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【僕が教師を辞めたわけ①】〜まずは自分を満たす〜

こんにちは。元教員で、今はみんなが生きやすいコミュニティ『村』を創っている池ちゃんです。多くの人にこのブログを読んでもらい、励ましの言葉や共感のメッセージを頂いています。本当に有難うございます。

過去の記事
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さて、今回の記事は、『僕が教師を辞めたわけ』について語ります。


●伝えたい人●
 現在の生き方(特に仕事)に疑問を抱いている人

●伝えたいメッセージ●
 自分が作り出している壁を自分で突破するためのコツ


僕は、27歳から「学校」という職場で仕事をし始めました。それは中学生時代に、自分自身に誓った夢を叶えるためでした。

詳しくはコチラの記事に書いてあります。
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それまでの教師人生で、僕は順当に様々な経験をさせてもらいました。夢であった卓球部の顧問になることができ、生徒たちを関東大会に連れていく。これが14歳からの夢であり、これを20年かけて達成したのでした。

しかし、その道は平坦なものではありませんでした。何かの成果を得るためには、世間や常識とは違ったことをやることが必要なんだと思い知りました。

例えば、部活動で選手たちのポテンシャルを最大限発揮するためにはメンタルトレーニングが欠かせません。やり方は様々あるとは思いますが、僕は脳科学を駆使したアファメーションを取り入れました。

具体的には、在りたい未来を想像し、そのイメージトレーニングの習慣化をするために、毎朝同じ曲を聴いて瞑想をするという方法です。

短い部活動の時間の中で、最大限能力を引き出し、出したい結果を思い通りに出す。この経験を通して、子どもたちに引退後も人生を切り拓いてもらいたい。そんな思いで顧問時代を過ごしていました。

もちろん、そんなことを取り入れている顧問は他にはいませんし、「イメージが大切だ」「在りたい未来を掴み取る」なんて言葉はそれを体験したことのない人からはまやかしやインチキのように受け取られることもありました。

「そんな宗教みたいなことはやめてください」
「他の学校がやってないことはやめてください」「先生、普通はそんなことやりませんよ」

深く関係する方々からこのような言葉を頂くたびに、僕の心は揺らぎました。

「やっぱりやめた方がいいかな。周りに合わせた方がいいかな。」と弱気な心が顔を出してきます。でも、それはただの「保身」であって、「変な人だと思われたくない」という周囲の人の目を気にする弱い心の声だったのでした。


こういう心の声を聞いたことは、誰にでもあることだと思います。僕自身も、それで何度もアイデアを封印してはお蔵入りにしてきました。本当は違うんだ。納得いってないんだ。という違和感と共に。

ほとんどの場合、この違和感はザラついた感情を伴うので、無かったことにしたがります。一番手っ取り早いのは、環境や人のせいにするという方法です。

それは実に巧妙なやり方で、自分の心の声が押さえつけにきます。

チームワークを乱してはいけない
周りのために我慢しなければならない
お前のわがままで人を傷つけることになるぞ

こうして、
「やってみたい」という気持ちは、
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「やらない方がいい」に変わり、
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「やってはならない」となる。

そこで、あえてあなたの心のドアをノックします。

「本当にそれでいいのですか?」
「あなたは他人の目を気にして生きていくのですか?」

あなたがやりたいことを我慢することが、実は周りに迷惑をかけているのかもしれないのです。だってそれは、他人にも、自分にも嘘をついて生きているのだから。

ここまで読んで、ザワザワとした気持ちが芽生えている人は、僕のメッセージがちゃんと届きつつある人だと思っています。

少々必要な遠回りをしましたが、話を僕のエピソードに戻します。

何を隠そう、僕自身が自分に嘘をつき続けて生きてきました。周りの気分を害さないように、今何が求められているのかを探りながら器用に立ち回ろうとする。

誤解してほしくないのは、この生き方を全否定しているわけではないのです。これは立派な才能です。ただ、本当に心が喜んでやっているならばね、という話です。

では、どうやってこの心の鎖が解けたのかをお話ししましょう。それは、2020年のことです。

2020年といえば、コロナが発生し、世界にパンデミックが起きた年と記憶している人が多いと思います。しかし、僕はこのタイミングで人生を見直すきっかけを得ました。

2020年3月全国の学校が得体の知れないウイルス感染症の発生に慄き学校を閉鎖しました。例に違わず、僕の勤務していた公立中学校も休校することになりました。

ここでは、コロナの有無や賛否についての議論は横に置いておきます。

これまで仕事に没頭していた僕は、学校という職場で当たり前のようにやっていた業務ができなくなりました。まず生徒が学校に来ないのですから、通常行っていた業務のほとんどが成り立たなくなってしまいました。

