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自分のルーツを知る


今年のGWは家族旅行してきた。
今回はこの家族旅行の出来事を書こうと思う。
本日も宜しくお願いします。

ルーツを知るとは

親孝行って何?って考える
でもそれを考えようとすることがもう
親孝行なのかもしれない

チキンライス/浜田雅功と槙原敬之 歌詞の冒頭

先日のGWに、両親/兄家族と旅行に行ってきた。きっかけは今年の正月、酔っ払った親父が「皆んなにワシが育った場所を見せたい」という一言である。
そこから日程調整、打合せ、各種予約、子供達の体調管理を整えて予定通り全員参加で行ってきた。2泊3日。

今回の旅行のテーマは『ルーツを知る』。

両親とも離島出身だ。
中々会えない親戚の家、お墓、実家等両親が行きたい場所を巡ってきた。
小学校の夏休み以来の場所もあり懐かしく思ったが、それ以上に両親が喜んでいたのが印象的だった。

自然が豊富で娯楽施設も無い島。
島には中学校までしか無いため、親父が生活したのも15歳まで。
ちょうど訪れた日が地域運動会が開催されていて、皆んな家を留守にして参加していた。
手作りの運動会。
子供がパン食い競争して周りの大人が盛り上げていた。
親父もそこで友人と再会でき嬉しそうに握手していたな。
昔からずっと続いている運動会らしい。きっと親父も赤子の頃から、祖母に抱っこされて参加していたのだろう。

親父が育った家は古くなり昨年取り壊した。木造の家。
行ってみると台所箇所の一部は残っていた。屋根や壁もなく剥き出しの台所。
アルバムや表札も出てきた。
私にとって小学校の夏休みによく訪ねた思い出の家。ココ10年以上誰も住んでいないから、家が痛むのは早かったらしい。きっと家も寂しかったんだろうな。
その跡地で全員で記念撮影。

そして先祖のお墓へ。
登山のように山の中へ。ぽつんとあったが大きくて堂々としていた。歴史を感じる立派なお墓だった。
最近は誰も来ていなかったかもしれない。
申し訳気持ちとまた必ず来ますと伝えた。
線香あげて皆んなで手を合わせて親父が思い出を語る。
会ったことも写真も見たことが無い親父の祖父母の話や昔の生活スタイル。
取り壊された家から出てきた表札もお墓に置いてきた。

帰りのフェリーの時間を気にしながらギリギリまで父が行きたいところを周った。
最後まで親父は楽しそうにしていた。

この島に親父はあと何回来れるだろう。

もしかしたら親父は今回が最後になるかも知れないと覚悟していたかもしれない。
2泊3日、一緒に過ごしてたくさん話を聞いて、ルーツを確認出来た。
きっと兄と私への引継ぎも兼ねた旅行だったのだろう。
もしかしたらルーツを引き継ぐまでが子育てなのかもしれない。

帰ってきたらその日の夜、酔っ払った親父から「有難う、楽しかった」と電話があった。
旅行段取りは大変だったが喜んでもらえて安心した。

このように歴史は繋がっていくんだろうな。
また色々計画するかな。

娘達はきっと何も覚えていないだろう。
今回聞いた話を娘達が大きくなったらしようと思う。
できれば旅行をしながら現地を周りながら。
できれば娘の子供と3世代で。

今回の旅行費は全て親父持ち。
親父もイケオジだったか。

少しは親孝行できたかな。

押忍。
peace。

久しぶりの飛行機にテンション上がる娘
お墓まで道のり。
開放的な道がずっと続く。

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