに説明する(プロンプトを書いたり、何回も生成してみたり・・・)というのは、やっぱり物凄くパワーは必要。でも、そこまでやったからこそ、結果的に、自分で納得できるものになったと思います。(プロが見たら知らんけど、自分が納得してるのでまずは良し)
DAWでぽちぽちしていくのもいいし、自分の思い通りになるけど、AIと一緒にやることで、メロディのアイデアとかフレーズとか、自分の持っている範囲を大幅超えて、たくさん気がつくこともあるので楽しい!

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