やりたくても仕事ができない。
でも、薄々感じていたんです。
こんな機会ないぞ。思いっきり自分に時間が使えるじゃないか!と。

実は、2020年1月に入ってから、何やら学びたい意欲がムクムクと溢れ出しており、書籍や動画で、自己啓発や内観についての知識を読み漁っていたところにこの事態がやってきたのですから、僕にとっては水を得た魚でした。

1日16時間くらい働いている日々を過ごしていた僕にとって、自己成長に注ぎ込める時間が増えるのは願ってもないチャンスでした。

自己成長だけではありません。家族との時間や、休息、癒しの時間を作ることができたのです。そして、それらは全て自分の本来の生き方を見直すチャンスになったのです。

子どもの頃や、学生時代にも夏休みはありましたが、大人になってからこの時間を作ることができたのは自分にとっての最高のプレゼントでした。

この頃学んだ知識の中で、特に僕の心に残ったものがあります。それはシャンパンタワーの法則というものでした。

それまでの僕は、1段目の「自分」や2段目の「家族」を置き去りにして、3段目、4段目を満たそうとひたすらに奮闘していたのです。

誰かのために善い行いをすること自体は決して悪くはないです。ですが、大元のエネルギー源はどこにあるのか?それは「自分」なのです。

部活動や学校での仕事をしている時、僕は間違いなく「誰かのために」を念頭に置いていました。ですが、「それは本当に自分のやりたいことだったのか?」という問いかけに当時の僕はなんて答えていただろうか…

「休校」という、半ば強制的な環境の変化によって、僕は、3段目と4段目にエネルギーを注ぐことを一旦ストップして、1段目と2段目に集中するという機会を得ました。

・自分のやりたいことをすぐに叶えてやる
・ぼーっと自然に意識を向け美しさを愛でる
・家族とたっぷり時間を過ごし談笑する

当たり前のようで、なかなかできなかったこれらのことに全集中したことで、僕の中心軸から溢れ出るエネルギーはMAXになりました。

余談ですが、当時の職場で、何気なく鼻歌を歌いながらご機嫌にコピーをしていたら、若い同僚に言われました。

同「池田先生、なんだか最近楽しそうですね」
僕「うん。だって生きてて楽しいんだもん!」

一瞬「え?」と衝撃的な表情を浮かべていたのを今でも覚えています。自分の軸が定まっていると、いとも簡単に肯定的な言動が出てきます。そう、毎日がご機嫌に生きられるようになってくるのです。

この状態になってくると、シャンパンタワーの1段目「自分」のグラスはタプタプになり溢れ出てきます。そうなると、家族や友人、職場の人たちにもご機嫌に接することができるようになります。

そして、さらに次のステージに移行します。

それは、「社会貢献欲求」です。

こんなに満たされた僕なんだから、何かこのエネルギーを使って、世のため人のためになることをしたい!そんな気持ちが溢れ出てきたのです。

そこで、僕は2020年4月の新学期にある一大決心をすることになりました。休校に入って1ヶ月。僕は、中学2年生の担任から持ち上がって3年の担任になりました。

目に見えない不安や、先行きの分からない社会情勢のあおりを受けて、まだまだ休校が続いている真っ只中。僕は、現役教師でありながらYouTuberになることを決めたのです。

理由は単純明快で、子どもたちの不安を少しでも解消したかったから。それに、夢を叶えるための行動はこうやってやるんだよ、という姿を見せたかったからです。

多くの先生たちは、教育委員会の動きをただ待っていました。受験に必要だからと言って、分厚い宿題の束を生徒たちに配っていました。

でも、僕はその時思いました。
それは本当に必要か?
今何をすることが一番大切なんだ?

その問いの答えが、YouTuberになって動画で、顔と声と文字と図解で、思いを伝え励ますことに繋がりました。

2020年4月教員人生最後の春

これは動き出そうと決心した当時の僕です。若いですねぇ〜!頑張ってますねぇ〜w自分で言うのもなんですが、とても愛おしいです。

いかがだったでしょうか?

自分の生き方に疑問を抱いている人の多くは、自分じゃない何かのことにエネルギーを注ぎすぎているのではないでしょうか。

僕の半生をネタにしながら、そのような人が一歩踏み出すきっかけになれればと思い書いております。

ですが、やめた本当のわけには到達しませんでしたw今回は、それに至る前段階ということで、前編です。後編は、いよいよ核心に迫ります。

次回後編は、

・僕がいかに周囲の目を気にせず行動しまくったのか。
・安全地帯であったはずの学校という組織をどう抜け出していったのか。


について語っていきたいと思います。

最後まで読んでくれて有難うございます。
あなたの心に響く言葉を紡いでいきます。


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