【どうしていつまで経っても歌や演奏が上手くならないの?】

以前ある生徒さんにこう言われました。「今まで他のところで6年間、歌を習ってきたのですが、どうしても上手くならない、というか自信がつかないんです…」と。。
僕はその生徒さんを15分カウンセリングし、あることがハッキリ判りました。それは、彼女自身が、そのスクールに通い始めたころから『音楽を楽しめてない。』ということが。。

では、どうして歌を、音楽を、楽しめなくなってしまったのでしょうか?
答えは簡単です。今までの講師がその“生徒さんの良い部分(音楽的個性)を、隠れた細部まで見つけられてなかったから”です。
(※ 音楽的個性 = その人の中で音楽的要素で特化した良い部分のこと)

そもそも、音楽って何のためにあるんでしょうか?
僕が考える音楽の存在理由は、
① 慣習や文化の伝達のため(5%)
② 恋愛表現(50%)
③ 癒し or 楽しむもの(45%)
だと考えます。

①は例えば国歌とか、地域で脈々と伝えられてきた歌やダンスなどで、その内容は、掟とか村で禁じたこととか、または何かを作成する内容を記した歌、宗教音楽の一部など、、その音楽は基本は厳格に守られ、表現されてきたものだと思います。
②はいわゆるLOVE SONGですね。
③はお母さんの子守唄や収穫祭などでみんなで楽しむ歌やダンスとか、もしくは病気が良くなると信じられ歌われてきた音楽もあるかもしれません。。そういう音楽などのことです。

で、②③は現代で言うところの、ポピュラリティーを必要とする音楽のことだと思います。全ての音楽のほとんどがこれですね!

さてさて話を戻します。
歌や演奏を教える講師って、どの音楽を生徒さんに教えているんでしょう?厳格な①ですか?
まあ、①なら基本はしっかりその音楽を伝導させていかないといけないわけですから、厳しく指導するのは当たり前でしょう。無論、そこに楽しさなんて必要なくてもいいんでしょうね。
でも、①の音楽をレッスンすることって、そんなにあります??ほとんどが②か③ですよね!?①なんて、僕は約20年生徒さんを診てきましたが、国歌を上手く歌えるようになりたいって生徒さんは1名しかいませんでしたけど…(笑)

ということは、②や③の音楽には厳格さとか、相手が厳しいと思うレッスンとか要らないんですよ。というか、あってはダメです。表現する側に悪影響を与えてしまい、LOVE SONGを歌うとか、癒してあげたい歌を歌いたいとか演奏したいとか、等の本人が楽しめてない音楽が、そもそも相手に伝わる表現ができるわけがありません!
その音楽を伝えて、より素晴らしいものを共に作っていくためには、講師も生徒も互いに楽しめてないと、②や③の音楽が生まれるわけがありません!

では、どうしたら講師は生徒さんをより楽しんでもらえながら、尚かつスキルを上達させる近道を導くことができるようになるのでしょうか?

そんなモン簡単ですよ!
一人の人間の中(生徒さんの中)で、良い部分をガツガツ、どんどん、隠れたところも、更に奥深くの素敵な部分を、できるだけいっぱい、いかに多く見つけてあげて、それを伸ばし、楽しんでもらいながら苦手な部分ですらも、本人が自ら進んで努力したくなるようなほど、楽しませながら、一緒に楽しい音楽を奏でられるようにレッスンしていけばいいんですよ。

僕はその生徒さんの素晴らしいところ、特化した音楽性を様々な観点から見つけ、お伝えし、
それがどう素晴らしいのかを理解してもらうためのレッスンを行い、結果として、自分の音楽性がどうなのか、どこが特化してて素晴らしいのか、ということを知ってもらったことで、その生徒さんは、【自分を信じて演奏することができるようになった】=【自分を好きになった】となりました。

賛否両論あるかとは思いますが、僕はどんな生徒さんも絶対に見捨てません。
えっ?どうしてそんなことができるのかって?それは誰にも、どんな人にも当てはまるメソッドがあるからです。
どんな人にも、音楽的素晴らしい素質を必ず複数持っていて、それを見つけることができるからです。だって、良いところを持っていない人は存在しませんから…。

「やる気が無いなら帰りなさい!」とか言う講師がいますよね?
僕からしたら、「やる気を無くさせたのはお前のせいだろ!お前が帰れボケ!!」と思いますが。
あっ、最後は余計でしたね、、失礼しました(^^;)

読んでくださり、ありがとうございました。m(_ _)m

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